三叉神経(痛覚特異的ニューロン群)のATPを介した炎症性疼痛の解明
三叉神経(痛覚特異的ニューロン群)のATPを介した炎症性疼痛の解明
批准号:
18K17179
负责人:
黒田 英孝
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は,三叉神経系におけるATP受容体を介した細胞内・細胞間コミュニケーションの詳細について網羅的に検索することで,炎症性疼痛のメカニズムを解明することである.本研究は昨年度までに,三叉神経節(TG)細胞におけるP2X7受容体/Panx-1チャネル/P2X4受容体を介したautocrine現象の可能性,TG細胞とその近傍する細胞との細胞間相互作用が疼痛メカニズムに寄与する可能性を示唆した.また、血管内皮細胞におけるCカルシトニン受容体様受容体を介したアデニル酸シクラーゼ(AC)の活性化が細胞内cAMPレベルを増加させ、これらがTGニューロンにおける神経原性炎症に関与する可能性を報告した。歯における神経原性炎症は、神経終末から血管内皮細胞や歯髄細胞へと神経ペプチドが放出されることに起因する。そこで、ラット脳微小血管内皮細胞(RBMEC)に対して、mNeon green cAMP sensorを加え,細胞内cAMP濃度を蛍光強度として記録した。ACの活性薬であるForskolin(FSK)を単独投与すると、RBMECの細胞内cAMPレベルは一過性に増加した。Phosphodiesterase阻害薬であるIBMXを同時投与するとFSK誘発性細胞内cAMPレベルは有意に増加した。Gsタンパク質共役型受容体アゴニストである神経ペプチドをRBMECに投与すると、細胞内cAMPレベルは増加した。その増加はAC阻害薬であるSQ22536で有意に抑制された。RBMECはGsタンパク質共役型受容体に免疫陽性であった。TG細胞への直接的な機械的刺激によって、TG細胞からGsタンパク質共役型受容体作動性神経ペプチドが放出される可能性が示唆された。 放出されたペプチドはGsシグナル伝達経路を活性化して、軸索反射としての細胞間コミュニケーションを確立する可能性が示唆された。
英文摘要
本研究は,三叉神経系におけるATP受容体を介した細胞内・細胞間コミュニケーションの詳細について網羅的に検索することで,炎症性疼痛のメカニズムを解明することである.本研究は昨年度までに,三叉神経節(TG)細胞におけるP2X7受容体/Panx-1チャネル/P2X4受容体を介したautocrine現象の可能性,TG細胞とその近傍する細胞との細胞間相互作用が疼痛メカニズムに寄与する可能性を示唆した.また、血管内皮細胞におけるCカルシトニン受容体様受容体を介したアデニル酸シクラーゼ(AC)の活性化が細胞内cAMPレベルを増加させ、これらがTGニューロンにおける神経原性炎症に関与する可能性を報告した。歯における神経原性炎症は、神経終末から血管内皮細胞や歯髄細胞へと神経ペプチドが放出されることに起因する。そこで、ラット脳微小血管内皮細胞(RBMEC)に対して、mNeon green cAMP sensorを加え,細胞内cAMP濃度を蛍光強度として記録した。ACの活性薬であるForskolin(FSK)を単独投与すると、RBMECの細胞内cAMPレベルは一過性に増加した。Phosphodiesterase阻害薬であるIBMXを同時投与するとFSK誘発性細胞内cAMPレベルは有意に増加した。Gsタンパク質共役型受容体アゴニストである神経ペプチドをRBMECに投与すると、細胞内cAMPレベルは増加した。その増加はAC阻害薬であるSQ22536で有意に抑制された。RBMECはGsタンパク質共役型受容体に免疫陽性であった。TG細胞への直接的な機械的刺激によって、TG細胞からGsタンパク質共役型受容体作動性神経ペプチドが放出される可能性が示唆された。 放出されたペプチドはGsシグナル伝達経路を活性化して、軸索反射としての細胞間コミュニケーションを確立する可能性が示唆された。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
象牙質痛メカニズムの解析 in vivo study.
牙本质疼痛机制体内研究分析。
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大山定男, 人見涼露, 東川明日香, 大房航, 戸田はる菜, 黒田英孝, 木村麻記, 小野堅太郎,澁川義幸.]
通讯作者:
小野堅太郎,澁川義幸.
Intracellular cAMP induces Ca2+ influx in odontoblasts.
细胞内 cAMP 诱导成牙本质细胞内 Ca2+ 内流。
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kimura M, Higashikawa A, Ohyama S, Ofusa W, Shimada M, Kuroda H, Mochizuki H, Ando M, Kono K, Shibukawa Y.]
通讯作者:
Shibukawa Y.
血管内皮細胞におけるCGRP受容体の発現と受容体活性化による細胞内cAMPレベルの動態解析.
血管内皮细胞中CGRP受体表达和受体激活引起的细胞内cAMP水平的动态分析。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岩崎亮, 黄地健仁, 西山明宏, 木村麻記, 黒田英孝, 澁川義幸, 片倉 朗.]
通讯作者:
片倉 朗.
三叉神経節ニューロの機械刺激時の細胞間コミュニケーション.
三叉神经节神经元机械刺激期间的细胞间通讯。
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[矢崎龍彦, 石崎元樹, 松永真由美, 大山定男, 黒田英孝, 木村麻記, 澁川義幸, 一戸達也.]
通讯作者:
一戸達也.
三叉神経節ニューロンの機械刺激誘発性細胞間コミュニケーション.
机械刺激诱导三叉神经节神经元的细胞间通讯。
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[矢崎龍彦, 黒田英孝, 一戸達也.]
通讯作者:
一戸達也.
共 30 条
海外基金