珪藻のウイルス弱毒化因子は,珪藻個体群の維持システムとして機能するのか?
珪藻のウイルス弱毒化因子は,珪藻個体群の維持システムとして機能するのか?
批准号:
20H03327
负责人:
木村 圭
金额:
$11.07万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
「海の牧草」と称され、海洋資源生物として重要な『珪藻』は、常に強毒ウイルスによる死滅の危機に曝されている。ところが我々研究チームは、珪藻に感染する強毒ウイルスの働きを抑える『弱毒化因子』を発見した。この弱毒化因子は、珪藻 vs 強毒ウイルスの関係性に関与して、珪藻細胞内での強毒ウイルス複製を抑制すると考えられる。さらに、強毒ウイルス蔓延を抑え、珪藻個体群が生残する生態システムの一つとして機能している可能性も考えられる。本研究では、地球上で巨大生産力を誇る珪藻が、強毒ウイルス感染による死滅から回避する戦略の一端として、この弱毒化因子が関与しているのかを生理生態学的に理解することが目的である。令和4年度は、弱毒化因子の関与によって、珪藻 vs 強毒ウイルスの関係に生じる変化(課題1:形質・発現遺伝子の変化、課題2:構造・形態の変化)を室内実験で解明することに主に取り組んだ。強毒ウイルス株に混在する弱毒化因子について、弱毒化因子の高感度検出系であるnested PCRを用いて、どのように継代されるの等を実験を実施した。特に、弱毒化因子が培養液中に存在しうるのかどうかについて解析したところ、弱毒化因子株接種後から寿命による珪藻の死滅まで、培養液中に弱毒化因子が放出される量が極めて少ないことが明らかになった。弱毒化因子およびその株に含まれる強毒ウイルスの粒子径の測定をネガティブ染色による電子顕微鏡観察でおこなった結果、弱毒化因子の平均粒子径は強毒ウイルスのそれに比べて明らかに小さいことが示唆された。さらに、今後研究で使用する弱毒化因子を定量評価する定量PCR系の開発をおこなった。なお、令和4年度では、成果に基づいて国内学会発表(日本プランクトン学会1件、日本藻類学会1件)を実施した。
英文摘要
「海の牧草」と称され、海洋資源生物として重要な『珪藻』は、常に強毒ウイルスによる死滅の危機に曝されている。ところが我々研究チームは、珪藻に感染する強毒ウイルスの働きを抑える『弱毒化因子』を発見した。この弱毒化因子は、珪藻 vs 強毒ウイルスの関係性に関与して、珪藻細胞内での強毒ウイルス複製を抑制すると考えられる。さらに、強毒ウイルス蔓延を抑え、珪藻個体群が生残する生態システムの一つとして機能している可能性も考えられる。本研究では、地球上で巨大生産力を誇る珪藻が、強毒ウイルス感染による死滅から回避する戦略の一端として、この弱毒化因子が関与しているのかを生理生態学的に理解することが目的である。令和4年度は、弱毒化因子の関与によって、珪藻 vs 強毒ウイルスの関係に生じる変化(課題1:形質・発現遺伝子の変化、課題2:構造・形態の変化)を室内実験で解明することに主に取り組んだ。強毒ウイルス株に混在する弱毒化因子について、弱毒化因子の高感度検出系であるnested PCRを用いて、どのように継代されるの等を実験を実施した。特に、弱毒化因子が培養液中に存在しうるのかどうかについて解析したところ、弱毒化因子株接種後から寿命による珪藻の死滅まで、培養液中に弱毒化因子が放出される量が極めて少ないことが明らかになった。弱毒化因子およびその株に含まれる強毒ウイルスの粒子径の測定をネガティブ染色による電子顕微鏡観察でおこなった結果、弱毒化因子の平均粒子径は強毒ウイルスのそれに比べて明らかに小さいことが示唆された。さらに、今後研究で使用する弱毒化因子を定量評価する定量PCR系の開発をおこなった。なお、令和4年度では、成果に基づいて国内学会発表(日本プランクトン学会1件、日本藻類学会1件)を実施した。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
珪藻Chaetoceros tenuissimusに関連するサテライトウイルス様DNA因子の探索
寻找与硅藻 Chaetoceros tenuissimus 相关的卫星病毒样 DNA 因子
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小茂尻真凜, 酒井章子, 中島菜々子・吉田和広・外丸裕司・木村圭]
通讯作者:
中島菜々子・吉田和広・外丸裕司・木村圭
珪藻Chaetoceros tenuissimus感染DNAウイルスに付随するDNA因子の探索と多様性の解明
寻找与感染硅藻细角角藻的 DNA 病毒相关的 DNA 因子并阐明其多样性
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[中島菜々子, 吉田和広, 外丸裕司, 木村 圭]
通讯作者:
木村 圭
珪藻Chaetoceros tenuissimus感染DNAウイルスに付随するDNA因子の性状解析
与感染硅藻 Chaetoceros tenuissimus 的 DNA 病毒相关的 DNA 因子的表征
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[中島菜々子, 吉田和広, 外丸裕司, 木村 圭]
通讯作者:
木村 圭
Chaetoceros属珪藻に対するRNAウイルスの感染特性
RNA病毒对角毛藻的感染特性
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[門田 慧奈, 馬渕 敦士, 高橋 將, 袮冝 淳太郎, 東森 崚馬, 寺島 一郎, 矢守 航, 射場 厚, 水戸誠也・吉田和広・木村圭]
通讯作者:
水戸誠也・吉田和広・木村圭
Species-specific monitoring of Skeletonema blooms in the coastal waters of Ariake Sound, Japan
日本有明湾沿海水域骨条藻水华的物种特异性监测
DOI:
10.3354/meps14200
发表时间:
2023
期刊:
Marine Ecology Progress Series
影响因子:
2.5
作者:
[Yoshida K, Ota H, Iwanaga T, Yoshitake A, Mine T, Omura M, Kimura K]
通讯作者:
Kimura K
貝類斃死原因藻ヘテロカプサがDNA/RNAウイルスからの攻撃を回避する機構の解明
-
批准号:12J03378
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$2.32万
-
财政年份:2012
-
负责人:木村 圭
-
依托单位:
海外基金