対日・対独協力者の「グレーゾーン」―国際比較研究を通じた歴史認識の刷新を目指して
対日・対独協力者の「グレーゾーン」―国際比較研究を通じた歴史認識の刷新を目指して
批准号:
20K00921
负责人:
高綱 博文
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、近代ナショナリズムを背景とした敵/味方、協力/抵抗、支配/服従などの二分法的歴史認識の行き詰まりを克服するために東洋史と西洋史の若手研究者と共に組織された「グレーゾーン研究会」(代表:髙綱博文)による実証研究を伴う史学方法論に関する共同研究である。第二次大戦期に日本およびナチ・ドイツの占領下に置かれた中国および東欧の諸地域で、対日・対独協力者(コラボ)がいかなる「主体性」を発揮したか国際比較を通じて抵抗と協力の狭間に位置する「グレーゾーン」について歴史学的に考察することを目的としている。2022年度における「グレーゾーン研究会」の共同研究の成果として、髙綱博文・門間卓也・関智英編『グレーゾーンと帝国-歴史修正主義を乗り越える生の営み』(勉誠出版、2023年年3月、518頁)を刊行した。<加害/被害>の二分法で捉えられない人々の姿を「グレーゾーン」と呼んだアウシュヴィッツの生存者であるプリーモ・レーヴィの思想に触発され、第二次大戦期の日独「帝国」下に現れた統治空間を新視角から注目し、「協力者」の実像解明に取り組んた研究成果である。本書の構成は第1部「グレーゾーンのパラダイムー概念と方法」、第2部「大戦期欧州における対独協力者とグレーゾーンの諸相―国民国家の崩壊と新たな政治空間の出現」、第3部「帝国日本の占領と中国・東南アジアのグレーゾーンー既存秩序の動揺と崩壊」。また、「グレーゾーン」概念の戦後史における有効性を考察する試みとして日本上海史研究会/アジア・アフリカ財団との共催で2022年11月26日「シンポジウム:戦後上海における対日情報戦のグレーゾーン:『改造日報』を中心に」を開催した。この試みは新たな共同研究「対日・対独協力者の責任追及とその亡命活動を通じた記憶政治の国際比較研究」に継承されるものである。
英文摘要
本研究は、近代ナショナリズムを背景とした敵/味方、協力/抵抗、支配/服従などの二分法的歴史認識の行き詰まりを克服するために東洋史と西洋史の若手研究者と共に組織された「グレーゾーン研究会」(代表:髙綱博文)による実証研究を伴う史学方法論に関する共同研究である。第二次大戦期に日本およびナチ・ドイツの占領下に置かれた中国および東欧の諸地域で、対日・対独協力者(コラボ)がいかなる「主体性」を発揮したか国際比較を通じて抵抗と協力の狭間に位置する「グレーゾーン」について歴史学的に考察することを目的としている。2022年度における「グレーゾーン研究会」の共同研究の成果として、髙綱博文・門間卓也・関智英編『グレーゾーンと帝国-歴史修正主義を乗り越える生の営み』(勉誠出版、2023年年3月、518頁)を刊行した。<加害/被害>の二分法で捉えられない人々の姿を「グレーゾーン」と呼んだアウシュヴィッツの生存者であるプリーモ・レーヴィの思想に触発され、第二次大戦期の日独「帝国」下に現れた統治空間を新視角から注目し、「協力者」の実像解明に取り組んた研究成果である。本書の構成は第1部「グレーゾーンのパラダイムー概念と方法」、第2部「大戦期欧州における対独協力者とグレーゾーンの諸相―国民国家の崩壊と新たな政治空間の出現」、第3部「帝国日本の占領と中国・東南アジアのグレーゾーンー既存秩序の動揺と崩壊」。また、「グレーゾーン」概念の戦後史における有効性を考察する試みとして日本上海史研究会/アジア・アフリカ財団との共催で2022年11月26日「シンポジウム:戦後上海における対日情報戦のグレーゾーン:『改造日報』を中心に」を開催した。この試みは新たな共同研究「対日・対独協力者の責任追及とその亡命活動を通じた記憶政治の国際比較研究」に継承されるものである。
期刊论文(8)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
「背山事件」の記憶
“濑山事件”的回忆
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
『史叢』
影响因子:
--
作者:
[Kubota, K., Yokouchi, Y., & Koizumi, R., 黒岩幸子, 村田奈々子, 井村誠・大塚生子・中西のりこ・Matthew Caldwell, 南塚信吾ほか, 井村誠, Kumakura Wakako, 小泉利恵・阿川敏恵, 高綱博文]
通讯作者:
高綱博文
華北青年党と日本――日中戦争時期の対日協力
华北青年党与日本:抗日战争时期的对日合作
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
現代中国研究
影响因子:
--
作者:
[Lucio de Sousa and Oka, Mihoko, Lucio de Sousa, Lucio de Sousa, 関智英, 関智英]
通讯作者:
関智英
戦争・教育・ツーリズム――ユーゴスラヴィア紛争の記憶と犠牲
战争、教育和旅游业:南斯拉夫冲突的记忆和牺牲
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
史潮
影响因子:
--
作者:
[中西嘉宏, 今北哲也, 伊賀司, 長 有紀枝, 御田成顕, 高榮蘭, 辻上奈美江, 田村慶子, 山田肖子, 三代川寛子, 門間 卓也]
通讯作者:
門間 卓也
戦後上海における内山完造
内山勘三在战后的上海
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
『研究紀要』(日本大学通信教育部)
影响因子:
--
作者:
[Koizumi Rie, Agawa Toshie, Asano Keiko, In’nami Yo, 村田奈々子, 井村誠・大塚生子・中西のりこ・Matthew Caldwell, 高綱博文]
通讯作者:
高綱博文
戦後上海<グレーゾーン>ー上海最後の日本語新聞『改造日報』をめぐって
战后上海<灰色地带> - 关于上海最后一份日本报纸《葛西日报》
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
『研究紀要』(日本大学通信教育部)
影响因子:
--
作者:
[Kubota, K., Yokouchi, Y., & Koizumi, R., 黒岩幸子, 村田奈々子, 井村誠・大塚生子・中西のりこ・Matthew Caldwell, 南塚信吾ほか, 井村誠, Kumakura Wakako, 小泉利恵・阿川敏恵, 高綱博文, 黒岩幸子, 高橋亮介, 井村誠, 高綱博文]
通讯作者:
高綱博文
共 8 条
対日・対独協力者の責任追及とその亡命活動を通じた記憶政治の国際比較研究
-
批准号:23K00800
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$3.08万
-
财政年份:2023
-
负责人:高綱 博文
-
依托单位:
海外基金