ブタ飼育環境におけるプロファージを中心とした薬剤耐性菌出現機構の解明
ブタ飼育環境におけるプロファージを中心とした薬剤耐性菌出現機構の解明
批准号:
19J23516
负责人:
那須川 忠弥
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2022-03-31
中文摘要
膜小胞は、細菌が死滅および分裂する際に、細菌のDNAやタンパク質等を内包しながら形成されることが知られている。それゆえ抗菌薬を使用すると、細菌が死滅し、細菌の遺伝子を含んだ膜小胞が多く放出されることが考えられる。特に抗菌薬が多く使用される畜産現場では、細菌の薬剤耐性遺伝子を内包する膜小胞が多く産生されると予測される。この膜小胞がほかの細菌へと薬剤耐性遺伝子を水平伝播伝播し、薬剤耐性菌が出現すると予想される。また、プロファージとは、宿主細菌のゲノムに取り込まれたファージゲノムである。一部の抗菌薬により、子ファージの産生が誘導される。子ファージは、複製時にはしばしば誤って薬剤耐遺伝子等宿主のDNAの一部を内包し、他の細菌へ伝播する。そのため、プロファージも畜産現場における薬剤耐性菌出現に関係していると考えられる。以上のように、抗菌薬により大量に産生された膜小胞やファージが薬剤耐性遺伝子を運搬し、薬剤耐性遺伝子を水平伝播する可能性が考えられている。これらの機構を理解することは、薬剤耐性化を防ぐ上で重要である。本研究では、豚レンサ球菌を畜産現場における薬剤耐性菌のモデルとし、膜小胞やプロファージによる薬剤耐性遺伝子伝播に関して解析を進めた。これまで、ブタから臨床分離された37株の膜小胞形成量を定量し、膜小胞高産生株2株を取得した。以降、この2株に着目し、研究を推進した。「膜小胞の産生を促進する抗菌薬の特定」を行った。本研究では、豚レンサ球菌に対し臨床現場で使用頻度の高い抗菌薬を使用し、膜小胞・プロファージの産生を亢進する抗菌薬の探索を行った。さらに、膜小胞が内包する遺伝子をメタゲノム解析を使用して解析した。養上清中に放出される頻度に関して解析を行った。一方、培養上清からのプロファージ分離・定量法を確立できておらず、プロファージが内包する薬剤耐性遺伝子の解析は行えなかった。
英文摘要
膜小胞は、細菌が死滅および分裂する際に、細菌のDNAやタンパク質等を内包しながら形成されることが知られている。それゆえ抗菌薬を使用すると、細菌が死滅し、細菌の遺伝子を含んだ膜小胞が多く放出されることが考えられる。特に抗菌薬が多く使用される畜産現場では、細菌の薬剤耐性遺伝子を内包する膜小胞が多く産生されると予測される。この膜小胞がほかの細菌へと薬剤耐性遺伝子を水平伝播伝播し、薬剤耐性菌が出現すると予想される。また、プロファージとは、宿主細菌のゲノムに取り込まれたファージゲノムである。一部の抗菌薬により、子ファージの産生が誘導される。子ファージは、複製時にはしばしば誤って薬剤耐遺伝子等宿主のDNAの一部を内包し、他の細菌へ伝播する。そのため、プロファージも畜産現場における薬剤耐性菌出現に関係していると考えられる。以上のように、抗菌薬により大量に産生された膜小胞やファージが薬剤耐性遺伝子を運搬し、薬剤耐性遺伝子を水平伝播する可能性が考えられている。これらの機構を理解することは、薬剤耐性化を防ぐ上で重要である。本研究では、豚レンサ球菌を畜産現場における薬剤耐性菌のモデルとし、膜小胞やプロファージによる薬剤耐性遺伝子伝播に関して解析を進めた。これまで、ブタから臨床分離された37株の膜小胞形成量を定量し、膜小胞高産生株2株を取得した。以降、この2株に着目し、研究を推進した。「膜小胞の産生を促進する抗菌薬の特定」を行った。本研究では、豚レンサ球菌に対し臨床現場で使用頻度の高い抗菌薬を使用し、膜小胞・プロファージの産生を亢進する抗菌薬の探索を行った。さらに、膜小胞が内包する遺伝子をメタゲノム解析を使用して解析した。養上清中に放出される頻度に関して解析を行った。一方、培養上清からのプロファージ分離・定量法を確立できておらず、プロファージが内包する薬剤耐性遺伝子の解析は行えなかった。
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New dot-blot method for evaluating the effect of inactivators on mite and Japanese cedar pollen allergens
用于评估灭活剂对螨虫和日本柳杉花粉过敏原影响的新斑点印迹方法
DOI:
10.1093/bbb/zbab146
发表时间:
2021
期刊:
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
影响因子:
--
作者:
[Yoshida Megumi, Mizukami Keijiro, Kurata Keigo, Nasukawa Tadahiro, Uchiyama Jumpei, Sakaguchi Masahiro]
通讯作者:
Sakaguchi Masahiro
グラム陽性細菌のメンブレンヴェシクルの分離方法の検討
革兰氏阳性菌膜囊泡分离方法的研究
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[杉本良輔, 那須川忠弥, 内山淳平, 島倉 秀勝, 福田 憲, 松崎 茂展, 阪口 雅弘]
通讯作者:
阪口 雅弘
Purification of membrane vesicles from Gram-positive bacteria using flow cytometry, after iodixanol density-gradient ultracentrifugation
碘克沙醇密度梯度超速离心后,使用流式细胞术纯化革兰氏阳性菌的膜囊泡
DOI:
10.1016/j.resmic.2020.11.003
发表时间:
2021
期刊:
Res. Microbiol
影响因子:
--
作者:
[Nasukawa T, Sugimoto R, Uchiyama J, Uchiyama I, Murakami H, Fukuda K, Matsuzaki S, Sakaguchi M]
通讯作者:
Sakaguchi M
妊婦のGBSスクリーニングテストの検査精度を向上する試薬の開発
开发试剂提高孕妇GBS筛查检测的准确性
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小方雅也, 内山淳平, 松井秀仁, 内山伊代, 那須川忠弥, 松崎茂展, 花木秀明, 阪口雅弘]
通讯作者:
阪口雅弘
加齢によるイヌ腸内細菌叢の変化
衰老导致狗肠道菌群的变化
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[水上圭二郎, 内山淳平, 五十嵐寛高, 村上裕信, 大隅尊史, 島綾香, 石原玄基, 那須川忠弥, 宇根由美, 阪口雅弘]
通讯作者:
阪口雅弘
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