古代オリエント文化との比較によるヘブライ語聖書における冥界と墓の関連の特異性
古代オリエント文化との比較によるヘブライ語聖書における冥界と墓の関連の特異性
批准号:
20J11799
负责人:
新井 雅貴
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2022-03-31
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英文摘要
本研究の目的は、死者と墓、冥界の関連の観点から、ヘブライ語聖書における死生観の特質およびその形成の過程を明らかにすることであった。前年度は、死者を指すヘブライ語、「レファイーム(rephaim)」がユダ・イスラエルの敵について述べる文脈で言及されていること、および、レファイームがユダ・イスラエルの神と対比され、神に倒される存在として描かれるという特徴が共通してみとめられることを明らかにした。また、イザヤ書14章4b-20節の著者は、古代イスラエルの人々が死者を、地上の事物に影響を及ぼす力をもつと考えて神格化していた点を土台にして、死者と神の力を比較することによって、イスラエルの神の強さを描写し、死者の力の有用性を否定していることを明らかにした。これらの成果をふまえ、本年度は、死者崇拝の場としての墓の重要性に着目し、イザヤ書14章18-19節に焦点をあてて分析をおこなった。その結果、王が墓に適切に埋葬されないという主張は、王と預言者との政治的対立のなかで現れる点を明らかにした。加えて、埋葬されないという預言者側の主張は、預言者の助言に従わなかった王への罰であることが確認できた。そして、この主張の背後には、王家の死者崇拝を批判する意図がある可能性がある点を導きだした。このようにして、神による罰として墓の取り上げを主張するヘブライ語聖書の文脈では、死者崇拝における墓の重要性は否定されるのではなく、むしろ、死者崇拝の罰として利用されていることを明らかにした。これらの研究成果を、前年度の成果とあわせて論文にとりまとめ、公刊した。また、本年度は8-9月にトルコ・エジプト・イスラエルの博物館および遺跡の調査をおこない、ヒッタイトの葬祭施設、古代エジプトの冥界の図像表現、古代イスラエル、「ヒノムの谷」の墓の遺構、およびそれぞれの文化の副葬品にかんする知見を得た。
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領地の描写における集団の名称としてのレファイム
利乏音作为领土划分中的一个群体名称
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[石﨑裕也, 山本俊介, 宮下徳治, 三ツ石方也, 安田泉穂, 新井雅貴]
通讯作者:
新井雅貴
イザヤ書14章9-10, 18-19節における埋葬されない死者と埋葬された死者の同一視
以赛亚书 14:9-10, 18-19 中未埋葬的死者和已埋葬的死者的身份
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiro Fujihara, Hiroyuki Toda, Kenichi Ebihara, Masakazu Kobayashi, Akihisa Takeuchi, Masayuki Uesugi, 新井雅貴]
通讯作者:
新井雅貴
ヘブライ語聖書における死者崇拝と墓の重要性について
希伯来圣经中对死者的崇拜和坟墓的重要性
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ryota Higa, Hiro Fujihara , Hiroyuki Toda , Kenichi Ebihara, Masakazu Kobayashi, Tsuyoshi Mayama, 新井雅貴]
通讯作者:
新井雅貴
ヘブライ語聖書における冥界描写にみる死者rephaimの性質
希伯来圣经中对地狱的描述中死者利乏音的本质
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[M. Fukizawa, T. Sakanoi, Y. Ogawa, T. T. Tsuda, and K. Hosokawa, 新井雅貴]
通讯作者:
新井雅貴
神との対比による死者崇拝批判 ―イザヤ書14:4b-20の死者、「レファイーム」についての一考察
通过与上帝的比较来批评对死者的崇拜:对死者的研究,以赛亚书 14:4b-20 中的“利乏音”
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
古代中近東における「冥界」:CISMORリサーチフェロー研究会プロシーディング
影响因子:
--
作者:
[八重樫祥之, 清水一行, 鎌田康寛, 戸田裕之, 藤原比呂, 竹内晃久, 新井雅貴]
通讯作者:
新井雅貴
共 11 条