チェコの社会学における学術著作物と知的組織化に対するデジタル調査手法

捷克社会学学术写作和知识组织的数字化研究方法

基本信息

批准号：
19F17769
负责人：
北本朝展
金额：
$ 0.45万
依托单位：
National Institute of Informatics
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-25 至 2020-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

チェコの社会学研究コミュニティを対象とし、学術的な出版物のコーパスの分析を通して、個々の研究者の研究スタイルや共同研究、引用数などの指標と研究評価を科学計量学的に関連付けるための研究を進めた。こうした研究は英語圏での研究が多くみられるが、その他の地域や言語における分析を進めることで、それぞれの類似性や独自性を探ることも重要な課題である。昨年度にすでに構築した「チェコ社会学論文コーパス」を活用し、テキストマイニング手法を高度化しながら分析を進めた。第一に、文学的な執筆スタイルと科学的な執筆スタイルの違いを探るため、テキストの素性（動詞等）のみで論文をクラスタリングした。その結果、文学的な執筆スタイルから遠いほど、共著の割合、引用回数、ファーストオーサーが女性である割合が高かった。また科学的な執筆スタイルとは、頻出名詞の意味的な分布も異なることがわかった。第二に、アルゴリズムから導かれる社会学論文のトピックが引用に与える影響を探るため、論文の累積引用数とトピックワードのオッズ比を調べた。そのために確率的階層ブロックモデルを改良したトピックモデルを構築した。その結果、論文のトピックが引用に大きな影響を与えていること、また引用にはジェンダーや共著者数など他の要素も影響を与えている可能性があることを見出した。最後に、これらの研究成果を日本の研究コミュニティと共有するためのセミナー「第11回CODHセミナー(Text Mining for Analyzing Research Communities: Sociological Topics and Socio-Technical Imaginaries)」を2019年9月25日に主催し、同じ分野の研究者と意見を交換した。

这项研究是在捷克社会学研究界进行的，通过分析学术出版物的语料库，将研究评估与研究风格，协作研究，引用数量以及其他个人研究人员的其他指标等指标相关联。这些研究中有许多是在讲英语的国家中发现的，但是通过在其他地区和语言中分析它们，探索它们的相似性和独特性也是一个重要的问题。使用去年已经构建的“捷克社会学论文语料库”，我们进行了分析，同时增加了先进的文本挖掘方法。首先，为了探索文学和科学写作风格之间的差异，论文仅基于文本特征（动词等）聚集。结果表明，距离文学写作风格越远，共同作者的比例越高，引用数量以及第一作者的比例是女性。还发现，经常出现的名词的语义分布与科学写作风格不同。其次，我们检查了累积引用和主题单词的几率比值比，以探讨算法对引用的社会学论文主题的影响。为此，我们构建了一个主题模型，该模型可以从随机分层模型中改进。结果发现，本文中的主题对引用有重大影响，而其他因素（例如性别和合着者人数）可能会对引用产生影响。最后，在2019年9月25日，第11届CODH研讨会（分析研究社区的文本挖掘：社会学主题和社会技术想象力）由研讨会主持，以与日本研究社区分享这些研究结果，并与同一领域的研究人员交流意见。