座位での非麻痺側下肢運動が麻痺側大腿静脈血流を上昇させる機序の解明に向けた研究
座位での非麻痺側下肢運動が麻痺側大腿静脈血流を上昇させる機序の解明に向けた研究
批准号:
19K19550
负责人:
松岡 文三
金额:
$2.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2022-03-31
中文摘要
本研究では、座位での非麻痺側下肢の自動運動によって麻痺側下肢の静脈還流が増加する機序の一端を示すことを目的とした。2020年度は両側血流のプレ測定を開始した。しかし、課題として、2台のエコーを用いた同時測定は、測定部位のプローブ固定の問題や初期設定の超音波ビームの関係上、比較が困難であることが判明した。そこで、機器1台によって今まで困難であった一定運動負荷時での反対側評価を試みることとした。2021年度は健常若年者を対象として、データ収集を行った。測定機器は、足関節底背屈筋トルクの測定のために、端座位で測定する装置(底屈背屈筋力アタッチメント:T.K.K5811,竹井機器工業株式会社製)を長座位で測定ができるように改良したものとし右下肢に固定した。また、左膝窩静脈の血流速度測定のために、超音波診断装置(キャノンメディカルシステム社製:Viamoc100)を使用し、パルスドップラー法にて実施した。また、測定肢位は椅子にもたれ、両膝は伸展させベッド上に乗せた姿勢とし、測定時の背屈角度は-10度とした。運動課題は、右最大足関節底背屈筋力の80%の収縮(80%MVC)で5回反復を実施、次に右下肢伸展位挙上運動(SLR)を7回反復実施した。測定項目は、各運動中の左膝窩静脈の平均血流速度および最大血流速度として、比較をした。結果、SLRの最大血流速度で2.9±2.2cm/secから5.3±4.6 cm/secと有意な増大がみられた。今回の結果より、長座位でのSLRが80%MVCよりも反対側静脈還流を増大させる事が示唆された。そのため、臨床上、長座位で反対側静脈還流を増大させる際には、SLRが最も効果的であり、この運動は反対側の慢性静脈不全も予防する一助となることが考えられた。本研究結果は、第38回東海北陸理学療法学術大会(2022年10月開催)で発表予定である(エントリー済み)。
英文摘要
本研究では、座位での非麻痺側下肢の自動運動によって麻痺側下肢の静脈還流が増加する機序の一端を示すことを目的とした。2020年度は両側血流のプレ測定を開始した。しかし、課題として、2台のエコーを用いた同時測定は、測定部位のプローブ固定の問題や初期設定の超音波ビームの関係上、比較が困難であることが判明した。そこで、機器1台によって今まで困難であった一定運動負荷時での反対側評価を試みることとした。2021年度は健常若年者を対象として、データ収集を行った。測定機器は、足関節底背屈筋トルクの測定のために、端座位で測定する装置(底屈背屈筋力アタッチメント:T.K.K5811,竹井機器工業株式会社製)を長座位で測定ができるように改良したものとし右下肢に固定した。また、左膝窩静脈の血流速度測定のために、超音波診断装置(キャノンメディカルシステム社製:Viamoc100)を使用し、パルスドップラー法にて実施した。また、測定肢位は椅子にもたれ、両膝は伸展させベッド上に乗せた姿勢とし、測定時の背屈角度は-10度とした。運動課題は、右最大足関節底背屈筋力の80%の収縮(80%MVC)で5回反復を実施、次に右下肢伸展位挙上運動(SLR)を7回反復実施した。測定項目は、各運動中の左膝窩静脈の平均血流速度および最大血流速度として、比較をした。結果、SLRの最大血流速度で2.9±2.2cm/secから5.3±4.6 cm/secと有意な増大がみられた。今回の結果より、長座位でのSLRが80%MVCよりも反対側静脈還流を増大させる事が示唆された。そのため、臨床上、長座位で反対側静脈還流を増大させる際には、SLRが最も効果的であり、この運動は反対側の慢性静脈不全も予防する一助となることが考えられた。本研究結果は、第38回東海北陸理学療法学術大会(2022年10月開催)で発表予定である(エントリー済み)。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
長座位での一側下肢自動運動が反対側膝窩静脈血流に及ぼす影響について
久坐时单侧下肢自动运动对对侧腘静脉血流的影响
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[菅谷智一, 森千鶴, 佐藤聖一, 松岡文三]
通讯作者:
松岡文三