歴史研究の観点から見た現代アフリカの紛争

历史研究视角下的当代非洲冲突

• 批准号: 20H01407
• 负责人: 佐川 徹
• 金额: $ 10.73万
• 依托单位: Keio University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2023-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20H01407/
• 关键词: 紛争; 歴史; 平和構築; 民族間関係; アフリカ; 民族; 人の移動; マイノリティ集団; 歴史認識

2021年度は、文献調査と実地調査をとおして、2020年度に進めた研究をさらに深化させた。佐川は、東アフリカ牧畜社会における紛争と資源との関係について文献資料の解読をおこなうとともに、ガーナの都市部と農村部において先住者と移住者との間の食をめぐる葛藤に関する実地調査をおこなった。また、そのほかの分担者はいずれもそれぞれが対象とする各地域、つまり南スーダンとウガンダ、ジンバブエ、ナイジェリア、西アフリカの民族間関係やそれに関連した歴史意識に関して、さらなる検討を行った。くわえて、メンバーの問題意識を共有し、また研究課題のパースペクティヴをさらに広げるためのオンライン研究会を、二回実施した。一度目の研究会では外部講師として、ウガンダとルワンダにおける紛争後の和解に着目した研究を続けてきた講師を招いて、紛争後社会の再建の困難と可能性について知見を深めた。とくに、紛争の歴史的背景と和解の可能性が大きく関連していることが、二名の発表から明らかになった。なお、この研究会は科研メンバー以外にも公開しておこない、約50名ほどの参加者を得た。また、二度目の研究会では分担者一名と外部講師一名が研究発表をおこなった。いずれも、北東アフリカと南部アフリカにおいて、歴史的に形成された葛藤を内部に抱える社会のなかで、歴史がいかに語られたり書き記されたりするのかに焦点をあてたものであり、歴史意識と民族間関係やエスノ・ナショナリズムの関係の分析に重要な示唆をもたらすものであった。これらの調査・研究をとおして、民族間関係の動態とそこに植民地統治や独立後の政治経済変容がもたらす影響、そしてそれらをめぐる歴史意識の複雑なからまりあいが、次第に明確になってきた。

In 2021, literature survey and field survey were conducted, and in 2020, further research was conducted. Sagawa, East China, Pastoral Society, Dispute, Resource, Relationship, Document, Data, Urban and Rural Ministry, Migrants, Food, and Information In addition, the participants in the discussion of ethnic relations in different regions, regions, and regions are also involved in the discussion of historical issues. The problem awareness is shared, and the research topic is divided into two parts. For one time, the research meeting was held to discuss the difficulties and possibilities of the reconstruction of society after disputes. The background of the dispute and the possibility of reconciliation are closely related. About 50 participants of the research association were invited to participate in the event. One external lecturer and one research representative for the second research meeting. In the north, in the east, in the south, in the middle, in the middle. These surveys and studies have influenced the dynamics of inter-ethnic relations and the changes in civil governance and political economy after independence. What is the purpose of this historical consciousness? It is unclear and clear in order.

项目成果

奇声が紡ぐ歴史、あるいは「狂人」が照らす真実

奇怪的声音编织的历史，还是“疯子”阐明的真相

• DOI: 10.14992/00020420
• 发表时间: 2020
• 期刊: 史苑
• 作者: 橋本栄莉

CONTEMPORARY GENDER AND SEXUALITY IN AFRICA

非洲当代性别和性行为

• 发表时间: 2021
• 作者: Christine Mbabazi Mpyangu;Wakana Shiino;Eri Hashimoto and others
• 通讯作者: Eri Hashimoto and others

遠い日本から民族独立を願うー日本に暮らすイボ人たちとビアフラ戦争

渴望脱离遥远的日本实现民族独立：生活在日本的伊博人与比夫拉战争

• 发表时间: 2021
• 期刊: 季刊民族学
• 作者: 清水展;飯嶋秀治;青木恵理子;伊藤泰信;赤嶺淳;山本紀夫;関根康正;香月洋一郎;清水昭俊;松本尚之
• 通讯作者: 松本尚之

紛争と起源神話：西ナイル系諸集団における神性と経験の歴史

冲突和起源神话：西尼罗河群体的神性和经验的历史。

• 发表时间: 2022
• 作者: 奥野克巳;ＭＯＳＡ;橋本栄莉
• 通讯作者: 橋本栄莉

血償をめぐる政府と牧畜民の葛藤：ダサネッチにおける復讐／感染／代替の論理

政府与牧民之间关于血赎罪的冲突：达萨纳赫的复仇/感染/替代逻辑

• 发表时间: 2020
• 作者: Azumi TSUGE;Minori KOKADO;and Hyunsoo HONG;佐川徹
• 通讯作者: 佐川徹