戦前期日本企業の学歴に基づく所得格差：「特殊」と言われるほど大きいのか？

战前日本企业教育背景收入差距：大到可以称之为“特殊”吗？

• 批准号: 19K01719
• 负责人: 川村 一真
• 金额: $ 2万
• 依托单位: Yamaguchi University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K01719/
• 关键词: 内部労働市場; 学歴による賃金格差; 学歴格差; 労働経済学; 人的資源管理; 経営史; 賃金格差; 人事記録

戦前の日本企業について，先行研究では学歴と社内の身分が対応する「学歴身分制」が指摘されるなど，学歴に基づく処遇格差が強調されてきた。その一方で，ミクロデータの分析が不十分であり，当時の労働者の処遇の詳細は明らかではない。そこで本研究は，企業の名簿などを用いたミクロデータを分析し，当時の労働者の処遇がどのように決まっていたのか推定する。2022年度の研究の成果は以下の通りである。(1) 鐘淵紡績株式会社(以下鐘紡)の1937年の人事記録を用いて，学歴に基づく処遇格差の推定を行なっている。ある学術雑誌の査読を経て，2022年度は推定モデルの再検討を行うなど，再投稿のための修正を行った。(2) 戦前から戦中の人事記録を用いて，東京市役所における学歴に基づく処遇格差の推定を行なっている。鐘紡の分析結果の一般性を検証することに加え，パネルデータである特性を生かして固定効果を含めた推定や経時的変化，特に大戦が内部労働市場にどのような影響を与えたのか分析している。2022年度はデータセットの追加を進めた上で，学会報告で得られたコメントを参考にして論文の修正を進めた。(3)当時の鐘紡は多角化を進めていたが，様々な個人特性の影響を統制しても，関与する事業が異なれば従業員の基本給が異なる。先行研究では，多角化企業において，異なる事業の間で賃金の違いを生み出す要因として戦略の志向性が指摘されている。本研究は契約理論を用いて別の可能性を示す。具体的には，生産性の不確実性を加えた繰り返しモラルハザードモデルを考察し，経験が生産性の(ベイズ的)学習を進める結果，最適報酬が時間を通じて変化する。この理論的予測をもとに，経験の蓄積を示す事業の年齢が従業員の基本給の違いを生み出すという仮説を立てて，鐘紡データで検証した。2022年度は，以上の理論的考察とデータ分析の結果を日本労務学会で報告した。

在战前日本公司中，先前的研究指出，教育背景和内部地位相互对应的“教育地位系统”，根据学术背景强调了治疗中的差距。另一方面，微数据分析不足，当时工人的治疗细节尚不清楚。这项研究使用公司列表和其他信息来分析微数据，以估计当时如何确定工人的治疗方法。 2022年研究的结果如下：（1）使用Kanebuchi Bond Co.，Ltd。的1937年人事记录（以下称为Kanebuchi Bond Co.，Ltd.），根据教育背景估算治疗差异。在对学术期刊的同行评审之后，该公司于2022年进行了修订，以重新调查，包括重新检查估计模型。 （2）自战前战争期间使用人员记录，根据东京市政厅的学术背景来估算治疗差距。除了验证Kanebo分析结果的一般性外，该公司还使用小组数据的特征来分析估计值，包括固定效果和随着时间的变化，尤其是战争，这对内部劳动力市场产生了影响。在2022年，我们添加了数据集，并根据会议报告中获得的评论进行了修订。 （3）当时，Kanebo正在多样化，但是即使控制了各种个人特征的影响，员工的基本薪水也会根据所涉及的业务而有所不同。先前的研究指出，策略取向是一个因多元化公司不同业务之间的工资差异的因素。这项研究使用合同理论来展示其他可能性。具体而言，我们考虑了一种重复的道德风险模型，该模型增加了生产力不确定性，并且由于经验的进步生产率（Baysian）学习，最佳奖励会随着时间而变化。基于这一理论预测，我们假设表明经验积累的业务年龄会在员工基本的薪水上产生差异，并使用Kanebo数据对其进行了测试。在2022财年，日本劳工与福利研究所报告了上述理论考虑和数据分析的结果。