絵画表現の多様性を生みだす彩色材料のナノ構造

彩色材料的纳米结构创造了图像表达的多样性

• 批准号: 20K01115
• 负责人: 杉岡 奈穂子
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: Nara National Research Institute for Cultural Properties
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01115/
• 关键词: 絵画表現; 微細構造観察; 藍; 裏彩色; 絵画材料; 多様性; 彩色技法; 微細構造解析; 彩色材料

本研究は、染色・絵画文化財で用いられている彩色材料がもつ特徴の違いが、絵画表現あるいは彩色技法にどのような効果をもたらすのか、材料科学的側面から明らかにするものである。染料と顔料は、組み合わせて用いることにより表現の幅が大きく広がるため、さまざまな場面で多用されていると考えられる。たとえば、本紙表面の紫外可視分光反射スペクトル分析から、藍の分光スペクトルは検出されない場合でも、裏彩色の手法のひとつとして染料である藍を用いた裏塗りの痕跡が、下地層から確認されるときがある。この場合、下塗りとしての彩色あるいは裏彩色の目的としての藍の使用などが考えられるが、絵師の表現手法としての工夫のほか絵巻物等にみられる伝統的彩色手法を継承している可能性もあり、資料のもつ格式や歴史的経緯を含めた複合的な検討を進めている。

This study focuses on color materials, color painting techniques, color painting techniques, and materials science. Dyes and pigments are used in a variety of ways. UV visible spectral reflectance analysis of the surface of the paper, blue spectral reflectance analysis, blue spectral reflectance analysis. In this case, the color of the lower painting, the purpose of the color, the use of the blue, the expression of the teacher, the time, the object, etc., the color of the traditional system, the possibility of the color, the format of the data, the latitude of the history, and the composite are discussed.

项目成果

京都御所清涼殿障壁画の青色に用いられた材料科学調査

京都御所青灵殿壁画蓝色材质的科学考察

• 发表时间: 2022
• 期刊: 宮内庁京都事務所 年報3
• 作者: 中園聡;太郎良真妃;平川ひろみ;下小牧潤;杉岡 奈穂子
• 通讯作者: 杉岡 奈穂子

京都御所清涼殿障壁画に使用された白色顔料の材料科学調査

京都御所清灵殿壁画所用白色颜料的材料学研究

• 发表时间: 2021
• 期刊: 宮内庁京都事務所 年報2
• 作者: 中園聡;太郎良真妃;平川ひろみ;下小牧潤;杉岡 奈穂子;稲垣森太・大賀克彦・田村朋美・菊地芳郎・小嶋芳孝;沓名貴彦;渡邊誠・竹内裕貴・降幡順子・尾野善裕・野村美紀・古野徳久;中園聡;田村均;杉岡奈穂子
• 通讯作者: 杉岡奈穂子