课题基金 / 基金详情

マリーズ・コンデ作品における「虚構の系譜」

マリーズ・コンデ作品における「虚構の系譜」
玛丽丝·孔戴作品中的“小说谱系”
批准号:
19J21734
负责人:
森脇 慧
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2022-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本年度はマリーズ・コンデとル・ブリ主導の運動(「フランス語による世界文学のために」等)に参加した作家たちとの比較を中心に行った。これまでの研究で、コンデが主体としての自己の創設的機能を回復するための「根」を形づくる言説それ自体を問題化するとともに、作品において自身の系譜に連なる人物たちを描くことで自身の根をいわば創作をとおして創造していることを示した。とりわけ小説『悪辣な人生』においては、祖先にあたる人物を創造することで自身の根を創設するとともに、自身の子孫にあたる人物のアイデンティティをも創設していたという重要な点を指摘することができた。比較対象となった作家たちとの比較では、一例を挙げればアンドレイ・マキーヌやナンシー・ヒューストンとの比較により、創作言語や「根」に対する文化的な視点の差異が浮き彫りになった。さらに同じ旧植民地出身の作家との比較ではアラン・マバンクとの比較が興味深い。マバンクは自伝において、小説に登場した人物の再登場や写真を駆使することで、対となる小説・自伝、両作品の真正性を転覆していると考えられる。この試みは従来のポストコロニアル文学の作品において見られた文学による「根」の復権とは一線を画するものであり、ティエルノ・モネネンボが言うところの「ポスト=ポストコロニアルの創作」に通底する。これらの作家とは二世代ほど前の生まれの作家ではあるもの、コンデにおける虚構による系譜の創造はその先鞭をつけたものであるのではないだろうか。また、これまでの成果から第13回多文化研究会(パリ/7月/仏語)、および日本フランス語フランス文学会2021年秋季大会(11月)において口頭発表を行った。これらの成果はそれぞれの機関発行の論集に掲載予定である。本年度は最終年度にあたる年度ではあるが、新型コロナウイルスの蔓延に伴い延期されていた出張を行うため9月まで期間延長の予定である。
英文摘要
本年度はマリーズ・コンデとル・ブリ主導の運動(「フランス語による世界文学のために」等)に参加した作家たちとの比較を中心に行った。これまでの研究で、コンデが主体としての自己の創設的機能を回復するための「根」を形づくる言説それ自体を問題化するとともに、作品において自身の系譜に連なる人物たちを描くことで自身の根をいわば創作をとおして創造していることを示した。とりわけ小説『悪辣な人生』においては、祖先にあたる人物を創造することで自身の根を創設するとともに、自身の子孫にあたる人物のアイデンティティをも創設していたという重要な点を指摘することができた。比較対象となった作家たちとの比較では、一例を挙げればアンドレイ・マキーヌやナンシー・ヒューストンとの比較により、創作言語や「根」に対する文化的な視点の差異が浮き彫りになった。さらに同じ旧植民地出身の作家との比較ではアラン・マバンクとの比較が興味深い。マバンクは自伝において、小説に登場した人物の再登場や写真を駆使することで、対となる小説・自伝、両作品の真正性を転覆していると考えられる。この試みは従来のポストコロニアル文学の作品において見られた文学による「根」の復権とは一線を画するものであり、ティエルノ・モネネンボが言うところの「ポスト=ポストコロニアルの創作」に通底する。これらの作家とは二世代ほど前の生まれの作家ではあるもの、コンデにおける虚構による系譜の創造はその先鞭をつけたものであるのではないだろうか。また、これまでの成果から第13回多文化研究会(パリ/7月/仏語)、および日本フランス語フランス文学会2021年秋季大会(11月)において口頭発表を行った。これらの成果はそれぞれの機関発行の論集に掲載予定である。本年度は最終年度にあたる年度ではあるが、新型コロナウイルスの蔓延に伴い延期されていた出張を行うため9月まで期間延長の予定である。
期刊论文(9)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
中産階級黒人少女の精神病理――『笑い泣きのこころ』におけるマリーズ・コンデのファノン解釈を中心に
一个中产阶级黑人女孩的精神病理学:聚焦玛丽塞·孔戴在《笑与哭的心》中对法农的解读
DOI: --
发表时间: 2020
期刊:
影响因子: --
作者: [Shun-ichi ETO, Kazuma HIGASHISAKA, Aoi KOSHIDA, Kenta SATO, Mao OGURA, Hirofumi TSUJINO, Kazuya NAGANO, Yasuo TSUTSUMI, 西村幸浩, 西村幸浩, 西村幸浩, 李 優大, Ri Yudai, 李 優大, 李 優大, Yudai RI, Kei MORIWAKI, 森脇 慧, 森脇慧, Kei MORIWAKI, Kei MORIWAKI, Kei MORIWAKI, 森脇 慧, 森脇慧]
通讯作者: 森脇慧
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: Cahier multiculturel de la Maison du Japon
影响因子: --
作者: [Shun-ichi ETO, Kazuma HIGASHISAKA, Aoi KOSHIDA, Kenta SATO, Mao OGURA, Hirofumi TSUJINO, Kazuya NAGANO, Yasuo TSUTSUMI, 西村幸浩, 西村幸浩, 西村幸浩, 李 優大, Ri Yudai, 李 優大, 李 優大, Yudai RI, Kei MORIWAKI]
通讯作者: Kei MORIWAKI
マリーズ・コンデにおける小説、自伝、伝記 ―『悪辣な人生』と『飾らぬ人生』―
玛丽塞·孔戴的小说、自传和传记:“邪恶的生活”和“平淡的生活”
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: フランス語フランス文学研究
影响因子: --
作者: [Shun-ichi ETO, Kazuma HIGASHISAKA, Aoi KOSHIDA, Kenta SATO, Mao OGURA, Hirofumi TSUJINO, Kazuya NAGANO, Yasuo TSUTSUMI, 西村幸浩, 西村幸浩, 西村幸浩, 李 優大, Ri Yudai, 李 優大, 李 優大, Yudai RI, Kei MORIWAKI, 森脇 慧]
通讯作者: 森脇 慧
Heremakhonon et La Vie scelerate de Maryse Conde : de la deconstruction du mythe identitaire a l’elaboration genealogique
玛丽斯·康德的《Heremakhonon et La Vie scelerate》:解构神话身份和谱系阐述
DOI: --
发表时间: 2019
期刊: 早稲田大学『文学研究科紀要』
影响因子: --
作者: [Shun-ichi ETO, Kazuma HIGASHISAKA, Aoi KOSHIDA, Kenta SATO, Mao OGURA, Hirofumi TSUJINO, Kazuya NAGANO, Yasuo TSUTSUMI, 西村幸浩, 西村幸浩, 西村幸浩, 李 優大, Ri Yudai, 李 優大, 李 優大, Yudai RI, Kei MORIWAKI, 森脇 慧, 森脇慧, Kei MORIWAKI, Kei MORIWAKI]
通讯作者: Kei MORIWAKI
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