ミサゴの内陸部への生息拡大要因-健全な水辺生態系を目指して
ミサゴの内陸部への生息拡大要因-健全な水辺生態系を目指して
批准号:
19K06084
负责人:
東 淳樹
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2022-03-31
中文摘要
ミサゴは、タカ目ミサゴ科の魚食性猛禽類である。近年内陸部のダム湖や河川において生息確認数の増加が顕著となっている一方で、従来の生息地である沿岸部では減少傾向であることが指摘されている。そこで、内陸部における本種の増加要因を究明するため、内陸部と沿岸部における本種の繁殖生態や環境利用について比較検討した。河川水辺の国勢調査における103ダムのデータを用いて一般化線形混合モデル(GLMM)を用いてミサゴ在否モデルを解析したところ、近年に調査され、ブラックバス密度が高く、ダム湖面積が大きいダムほどミサゴがよく確認される傾向にあることが示された。外来魚利用実態とその影響を明らかにするために、2017-2019年に岩手県内の外来魚の確認されている内陸ダム(2017年1箇所、2018年2箇所)と、従来の本種の生息地である岩手県沿岸部(2018年2箇所)の巣に巣内カメラを設置し、巣に搬入される餌内容を記録した。その結果、内陸ダムにおいて外来魚・移植放流魚が主要な餌資源として利用されていることが明らかになった。また、ダム湖は1度に搬入される餌が優位に重く、少ない搬入回数でより多くの餌を雛に与えており、重量に優れる外来魚・移植放流魚を利用することが繁殖に有利である可能性が示唆された。本研究において、ミサゴが外来魚・移植放流魚を利用することで、従来の生息地である沿岸部と比較してダム湖の餌環境がより良好である可能性が示唆された。外来魚・移植放流魚を主要な餌資源としている現状では、ミサゴがダム湖で生態系保全の象徴として機能するとは言えないことを示した。GPS送信機を装着したダム湖畔に営巣するミサゴ雄成長1個体の2年間の行動記録からは、河川とダム湖という特性の異なる環境に対しより採餌に適した環境を選択し使い分けていることが示された。
英文摘要
ミサゴは、タカ目ミサゴ科の魚食性猛禽類である。近年内陸部のダム湖や河川において生息確認数の増加が顕著となっている一方で、従来の生息地である沿岸部では減少傾向であることが指摘されている。そこで、内陸部における本種の増加要因を究明するため、内陸部と沿岸部における本種の繁殖生態や環境利用について比較検討した。河川水辺の国勢調査における103ダムのデータを用いて一般化線形混合モデル(GLMM)を用いてミサゴ在否モデルを解析したところ、近年に調査され、ブラックバス密度が高く、ダム湖面積が大きいダムほどミサゴがよく確認される傾向にあることが示された。外来魚利用実態とその影響を明らかにするために、2017-2019年に岩手県内の外来魚の確認されている内陸ダム(2017年1箇所、2018年2箇所)と、従来の本種の生息地である岩手県沿岸部(2018年2箇所)の巣に巣内カメラを設置し、巣に搬入される餌内容を記録した。その結果、内陸ダムにおいて外来魚・移植放流魚が主要な餌資源として利用されていることが明らかになった。また、ダム湖は1度に搬入される餌が優位に重く、少ない搬入回数でより多くの餌を雛に与えており、重量に優れる外来魚・移植放流魚を利用することが繁殖に有利である可能性が示唆された。本研究において、ミサゴが外来魚・移植放流魚を利用することで、従来の生息地である沿岸部と比較してダム湖の餌環境がより良好である可能性が示唆された。外来魚・移植放流魚を主要な餌資源としている現状では、ミサゴがダム湖で生態系保全の象徴として機能するとは言えないことを示した。GPS送信機を装着したダム湖畔に営巣するミサゴ雄成長1個体の2年間の行動記録からは、河川とダム湖という特性の異なる環境に対しより採餌に適した環境を選択し使い分けていることが示された。
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ダムにおける外来魚はミサゴの内陸部への分布拡大にどのように貢献しているのか?
水坝中的外来鱼类如何促进鱼鹰内陆分布的扩大?
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[森 航大, 榊原 貴之, 野口 将之, 吉井 千晶, 東 淳樹, 香取郁夫・平松衛・惣田実菜子・中島伸也・舩見瞬, 松本吏樹郎, 榊原貴之・森 航大・野口将之・吉井千晶・東 淳樹]
通讯作者:
榊原貴之・森 航大・野口将之・吉井千晶・東 淳樹
Diet of Osprey during a breeding season in coastal Iwate Prefecture, Northern Japan
日本北部岩手县沿海地区鱼鹰繁殖季节的饮食
DOI:
10.11211/birdresearch.16.a15
发表时间:
2020
期刊:
Bird Research
影响因子:
--
作者:
[森 航大, 榊原 貴之, 野口 将之, 吉井 千晶, 東 淳樹]
通讯作者:
東 淳樹
Diet of the Osprey <i>Pandion haliaetus</i> in Inland Japan
日本内陆鱼鹰 <i>Pandion haliaetus</i> 的饮食
DOI:
10.2326/osj.19.81
发表时间:
2020
期刊:
ORNITHOLOGICAL SCIENCE
影响因子:
0.6
作者:
[Sakakibara Takayuki, Noguchi Masayuki, Yoshii Chiaki, Azuma Atsuki]
通讯作者:
Azuma Atsuki
Osprey don’t Lage Scale Migration in Japan? : The First GPS Tracking in Japan
鱼鹰在日本没有大规模迁徙:日本首次进行 GPS 追踪
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takayuki Sakakibara, Kazuto Sato, Kodai Mori, Tsutomu Tabeta, Atsuki Azuma]
通讯作者:
Atsuki Azuma
ダム湖におけるミサゴの狩場特性-環境特性と表層魚類調査による分析-
坝湖鱼鹰狩猎场特征-基于环境特征和表层鱼类调查的分析-
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[村井裕知, 望月知史, 佐藤和人・榊原貴之・東 淳樹]
通讯作者:
佐藤和人・榊原貴之・東 淳樹
共 11 条
水田生態系の生物多様性維持機構からみた生態系配慮型圃場整備の効果と限界
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批准号:16710167
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2004
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负责人:東 淳樹
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依托单位:
里地自然の保全を意図したサシバの生息可能性地域の解析と土地利用計画への応用
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批准号:13760016
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2001
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负责人:東 淳樹
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依托单位:
海外基金