ペラギウス派神学思想の相互影響・発達史的観点による伝承史的・教会政治史的総合研究
ペラギウス派神学思想の相互影響・発達史的観点による伝承史的・教会政治史的総合研究
批准号:
19K00125
负责人:
山田 望
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
2022年度は、当該研究課題の「相互影響・発達史的観点」という側面では、ペラギウス派文書への、アンティオケイア学派の中でも筆頭に挙げられるクリュソストモスの書簡群からの影響史的分析、考察を中心に研究を行った。また、伝承史的・教会政治史的総合研究という側面では、ペラギウス派が女性信徒たちを中心に、いかなる教会活動を奨励し、その具体的実践についてどのように指導していたかなどについて、ローマ市内のラテラーノ地区サン・ジョバンニ病院の地下から近年発掘された考古学・図像学資料をも研究対象として、実証的な研究に踏み込んだ。その結果、クリュソストモスの書簡群からの影響という点では、直接的影響とまでは断定できないものの、使用されている禁欲的概念や女性に対する具体的な助言、勧告の内容などにおいて、明らかに同系統のものと考えられる類似性を確認することができた。また、後者の、ペラギウス派が女性信徒たちに対して、当時ローマ市内において増えていた孤児に対する救貧活動を積極的に行うよう支援していたことが文献研究から明らかになったが、その具体的な証拠として、ローマ市内ラテラーノ地区サン・ジョバンニ病院の地下から発見された孤児院などの救貧施設だったのではないかと目される考古学遺跡が、ペラギウス派のローマ市内での諸活動とも十分に関連性を推測できる有力なエビデンスではないか、との推察を得るに至った。2022年12月16日以降は、研究拠点をバチカン市国アウグスティニアーヌム教父学研究所へと移し、客員研究員として同研究所にて研究を行い、ドナトゥス派とペラギウス派との相互影響・発達史的観点からの分析、考察を行った。近年確認されたドナトゥス派司教による説教群の中に、ペラギウス派と酷似した見解が確認できるが、他方ではペラギウス派批判の言明もあり、この複雑な関係について、相互影響・発達史的観点からの分析・考察を行った。
英文摘要
2022年度は、当該研究課題の「相互影響・発達史的観点」という側面では、ペラギウス派文書への、アンティオケイア学派の中でも筆頭に挙げられるクリュソストモスの書簡群からの影響史的分析、考察を中心に研究を行った。また、伝承史的・教会政治史的総合研究という側面では、ペラギウス派が女性信徒たちを中心に、いかなる教会活動を奨励し、その具体的実践についてどのように指導していたかなどについて、ローマ市内のラテラーノ地区サン・ジョバンニ病院の地下から近年発掘された考古学・図像学資料をも研究対象として、実証的な研究に踏み込んだ。その結果、クリュソストモスの書簡群からの影響という点では、直接的影響とまでは断定できないものの、使用されている禁欲的概念や女性に対する具体的な助言、勧告の内容などにおいて、明らかに同系統のものと考えられる類似性を確認することができた。また、後者の、ペラギウス派が女性信徒たちに対して、当時ローマ市内において増えていた孤児に対する救貧活動を積極的に行うよう支援していたことが文献研究から明らかになったが、その具体的な証拠として、ローマ市内ラテラーノ地区サン・ジョバンニ病院の地下から発見された孤児院などの救貧施設だったのではないかと目される考古学遺跡が、ペラギウス派のローマ市内での諸活動とも十分に関連性を推測できる有力なエビデンスではないか、との推察を得るに至った。2022年12月16日以降は、研究拠点をバチカン市国アウグスティニアーヌム教父学研究所へと移し、客員研究員として同研究所にて研究を行い、ドナトゥス派とペラギウス派との相互影響・発達史的観点からの分析、考察を行った。近年確認されたドナトゥス派司教による説教群の中に、ペラギウス派と酷似した見解が確認できるが、他方ではペラギウス派批判の言明もあり、この複雑な関係について、相互影響・発達史的観点からの分析・考察を行った。
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Pelagians’, Chrysostom’s and Augustine’s Different Views on Pain of Childbirth as Revealed through their Counsel to Women
伯拉纠派、金口派和奥古斯丁对妇女的忠告揭示了他们对分娩疼痛的不同看法
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
Studia Patristica
影响因子:
--
作者:
[冨谷至, 吉本道雅, 宮宅潔, 鷹取祐司, 石井仁, ほか, 三国志学会, 山田 望, Nozomu Yamada]
通讯作者:
Nozomu Yamada
Pelagius’ View of Ideal Christian Women in his Letters - Critical Perspectives of Recent Pelagian Studies Comparing Chrysostom’s View in his Letter to Olympias
伯拉纠在书信中对理想基督教女性的看法——对最近伯拉纠研究的批判性观点比较金口在给奥林匹亚斯的信中的观点
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
Scrinium
影响因子:
--
作者:
[Tsuyoshi Inomata, Rokaya Marzouk Abu Rekayek, Robin B. Zieger, 宮崎展昌, 佐藤邦政, 阿部善彦, 河上麻由子, 大谷由香, 猪股剛, 三澤 紘一郎, Niccolo GUICCIARDINI, 宮崎展昌, 大谷由香, 土屋陽介, Nozomu YAMADA]
通讯作者:
Nozomu YAMADA
Pelagians’ and Chrysostom’s Similar Ascetic Counsel to Christian Women
伯拉纠派和金口派对基督教妇女的类似禁欲忠告
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[冨谷至, 吉本道雅, 宮宅潔, 鷹取祐司, 石井仁, ほか, 三国志学会, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望, Nozomu Yamada]
通讯作者:
Nozomu Yamada
『古代キリスト教の女性ーその霊的伝承と多様性』所収、pp.116-177,「女性の尊厳と自由意志ーペラギウス派、クリュソストモス、アウグスティヌスによる女性観・陣痛観の相違」
《古代基督教中的妇女:她们的精神传统和多样性》,第116-177页,《妇女的尊严和自由意志:伯拉纠派、金口派和奥古斯丁对妇女和劳动痛苦的看法差异》
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[冨谷至, 吉本道雅, 宮宅潔, 鷹取祐司, 石井仁, ほか, 三国志学会, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望]
通讯作者:
山田 望
ペラギウス派による原罪論批判の本質と女性観を巡る課題 -悪は「善の欠如」であるか?-
围绕伯拉纠派对原罪理论和妇女观的批评的本质的问题——邪恶是“缺乏善”吗?
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
「原罪論」の形成と展開――キリスト教思想における人間観
影响因子:
--
作者:
[冨谷至, 吉本道雅, 宮宅潔, 鷹取祐司, 石井仁, ほか, 三国志学会, 山田 望, Nozomu Yamada, 山田 望]
通讯作者:
山田 望
共 9 条