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ホタテガイのフランシセラ感染症における宿主生理状態と養殖環境の関係

ホタテガイのフランシセラ感染症における宿主生理状態と養殖環境の関係
扇贝弗朗西斯氏菌感染宿主生理状态与养殖环境的关系
批准号:
19J22380
负责人:
河原 未来
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2022-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本研究では、近年ホタテガイ養殖で問題視されているホタテガイのフランシセラ感染症の被害軽減策を講じるために、本疾病の発生リスクが低下する環境条件の探索ならびに当該環境が宿主の生体防御機能や病原体Francisella halioticidaの生理状態に与える影響の評価を行う。2020年度までに実施した養殖ホタテガイの調査では、F. halioticida の感染率は高水温期と低水温期に上昇し、高水温期にはホタテガイの生残率が低下する一方、低水温期には顕著な生残率の低下は起こらない傾向が見られた。このような季節性を鑑みると、養殖場における F. halioticida の感染と本菌が宿主に与える病害性は水温による影響を受けることが示唆された。そこで本年度はまずこの仮説を検証するために水温別の感染実験を実施した。しかし、2019年度に実施した実験時と同様、F. halioticidaに感染していないホタテガイを入手することが出来ず、実験期間中には陰性対照区の個体からも病貝が発生してしまい、実験として成立しなかった。一方、水温がF. halioticidaに与える影響を検討するために海水中での本菌の生残性を調べたところ、海水に接種した本菌は高水温下において低水温下よりも速やかに減少した。この結果から、低水温期には本菌は海水中に長く滞留するためにホタテガイへの新規感染が起こりやすくなるのだと推察された。以上、宿主の生理の観点からの研究も進める必要があるものの、本研究を通じてホタテガイのフランシセラ感染症の疫学情報とその原因細菌F. halioticidaの病原生物学的情報について一定の知見を集積することが出来た。
英文摘要
本研究では、近年ホタテガイ養殖で問題視されているホタテガイのフランシセラ感染症の被害軽減策を講じるために、本疾病の発生リスクが低下する環境条件の探索ならびに当該環境が宿主の生体防御機能や病原体Francisella halioticidaの生理状態に与える影響の評価を行う。2020年度までに実施した養殖ホタテガイの調査では、F. halioticida の感染率は高水温期と低水温期に上昇し、高水温期にはホタテガイの生残率が低下する一方、低水温期には顕著な生残率の低下は起こらない傾向が見られた。このような季節性を鑑みると、養殖場における F. halioticida の感染と本菌が宿主に与える病害性は水温による影響を受けることが示唆された。そこで本年度はまずこの仮説を検証するために水温別の感染実験を実施した。しかし、2019年度に実施した実験時と同様、F. halioticidaに感染していないホタテガイを入手することが出来ず、実験期間中には陰性対照区の個体からも病貝が発生してしまい、実験として成立しなかった。一方、水温がF. halioticidaに与える影響を検討するために海水中での本菌の生残性を調べたところ、海水に接種した本菌は高水温下において低水温下よりも速やかに減少した。この結果から、低水温期には本菌は海水中に長く滞留するためにホタテガイへの新規感染が起こりやすくなるのだと推察された。以上、宿主の生理の観点からの研究も進める必要があるものの、本研究を通じてホタテガイのフランシセラ感染症の疫学情報とその原因細菌F. halioticidaの病原生物学的情報について一定の知見を集積することが出来た。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
北海道南部海域におけるホタテガイのフランシセラ感染症の季節性
北海道南部海域扇贝弗朗西斯氏菌感染的季节性
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [河原未来, 金森誠, 夏池真史, 良永知義, 伊藤直樹]
通讯作者: 伊藤直樹
Francisellosis, an emerging disease causing high mortality among cultured Yesso scallops Patinopecten yessoensis in Japan
弗朗西斯菌病是一种新出现的疾病,导致日本养殖虾夷扇贝高死亡率
DOI: --
发表时间: 2019
期刊:
影响因子: --
作者: [Miku Kawahara, Tomoyoshi Yoshinaga, Naoki Itoh]
通讯作者: Naoki Itoh
DOI: 10.3354/dao03574
发表时间: 2021-01-01
期刊: DISEASES OF AQUATIC ORGANISMS
影响因子: 1.4
作者: [Kawahara, Miku, Yoshitake, Kazutoshi, Itoh, Naoki]
通讯作者: Itoh, Naoki
DOI: 10.3354/dao03383
发表时间: 2019-01-01
期刊: DISEASES OF AQUATIC ORGANISMS
影响因子: 1.4
作者: [Kawahara, Miku, Meyer, Gary R., Itoh, Naoki]
通讯作者: Itoh, Naoki