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幼児の食事行為の獲得と社会化－境界線を越える意味とおとなの支援

幼儿饮食行为的习得和社会化：跨越界限和成人支持的意义

基本信息

批准号：
18K03074
负责人：
上村佳世子
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Bunkyo Gakuin University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

幼児が食事行為を行う際の基礎的な枠組みであるスクリプト(Schank & Abelson, 1977)は、主だった知識が3歳児時点で獲得される。その知識はさらに、様々な他者との食事や遊び等を通して共有され、次第にその場における文化に熟達し(Lave & Wenger,1991)、自立的な生活者となっていく。保育施設の食事場面は「給食・弁当」と「おやつ」に大別され、いずれも重要な摂食場面である一方、異なる意味を持ち幼児の態度と保育者のかかわりが異なることが推察される。本報告は、4歳児の給食とおやつ場面の分析を通して、幼児の食事行為の獲得過程を明らかにすることを目的とする。新潟県内にあるB幼稚園の4歳児クラス20名(男児7名・女児13名)および担任1名・副担任１名の保育者を観察対象とした。給食及びおやつの時間帯(それぞれ月1回)に保育室を訪問し、食事及びおやつの準備から終了までの食事行為の観察を行った。観察の結果、以下の点が明らかになった。(1)おやつ場面に比して食事場面は、摂食の開始と終了が明確であり、これにより文化的な摂食場面として意味づけるとともに、共食の場としての意味をも付与していた。(2)対象となった園のおやつ場面においては、種類を選択する、包装を開ける、皮を剥く等の課題が幼児に課せられていた。これは他児と同じものを食べている給食場面には見られない過程であり、それぞれの場面において幼児から表出される言動や保育者のかかわりにも違いがみられた。(3)おやつ場面ではその開始時に子どもの歓声が上がる一方で、摂食開始後の会話は少なく食べることに集中していた。給食場面は時間をかけ、会話の内容も目前のメニュー、自身の生活、給食前後の遊びにまで多岐にわたった。このことから、幼児にとってこの２場面は異なる意味を持ち、そこで獲得される食事行為の様相には違いがあることが明らかになった。

The basic knowledge of child feeding behavior (Schank & Abelson, 1977) is acquired at the age of 3. The knowledge of others, food, travel, etc. is shared, the second is the field, the culture is familiar (Lave & Wenger,1991), and the independent life is connected. The food scene of conservation facilities "food supply·function" and "" are big, middle and important "food scene This report aims to clarify the acquisition process of 4-year-old children's eating behavior by analyzing the situation of food supply and food consumption. Niigata Kindergarten has 20 children aged 4 (7 boys and 13 girls) and 1 assistant. Meals and food are served at a time (once a month), and the visit to the nursery, food and food preparation, and the inspection of food behavior are completed. The results of the inspection are as follows: (1)The food scene is different from the food scene. The food scene is different from the food scene. (2)For example, in the field of garden, the selection of types, packaging, peeling, etc. The food is served in the same way as the food. (3)When the scene starts, the voice starts to go up, and when the conversation starts, the voice starts to focus. The time of the meal, the content of the conversation, the current situation, the life of the person, the travel before and after the meal, and the diversity of the situation The two scenes are different in meaning, and the food behavior is different in meaning.

项目成果

期刊论文数量（4）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

幼稚園4歳児クラスにおける給食当番スクリプトの獲得過程

4岁幼儿班学校午餐值班脚本的获取过程

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hayashi;H.;吉澤千夏・上村佳世子・加須屋裕子;庭野賀津子・田邊素子;上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏;土井徹哉　石川満佐育　金子英孝　南部昌敏;林創・西川未菜;石川満佐育・山口豊一・中井大介;上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏
通讯作者：
上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏

食事場面における幼児と保育者のやりとり－4歳児の給食場面とおやつ場面の比較を通して

婴儿与其照顾者在用餐情况下的互动：4 岁儿童学校午餐和零食情况的比较

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hayashi;H.;吉澤千夏・上村佳世子・加須屋裕子
通讯作者：
吉澤千夏・上村佳世子・加須屋裕子

幼稚園における給食場面の会話への子どもの参加

幼儿园午餐期间儿童参与对话

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hayashi;H.;吉澤千夏・上村佳世子・加須屋裕子;庭野賀津子・田邊素子;上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏
通讯作者：
上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏

幼児の食事行為の獲得と社会化(1)～(2)

幼儿饮食行为的习得和社会化 (1)-(2)

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
影响因子：
0
作者：
Hayashi;H.;吉澤千夏・上村佳世子・加須屋裕子;庭野賀津子・田邊素子;上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏;土井徹哉　石川満佐育　金子英孝　南部昌敏;林創・西川未菜;石川満佐育・山口豊一・中井大介;上村佳世子・加須屋裕子・吉澤千夏;上村佳世子・吉澤千夏・加須屋裕子
通讯作者：
上村佳世子・吉澤千夏・加須屋裕子