近世中国語資料に見られる入声の研究
近世中国語資料に見られる入声の研究
批准号:
20K00545
负责人:
更科 慎一
金额:
$1.0万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
令和4年度(以下「本年度」とする)も前年度に続き、コロナ禍で海外へ渡航しての文献調査が困難であったため、国内に所在する資料及びインターネット上に公開された資料を用いての研究を行った。今年度は、明代の中国で編纂された『華夷訳語』という外国語教科書の内容の一部を整理し、その成果を「明の四夷館での外国語教学の実態について」(2022年12月24日、山口中国学会)として発表したほか、論文「『西番館来文』に見られるチベット文字表記漢語」(2023年3月、『山口大学文学会志』第73巻)としてまとめた。本年度の研究の重点は、『華夷訳語』の中でも「来文」と呼ばれている諸外国語による手紙文例の部分であり、これを研究することによって、明代に外交(主に朝貢関係)文書の作成を担当した四夷館において文書が実際にどのようにつくられたかが明らかになる。本研究の観点から重要であるのは、来文の中に、中国語音を様々な異国文字で表記した部分が含まれており、これを分析することによって、中国語の「入声」が当時現実にどのように発音されたかがわかることである。周知のように、中国語の歴史において、入声は、北方中国では、明に先立つ元の時代にすでに失われていた可能性があるが、文人を主な使用者層とする辞書の中では旧来通り残されていることが多い。これに対し、「来文」での中国語音表記では、実際に発音された通りの音声が記録されているため、入声の実態がそのまま反映されていることが期待できるほか、辞書とは異なり、音価推定にも役立つ。本年度は、『華夷訳語』の「雑字」のみならず「来文」の状況もおおむね調査を完了したので、この資料での入声の状況についてほぼ概略をつかむことができた。
期刊论文(7)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
『八百館来文』に見られる八百文字表記漢語について
关于《弥生馆来文》中发现的800个汉字
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
山口大学文学会志
影响因子:
--
作者:
[更科慎一]
通讯作者:
更科慎一
『西番館来文』に見られるチベット文字表記漢語について
关于《赛班坎来文》中发现的藏文汉字
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
山口大学文学会志
影响因子:
--
作者:
[高橋義人, 宋恵媛, 更科慎一]
通讯作者:
更科慎一
ベルリン本『百夷館来文』に見える百夷語の資料について
关于柏林书籍《百井来文》中发现的百井语言资料
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
異文化研究
影响因子:
--
作者:
[Nishi, Masahiko, Kato, Ariko, Jacek Leociak, Barbara Engelking, Joanna Tokarska-Bakir, Piotr Forecki, Tetsuya Takahashi, Takuma Higashi, Hiroko Takahashi, 更科慎一]
通讯作者:
更科慎一
明の四夷館での外国語教学の実態について
论明代四夷坎外语教学的现状
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Akiko Manabe, Matthew Campbell, Lauren Arrington et.al, 更科慎一]
通讯作者:
更科慎一
東アジア文化の歴史と現在(本人執筆部分:第6章)
东亚文化的历史与现状(作者撰写部分:第六章)
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Akiko Manabe, John A. FitzGerald, Richard J. Kelly et.al, 宋恵媛, 宮田真治他, 更科慎一(分担執筆:森野正弘・富平美波編集責任)]
通讯作者:
更科慎一(分担執筆:森野正弘・富平美波編集責任)
共 7 条
Comparative study of Chinese textbooks in Japan and Japanese textbooks in China
-
批准号:22KF0278
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:2023
-
负责人:更科 慎一
-
依托单位: