中国古代軍事史の多角的検討－「公認された暴力」のありか

对中国古代军事史的多方面考察：“批准的暴力”的本质

• 批准号: 19H01318
• 负责人: 宮宅 潔
• 金额: $ 10.98万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01318/
• 关键词: 中国古代; 軍事史; 暴力; 制度史; 社会史

昨年度に引き続き、新出史料の読解を進めるとともに、メンバーによる研究発表を行い、相互に意見を交換し、共同研究の方向性をさらに固めていった。新史料の読解については、京都大学・人文科学研究所において毎週研究会を開催し、岳麓書院所蔵簡の秦律令を読み進め、訳注を作成した。本年度に会読した条文の一部は、「岳麓書院所藏簡《秦律令(壹)》訳注稿 その(四)」として、『東方学報』京都第96冊に発表した。そのなかには、秦による征服戦争が完了した後、軍功の有った兵士に恩賞を授ける際の手続に関する条文もあり、統一後の秦が抱えていた諸課題について知るうえで、重要な手がかりになるものである。研究発表については、佐川・鷹取・佐藤・森部が各自の研究テーマに関して順次報告した。たとえば佐川は「軍功と賜爵―秦漢二十等爵制の考察―」という題目で口頭発表し、軍功褒賞として始まった爵制が、次第に変容してゆく過程に分析を加えた。また鷹取は、「漢代の兵役義務と郡国常備兵」という題目で、漢代の兵役制度について述べた典籍史料の記事を慎重に再検討し、しかるべき解釈を示したうえで、普遍的な徴兵制度に基づく軍隊が、特殊専門兵から構成される軍隊へと変化する経緯を、改めて論じた。これらの研究会はいずれもオンラインで行ったが、発表レジュメと討議の記録は中国語訳し、海外の研究協力者とも共有した。これに加えて、昨年度から開始した、中国・武漢大学、韓国・ソウル大学と共同で運営する研究会、「戦国秦漢簡牘在線研読会」を、今年度も引き続き開催した。これは３ヶ月ごとに、年４回のペースで行っており、毎回日本・中国・韓国の研究者が３本の研究発表を行っている。今年度はたとえば宮宅が、「秦代徴兵制度研究的現状――圍繞基本史料的解釋」という題目で発表し、本プロジェクトの成果の一端を紹介した。

In the past year, the introduction of new historical materials has been carried out, and the exchange of opinions and the direction of joint research have been carried out. New historical materials are explained, Kyoto University and Institute of Humanities hold weekly research meetings, Yuelu Academy holds simple Qin laws and regulations, and notes are prepared. This year's meeting was held in Kyoto, Japan. The first part of the article was published in "Notes to Qin Law Order (1)" collected by Yuelu Academy." After the conquest of Qin Dynasty, the military achievements of the soldiers were rewarded, and the tasks of Qin Dynasty after unification were discussed. The research report is submitted in turn by Sagawa, Takatori, Sato and Mori. The title of "Military Meritorious Service Award-An Investigation of the 20th Rank System of Qin and Han Dynasties" is orally expressed, and the process of military merit award is analyzed. The military service system of the Han Dynasty was carefully reviewed, and the historical records of the classics were carefully reviewed. The general characteristic military system was based on the army, and the composition of special special soldiers was composed of the army. The research meeting was held in Beijing, China. This year's opening ceremony was held at Wuhan University in China and the University of Korea. The researchers from Japan, China and Korea conducted research on the three subjects. This year's edition of "The Present Situation of the Study of the Characteristic Military System of the Qin Dynasty: Interpretation of Basic Historical Materials" is presented in the title of "The Present Situation of the Study of the Characteristic Military System of the Qin Dynasty".

项目成果

ある地方官吏の生涯

当地政府官员的生活

• 发表时间: 2021
• 作者: 宮宅 潔;佐川英治;宮宅 潔;鷹取祐司;宮宅 潔;MIYAKE Kiyoshi;佐藤 達郎;佐藤 達郎;宮宅 潔;佐藤 達郎;鷹取 祐司;佐川英治;鷹取 祐司;宮宅 潔
• 通讯作者: 宮宅 潔

漢六朝時代の制度と文化・社会

汉六朝的制度、文化与社会

• 发表时间: 2021
• 作者: 宮宅 潔;佐川英治;宮宅 潔;鷹取祐司;宮宅 潔;MIYAKE Kiyoshi;佐藤 達郎;佐藤 達郎;宮宅 潔;佐藤 達郎;鷹取 祐司;佐川英治;鷹取 祐司;宮宅 潔;宮宅 潔（吉澤 誠一郎らとの共編著）;佐藤 達郎
• 通讯作者: 佐藤 達郎

香纓考

关于香水的思考

• 发表时间: 2020
• 期刊: 香文化録
• 作者: 曲亭 馬琴;木越 俊介;説話と説話文学の会;翻刻の会;山田和人; 大田諷実; 釜丸祥; 酒瀬川なおみ; 柴田紘孝; 西有幸; 布施あかり; 吉村仁志; 梅岡陽菜; 小倉彩; 奥野瞳; 川上智大; 谷口悠; 井上瑞月; 上久保咲穂; 小夏珠々花; 鶴岡里菜; 林田珠加子;古勝隆一;松本和也;廣川晶輝;古勝隆一
• 通讯作者: 古勝隆一

岳麓書院所蔵簡《秦律令（壹）》訳注稿 その（四）

岳麓书院所藏秦律令(壹)译注第(4)

• 发表时间: 2021
• 期刊: 東方学報京都
• 作者: 飯塚一幸;高槻泰郎;東野将伸;加藤明恵;宮川真弥;濱田恭幸;久野洋;Yayoi Kawahara;笹本浩子;津田資久;横山百合子;宮宅潔（共著）
• 通讯作者: 宮宅潔（共著）

嶽麓書院所藏簡《秦律令（壹）》譯注稿 その（三）

武六书院《琴律令》译注（壹）篇（三）

• 发表时间: 2020
• 期刊: 東方学報（京都）
• 作者: 仁木宏;鈴木正貴;新井和広;須江隆;村木二郎;古勝隆一・佐藤達郎・鷹取祐司・ 宮宅潔など（共著）
• 通讯作者: 古勝隆一・佐藤達郎・鷹取祐司・ 宮宅潔など（共著）