多波長データに基づく銀河団ダイナミクスの解明
多波長データに基づく銀河団ダイナミクスの解明
批准号:
18K03704
负责人:
北山 哲
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)を用いて、赤方偏移1付近に位置する二つの遠方銀河団 RCS J2319+0038 および HSC J0947-0119 を長時間観測した結果、これらの銀河団中の高温電離ガスによるスニヤエフ・ゼルドビッチ効果を高精度で検出し、その空間構造を明らかにすることに成功した。これにより、いずれの銀河団に対しても、中心部における圧力分布は、近傍宇宙で冷却コアをもつ銀河団の平均に比べて、はるかに緩やかであることがわかった。また、RCS J2319+0038 に対しては、X線天文衛星チャンドラのデータと組み合わせることで、同銀河団の温度と密度の空間分布を分離測定するとともに、エントロピーおよび冷却時間の空間分布を得た。この結果、RCS J2319+0038 中心部では、電離ガスが熱エネルギーを失って冷却されたコアを形成しつつあるが、その度合いは近傍宇宙におけるよりもはるかに弱いことが明らかになった。一方で、HSC J0947-0119 に関しては、すばる望遠鏡による可視光データなどと比較を行ったところ、冷却されたコアの兆候は得られず、銀河団衝突の強い影響を受けていることが示唆された。以上は、個別銀河団における熱力学的量の空間分布としては最遠方の宇宙における結果の一つであり、これらの銀河団が近傍宇宙とは大きく異なる性質をもつことを示している。また、X線天文衛星 XMM-Newton による近傍銀河団 CIZA J1358.9-4750 の観測データを調査した結果、この銀河団中に従来知られていなかった衝撃波面の存在を明らかにすることに成功した。さらに、次世代電波分光器DESHIMA2.0を用いた銀河団観測の可能性についても定量的な評価を行い、今後の観測計画の立案に貢献した。以上の成果は、いずれも査読付き論文として国際的な学術誌に掲載された。
英文摘要
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)を用いて、赤方偏移1付近に位置する二つの遠方銀河団 RCS J2319+0038 および HSC J0947-0119 を長時間観測した結果、これらの銀河団中の高温電離ガスによるスニヤエフ・ゼルドビッチ効果を高精度で検出し、その空間構造を明らかにすることに成功した。これにより、いずれの銀河団に対しても、中心部における圧力分布は、近傍宇宙で冷却コアをもつ銀河団の平均に比べて、はるかに緩やかであることがわかった。また、RCS J2319+0038 に対しては、X線天文衛星チャンドラのデータと組み合わせることで、同銀河団の温度と密度の空間分布を分離測定するとともに、エントロピーおよび冷却時間の空間分布を得た。この結果、RCS J2319+0038 中心部では、電離ガスが熱エネルギーを失って冷却されたコアを形成しつつあるが、その度合いは近傍宇宙におけるよりもはるかに弱いことが明らかになった。一方で、HSC J0947-0119 に関しては、すばる望遠鏡による可視光データなどと比較を行ったところ、冷却されたコアの兆候は得られず、銀河団衝突の強い影響を受けていることが示唆された。以上は、個別銀河団における熱力学的量の空間分布としては最遠方の宇宙における結果の一つであり、これらの銀河団が近傍宇宙とは大きく異なる性質をもつことを示している。また、X線天文衛星 XMM-Newton による近傍銀河団 CIZA J1358.9-4750 の観測データを調査した結果、この銀河団中に従来知られていなかった衝撃波面の存在を明らかにすることに成功した。さらに、次世代電波分光器DESHIMA2.0を用いた銀河団観測の可能性についても定量的な評価を行い、今後の観測計画の立案に貢献した。以上の成果は、いずれも査読付き論文として国際的な学術誌に掲載された。
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DOI:
10.3847/1538-4357/aafa19
发表时间:
2018-12
期刊:
The Astrophysical Journal
影响因子:
--
作者:
[S. Ueda;Y. Ichinohe;T. Kitayama;K. Umetsu]
通讯作者:
S. Ueda;Y. Ichinohe;T. Kitayama;K. Umetsu
VLBI 観測によるほうおう座銀河団中心の AGN 調査
使用 VLBI 观测对虚假星系团中心的 AGN 进行调查
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大木愛花, 沖野大貴, 赤堀卓也, 藏原昂平, 秦和弘, 本間 希樹, 永井洋, 新沼浩太郎, 北山哲, 上田周太朗, 石田学]
通讯作者:
石田学
Gas Density Perturbations in the Cool Cores of CLASH Galaxy Clusters
CLASH 星系团冷核心中的气体密度扰动
DOI:
10.3847/1538-4357/ab7bdc
发表时间:
2020
期刊:
The Astrophysical Journal
影响因子:
--
作者:
[Ueda Shutaro, Ichinohe Yuto, Molnar Sandor M., Umetsu Keiichi, Kitayama Tetsu]
通讯作者:
Kitayama Tetsu
Deeply cooled core of the Phoenix galaxy cluster imaged by ALMA with the Sunyaev?Zel’dovich effect
ALMA 利用 Sunyaev?Zel’dovich 效应拍摄的凤凰星系团深冷核心
DOI:
10.1093/pasj/psaa009
发表时间:
2020
期刊:
Publications of the Astronomical Society of Japan
影响因子:
2.3
作者:
[Kitayama Tetsu, Ueda Shutaro, Akahori Takuya, Komatsu Eiichiro, Kawabe Ryohei, Kohno Kotaro, Takakuwa Shigehisa, Takizawa Motokazu, Tsutsumi Takahiro, Yoshikawa Kohji]
通讯作者:
Yoshikawa Kohji
銀河団における中心銀河とホストダークマターハローの角度相関の時間進化
星系团中中央星系与宿主暗物质晕之间的角相关性的时间演化
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡部泰三, 大栗真宗, 須藤靖, 西道啓博, 北山哲, 佐々木伸, Sebastien Peirani]
通讯作者:
Sebastien Peirani
共 47 条
銀河・銀河団の多波長データに基づいた遠方宇宙の探究
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批准号:14740133
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2002
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负责人:北山 哲
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依托单位:
銀河団の多波長データに基づいた遠方宇宙の探究
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批准号:99J07202
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.98万
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财政年份:1999
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负责人:北山 哲
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依托单位:
遠方宇宙における銀河・銀河団の統計的性質
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批准号:97J07408
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1998
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负责人:北山 哲
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依托单位:
海外基金