咀嚼不全がヒト海馬へ及ぼす影響についてMRI分析
咀嚼不全がヒト海馬へ及ぼす影響についてMRI分析
批准号:
18K15648
负责人:
谷口 紀江
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
海馬は記憶や空間学習能力に関わる大脳辺縁皮質の一部である。アルツハイマー型認知症の初期の段階での変化が認められる部位であり、虚血に対して脆弱であることや、長期の心因的ストレスによって委縮することが知られている。近年、咀嚼機能と高次脳機能の関連性についての研究が精力的に行われて動物実験では咀嚼不全が海馬に委縮等の退行性変化に関与することが明らかになってきた。しかしながら、ヒトに対して、咀嚼不全が海馬にどのように影響するのか明らかになっていない。神奈川歯科大学倫理委員会承認の元、ヒトを対象に咬合支持が海馬の体積に及ぼす影響について基礎的研究を行った。海馬の体積はMRI画像よりアルツハイマーの診断に特化した画像解析ソフトBAADにより行った。アルツハイマー型認知症患者は健常者の海馬と比較し、委縮していることを確認できた。また咬合支持がある有歯顎群と補綴治療により咬合支持を回復した群を比較したところ、海馬の体積に統計的な有意差は認められなかった。疫学調査でも義歯の使用により認知症のリスクが有歯顎者とほど同等であるとの報告と一致しており、補綴治療により咬合を回復することが海馬の委縮を防ぐ可能性があることが示唆された。
英文摘要
海馬は記憶や空間学習能力に関わる大脳辺縁皮質の一部である。アルツハイマー型認知症の初期の段階での変化が認められる部位であり、虚血に対して脆弱であることや、長期の心因的ストレスによって委縮することが知られている。近年、咀嚼機能と高次脳機能の関連性についての研究が精力的に行われて動物実験では咀嚼不全が海馬に委縮等の退行性変化に関与することが明らかになってきた。しかしながら、ヒトに対して、咀嚼不全が海馬にどのように影響するのか明らかになっていない。神奈川歯科大学倫理委員会承認の元、ヒトを対象に咬合支持が海馬の体積に及ぼす影響について基礎的研究を行った。海馬の体積はMRI画像よりアルツハイマーの診断に特化した画像解析ソフトBAADにより行った。アルツハイマー型認知症患者は健常者の海馬と比較し、委縮していることを確認できた。また咬合支持がある有歯顎群と補綴治療により咬合支持を回復した群を比較したところ、海馬の体積に統計的な有意差は認められなかった。疫学調査でも義歯の使用により認知症のリスクが有歯顎者とほど同等であるとの報告と一致しており、補綴治療により咬合を回復することが海馬の委縮を防ぐ可能性があることが示唆された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
認知症患者の咬合状態が海馬に与える影響について- MRIによるパイロットスタディ ―
痴呆症患者咬合状况对海马体的影响 - 使用 MRI 的初步研究 -
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松山 江里, 李 鎔範, 高橋 規之, 蔡 篤儀, 谷口紀江]
通讯作者:
谷口紀江
海外基金