幕藩体制下における「御家」の存立構造
幕藩体制下における「御家」の存立構造
批准号:
20J00307
负责人:
根本 みなみ
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2023-03-31
中文摘要
最終年度となる本年度は前年度までの成果を踏まえ、山口県文書館・東京大学史料編纂所で補足の史料調査を行った。特に、本年度は前年度まで行ってきた複数の大名家の分析によって得られた成果を踏まえながら、個々の事例を幕藩体制下における大名家同士の関係性という視点から捉え直すとともに、こうした大名家同士の関係性が「御家」内部においてどのようにとらえられていたのか、大名家の内部構造と関連づけながら明らかにした。この中では、大名家内部にある家臣の「家」について、法制度による規定だけではなく、より高い役職への就任や大名家との縁組によってその地位・序列が再編される可能性を有するものであったことを明らかにするとともに、大名家の幕閣に対する接近を一部の上級家臣が利用し、自らの家格上昇に繋げようとする動向について指摘した。これらの分析を通して、家格制度によって固定化されていたとされる大名家の家臣団構造について、特に流動性の低いとされる上級家臣団においても藩官僚制の整備による一部家臣の昇進や大名家子女の増加による養子入り先の下限が下降したことを契機として、その再編が企図される局面が存在していたことを明らかにした。本年度は上記の成果及び前年度までの成果を踏まえた上で、近世後期から幕末維新期にかけて、「御家」の有する2つの性格、すなわち公儀の一員であり、家臣らも含めた帰属集団でもあるという2つの性格がどういった位相で存在していたのかという点について、「御家」の構成員である家臣の「家」という視点から明らかにすることを通して、幕藩体制における「御家」の存立構造の再検討を行い、研究課題の総括を行った。これらの成果を近世後期の武家社会における「御家」の存立構造をめぐる歴史的展開としてまとめ、学会での報告と学術雑誌で論文化を行った。また、単著として出版されることが決定している。
英文摘要
最終年度となる本年度は前年度までの成果を踏まえ、山口県文書館・東京大学史料編纂所で補足の史料調査を行った。特に、本年度は前年度まで行ってきた複数の大名家の分析によって得られた成果を踏まえながら、個々の事例を幕藩体制下における大名家同士の関係性という視点から捉え直すとともに、こうした大名家同士の関係性が「御家」内部においてどのようにとらえられていたのか、大名家の内部構造と関連づけながら明らかにした。この中では、大名家内部にある家臣の「家」について、法制度による規定だけではなく、より高い役職への就任や大名家との縁組によってその地位・序列が再編される可能性を有するものであったことを明らかにするとともに、大名家の幕閣に対する接近を一部の上級家臣が利用し、自らの家格上昇に繋げようとする動向について指摘した。これらの分析を通して、家格制度によって固定化されていたとされる大名家の家臣団構造について、特に流動性の低いとされる上級家臣団においても藩官僚制の整備による一部家臣の昇進や大名家子女の増加による養子入り先の下限が下降したことを契機として、その再編が企図される局面が存在していたことを明らかにした。本年度は上記の成果及び前年度までの成果を踏まえた上で、近世後期から幕末維新期にかけて、「御家」の有する2つの性格、すなわち公儀の一員であり、家臣らも含めた帰属集団でもあるという2つの性格がどういった位相で存在していたのかという点について、「御家」の構成員である家臣の「家」という視点から明らかにすることを通して、幕藩体制における「御家」の存立構造の再検討を行い、研究課題の総括を行った。これらの成果を近世後期の武家社会における「御家」の存立構造をめぐる歴史的展開としてまとめ、学会での報告と学術雑誌で論文化を行った。また、単著として出版されることが決定している。
期刊论文(9)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
「家」の視点から見る「御家」-「御家」という共同体をめぐる大名・家臣の意識と行動-
“家”视角下的“御家”——大名、诸侯对“御家”共同体的意识和行动
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岩本昌倫, 天野孝伸, 松本洋介, 松清修一, 星野真弘, Yukitoshi Otani, 酒井麻依子, 根本 みなみ]
通讯作者:
根本 みなみ
近世大名「御家」内部における「家」
早期现代大名的“goie”中的“Ie”
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
歴史学研究
影响因子:
--
作者:
[Shin-nosuke Nishimura, Tomoya Ueda, Shingo Kobayashi, Masaru Tanaka, 山本裕紹, 舘山翔太, 根本 みなみ]
通讯作者:
根本 みなみ
大名の幼年相続時における老中在職者との接触とその影響-萩毛利家九代当主斉房家督相続時における松平定信の役割について-
年轻大名继承过程中与老朱的接触及其影响 - 论萩森家第九代家主斋房继承家主时松平定信的作用 -
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
日本史学集録
影响因子:
--
作者:
[Nishimura Shin-nosuke, Nishida Kei, Ueda Tomoya, Shiomoto Shohei, Tanaka Masaru, 根本 みなみ]
通讯作者:
根本 みなみ
鞍鐙拝領と大名の「御威光」-弘化三年萩毛利家を事例に―
马镫仪式与大名的“原光”——以甲贺三年萩森氏为例——
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yumiko Higuchi, Atsushi Kawakita, 酒井麻依子, 根本 みなみ]
通讯作者:
根本 みなみ
大名の幼年相続時における正室親族への役割期待について-萩毛利家・邦媛院・松平定信をめぐる関係を事例に―
关于领主继承幼子时对法定妻子和亲属角色的期待——以萩森家、国姬院、松平贞信的关系为例——
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Masanori Iwamoto, Takanobu Amano, Yosuke Matsumoto, Masahiro Hoshino, Sawada Koichiro, 根本 みなみ]
通讯作者:
根本 みなみ
共 7 条
「家」の戦略から見る萩藩毛利家の藩内秩序
-
批准号:16J00173
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.83万
-
财政年份:2016
-
负责人:根本 みなみ
-
依托单位: