水稲再生二期作栽培における再生茎発育の遺伝的変異と収量形成
水稲再生二期作栽培における再生茎発育の遺伝的変異と収量形成
批准号:
19K06006
负责人:
塩津 文隆
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
収穫後のイネ刈り株から再生する茎から籾を再度得る再生二期作栽培は、イネの年間生産量を向上させる方法のひとつとして近年、熱帯から温帯に至る稲作地域で注目されている。しかしながら、依然として再生二期作目の収量が最大でも一期作目の50%程度とされており、再生二期作目の収量性の改善が必要不可欠である。そこで、本年度は昨年度に続き、水稲再生二期作栽培による年間生産量を高めるために、再生茎の萌芽形成の生理生態機構の解明を中心に取り組んだ。主茎一本仕立てを用いて,刈り取り高さと窒素施肥が節位別の再生茎に及ぼす影響について調査した。その結果、一期作目の節位別非構造性炭水化物(NSC)含有率は、上位節間ほど値が低く、下位節間ほど高くなり有意差が認められ、節間長が長いほどNSC含有率が低く,NSC含有率が高くなるほど節間は重くなると考えられた。一方、施肥量における再生茎数の変化については、第2節で有意差が認められ、多肥になるほど最も多くなった。再生茎重については、第5節で有意差が認められた。この結果から、刈り取り高さと窒素施肥が再生茎の発生、生育に影響し、その寄与程度は発生節位によって異なることが示唆された。圃場条件下において、茎再生力が大きく異なる品種を供試し、差異がどのような生理的要因に影響されているかを調査した結果、刈り株のNSC含有量および登熟中期の茎の窒素含有量がイネ茎再生力に影響する生理的要因であることが明らかとなった。しかし、出穂期や収穫期の茎のNSC含有量や窒素含有量と茎再生率は必ずしも関係がない可能性が示唆された。また、海外渡航制限が緩和されたため、インドネシア・バリ島における水稲再生二期作栽培の普及状況について現地調査を行い、普及のためには、現地農家への丁寧な説明および栽培技術の確立が重要になることが考えられた。
英文摘要
収穫後のイネ刈り株から再生する茎から籾を再度得る再生二期作栽培は、イネの年間生産量を向上させる方法のひとつとして近年、熱帯から温帯に至る稲作地域で注目されている。しかしながら、依然として再生二期作目の収量が最大でも一期作目の50%程度とされており、再生二期作目の収量性の改善が必要不可欠である。そこで、本年度は昨年度に続き、水稲再生二期作栽培による年間生産量を高めるために、再生茎の萌芽形成の生理生態機構の解明を中心に取り組んだ。主茎一本仕立てを用いて,刈り取り高さと窒素施肥が節位別の再生茎に及ぼす影響について調査した。その結果、一期作目の節位別非構造性炭水化物(NSC)含有率は、上位節間ほど値が低く、下位節間ほど高くなり有意差が認められ、節間長が長いほどNSC含有率が低く,NSC含有率が高くなるほど節間は重くなると考えられた。一方、施肥量における再生茎数の変化については、第2節で有意差が認められ、多肥になるほど最も多くなった。再生茎重については、第5節で有意差が認められた。この結果から、刈り取り高さと窒素施肥が再生茎の発生、生育に影響し、その寄与程度は発生節位によって異なることが示唆された。圃場条件下において、茎再生力が大きく異なる品種を供試し、差異がどのような生理的要因に影響されているかを調査した結果、刈り株のNSC含有量および登熟中期の茎の窒素含有量がイネ茎再生力に影響する生理的要因であることが明らかとなった。しかし、出穂期や収穫期の茎のNSC含有量や窒素含有量と茎再生率は必ずしも関係がない可能性が示唆された。また、海外渡航制限が緩和されたため、インドネシア・バリ島における水稲再生二期作栽培の普及状況について現地調査を行い、普及のためには、現地農家への丁寧な説明および栽培技術の確立が重要になることが考えられた。
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Role of nitrogen management in the crop growth in rice-ratoon rice system in central Japan
氮管理在日本中部水稻-再生稻系统作物生长中的作用
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Weiyi Xie, Yoichiro Kato]
通讯作者:
Yoichiro Kato
一期作目収穫前後の施肥時期の変化が水稲再生二期作の収量,米粒品質に及ぼす影響
第一季收获前后施肥时机变化对再生水稻第二季产量和品质的影响
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroyuki Kawahigashi, Jun-ichi Yonemaru, Atsushi Kiyosawa, Hiroshi Mizuno, Sigemitsu Kasuga, 清水一徳・柴田菜々子・塩津文隆]
通讯作者:
清水一徳・柴田菜々子・塩津文隆
水稲再生二期作栽培における再生茎への炭素,窒素の分配の違い
水稻再生双季栽培再生茎碳氮分配差异
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Le Lu Trong, Dinh Hoang Thai, Ureshino, K., Yamamoto, M., Kawamitsu, Y., 鬼頭誠, 西田和弘・岩崎里子・塚口直史・吉田修一郎, 根岸広美・柴田菜々子・塩津文隆]
通讯作者:
根岸広美・柴田菜々子・塩津文隆
Evaluation of Crop Performance under Different Nitrogen Regimes in Rice-Ratoon Rice Systems in Central Japan
日本中部地区水稻-再生稻系统不同氮肥状况下的作物表现评价
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Weiyi Xie, Yoichiro Kato]
通讯作者:
Yoichiro Kato
関東地方の水稲再生二期作栽培に適した極早生水稲品種の同定
适合关东地区双季栽培的极早熟水稻品种的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nakabaru Mai, Hoang Dinh T., Watanabe Kenta, Takaragawa Hiroo, Yabuta Shin, Ueno Masami, Kawamitsu Yoshinobu, 藤井道彦, 宮田春奈・Weiyi Xie・塩津文隆・加藤洋一郎]
通讯作者:
宮田春奈・Weiyi Xie・塩津文隆・加藤洋一郎
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