Effect of HMGB1 on bone resorption induced by traumatic occlusion

HMGB1对咬合创伤引起的骨吸收的影响

• 批准号: 19K10154
• 负责人: 鵜飼 孝
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Nagasaki University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K10154/
• 关键词: HMGB-1; 破骨細胞; 外傷性咬合; 破骨細胞前駆細胞; 頭蓋骨; HMGB1; 骨細胞; マウス; 咬合性外傷; 骨吸収; 歯周炎

外傷性咬合による骨吸収へのHigh Mobility Group Box1(HMGB1)の影響を検討した。以前の研究で使用したマウス臼歯咬合面にワイヤーを接着することで外傷性咬合を付与して、根間中隔部に骨吸収を惹起する骨吸収モデルを用いた。これまでにこのモデルにおいて外傷力を付与することで根分岐部歯根膜に免疫組織学的にHMGB1の発現が増加し、根間中隔部分に破骨細胞が出現することを報告している。このモデルにおいてHMGB-1陽性細胞の増加した根間中隔頂部を経時的に組織学的に観察すると、根間中隔の骨細胞の変性や消失が認められ、その周囲にHMGB-1陽性像が認められた。歯根膜や、根間中隔の骨細胞ではアポトーシスのマーカーの一つであるTUNEL陽性像が確認された。以前はHMGB-1はネクローシスの細胞から放出されるがアポトーシスの細胞からは放出されないと言われていたが、最近の報告ではアポトーシスの細胞からも放出することが報告されている。今回のモデルではアポトーシスした細胞からの放出の可能性も考えられた。また、HMGB-1陽性像の近くで破骨細胞が形成されるのが確認されている。HMGB-1の働きを抑制するために抗HMGB-1抗体を全身投与した後に同様に外傷性咬合を付与した場合では、抗体を投与しないときと比較して根間中隔での破骨細胞の出現数は減少した。このことで、外傷性咬合による骨吸収にHMGB-1が促進的に関与していることが示唆された。また面白いことにこの抗体を投与した群では根間中隔頂部に見られた骨細胞の存在しない骨小腔も少なくなっており、HMGB1の働きが抑制されるとアポトーシスなどで骨細胞が消失すること自体が抑制されているように思われる。このメカニズムは不明だがHMGB-1は外傷咬合のような機械的刺激による根間中隔の骨細胞の消失に何らかの関連がある可能性が示唆された。

To investigate the effects of traumatic occlusion on bone resorption in High Mobility Group Box1(HMGB1) Previous studies have shown that the use of bone resorption in the interradicular septum may be associated with traumatic occlusion. The expression of HMGB1 increased in the radicular membrane and osteoclasts in the interradicular septum. The increase of HMGB-1 positive cells in the interradicular septum and the disappearance of HMGB-1 positive cells in the interradicular septum were observed histologically. A TUNEL positive image was identified in the bone cells of the root membrane and interroot septum. Previous reports on HMGB-1's cell cycle have been published. This time, the possibility of cell release was examined. HMGB-1 positive cells were identified in the osteoclast formation process. The number of osteoclasts in the interradicular septum decreased when anti-HMGB-1 antibodies were administered systemically and in traumatic occlusion. HMGB-1 promotes bone resorption in both traumatic and occlusal conditions. The presence of osteocytes at the top of the interradicular septum was inhibited by the administration of antibodies to HMGB1, and osteocytes disappeared. The relationship between the disappearance of bone cells in the interradicular septum and the mechanical stimulation of traumatic occlusion of HMGB-1 is unknown.

项目成果

臓弁膜症手術の周術期における抜歯と介入終了時の歯科医療機関との連携について

关于瓣膜性心脏病手术围术期拔牙及干预结束时与牙科医疗机构的合作

• 发表时间: 2022
• 期刊: 日本口腔ケア学会雑誌
• 作者: Masako Yoshimatsu;Hideki Kitaura;Yukiko Morita;Takuya Nakamura;Takashi Ukai;吉松昌子，黒木唯文，五月女さき子，川下由美子，中尾紀子，梅田正博，鵜飼 孝
• 通讯作者: 吉松昌子，黒木唯文，五月女さき子，川下由美子，中尾紀子，梅田正博，鵜飼 孝

歯科受診患者における潜在的高血圧症の実態調査

牙科患者潜伏性高血压调查

• 发表时间: 2022
• 期刊: 日本総合歯科学会雑誌
• 作者: 杉本浩司;田中利佳;鎌田幸治;野上朋幸;多田浩晃;角 忠輝;鵜飼 孝
• 通讯作者: 鵜飼 孝

研修歯科医自身による研修開始時の目標設定とルーブリックを用いた経時的振り返り評価が研修歯科医の研修へのモチベーションに与える影響の検討

检查见习牙医在培训开始时自己设定的目标的影响，并使用评分标准进行回顾性评估对见习牙医培训动机的影响

• 发表时间: 2022
• 期刊: 日歯教誌
• 作者: 鵜飼 孝;鎌田 幸治,野上 朋幸,杉本 浩司,多田 浩晃,角 忠輝
• 通讯作者: 鎌田 幸治,野上 朋幸,杉本 浩司,多田 浩晃,角 忠輝

血友病A患者に対し遺伝子組換え型半減期延長第Ⅷ因子製剤投与下で抜歯を行った症例

甲型血友病患者在服用重组延长半衰期因子 VIII 制剂的情况下进行拔牙的案例。

• 发表时间: 2022
• 作者: Oyama M;Ukai T;Yamashita Y;Yoshimura A.;森迫飛日，江頭寿洋，吉松昌子，小関優作，田邊雄一，黒木唯文，鵜飼 孝
• 通讯作者: 森迫飛日，江頭寿洋，吉松昌子，小関優作，田邊雄一，黒木唯文，鵜飼 孝

頭頸部癌化学放射線療法施行患者における重度の口腔粘膜炎に対する口腔ケアの効果

口腔护理对头颈癌放化疗患者严重口腔粘膜炎的影响

• 发表时间: 2022
• 期刊: 日本口腔ケア学会雑誌
• 作者: 末永しずえ;川下由美子;平尾直美;黒木唯文，藤原 卓;鵜飼 孝
• 通讯作者: 鵜飼 孝