先史アンデス古期における環境変動と公共建造物の創出をめぐる考古学的研究
先史アンデス古期における環境変動と公共建造物の創出をめぐる考古学的研究
批准号:
22KJ0326
负责人:
荘司 一歩
金额:
$3.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2023-03-08 至 2025-03-31
中文摘要
初年度である本年度は、研究環境の整備に努めるとともに、現地で採集した現生サンプルおよび、遺跡から出土した貝殻の微細成長線解析と酸素同位体比測定を行い、先史アンデス古期(5000-3000BC)の環境変動の解析を実施した。その結果、ペルーの北海岸では4000BC頃にエル・ニーニョ現象の規模と頻度が大きく増加するような環境変動が起きていたことが明らかになり、それに伴って海産物を中心とする資源利用戦略にも大きな変化が起きていたことが実証された。これと機を同じくして、ペルー北海岸では廃棄物の集積がモニュメント建築へと変化していくことが分かっており、アンデス文明史において長らく課題となっていたモニュメントの創出過程について環境変動が契機となっていたという重要な知見を再確認するにいたった。また、ペルー中央海岸におけるモニュメントと環境変動の関係を明らかにすることを目的とした発掘調査の準備作業も実施した。当初は先行研究において報告されているアルメハス遺跡を調査予定であったが、8月に実施したペルー共和国での遺跡踏査の結果、遺跡の保存状況が良くないことが判明した。3月に実施した追加の踏査で、保存状況が良好で研究目的にも合致したプラヤ・クレブラス遺跡を選定するに至り、発掘調査対象遺跡を変更することとなった。遺跡の選定は研究の成否を決めるうえで非常に重要な作業であるが、奇しくも踏査で訪れたプラヤ・クレブラス遺跡は、廃棄物の集積であるマウンドとその後の神殿建築が併存する遺跡であり、両者の通時的な関係性を把握するために非常に適した事例といえる。保存状況の悪いアルメハス遺跡から、こちらの遺跡に調査対象を変更することで、研究課題の解明に向けた、より明確な見通しを得ることができた意義は大きい。
英文摘要
初年度である本年度は、研究環境の整備に努めるとともに、現地で採集した現生サンプルおよび、遺跡から出土した貝殻の微細成長線解析と酸素同位体比測定を行い、先史アンデス古期(5000-3000BC)の環境変動の解析を実施した。その結果、ペルーの北海岸では4000BC頃にエル・ニーニョ現象の規模と頻度が大きく増加するような環境変動が起きていたことが明らかになり、それに伴って海産物を中心とする資源利用戦略にも大きな変化が起きていたことが実証された。これと機を同じくして、ペルー北海岸では廃棄物の集積がモニュメント建築へと変化していくことが分かっており、アンデス文明史において長らく課題となっていたモニュメントの創出過程について環境変動が契機となっていたという重要な知見を再確認するにいたった。また、ペルー中央海岸におけるモニュメントと環境変動の関係を明らかにすることを目的とした発掘調査の準備作業も実施した。当初は先行研究において報告されているアルメハス遺跡を調査予定であったが、8月に実施したペルー共和国での遺跡踏査の結果、遺跡の保存状況が良くないことが判明した。3月に実施した追加の踏査で、保存状況が良好で研究目的にも合致したプラヤ・クレブラス遺跡を選定するに至り、発掘調査対象遺跡を変更することとなった。遺跡の選定は研究の成否を決めるうえで非常に重要な作業であるが、奇しくも踏査で訪れたプラヤ・クレブラス遺跡は、廃棄物の集積であるマウンドとその後の神殿建築が併存する遺跡であり、両者の通時的な関係性を把握するために非常に適した事例といえる。保存状況の悪いアルメハス遺跡から、こちらの遺跡に調査対象を変更することで、研究課題の解明に向けた、より明確な見通しを得ることができた意義は大きい。
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景観で考えるモニュメンタリティ:ペルー北海岸のマウンド・ビルディングを事例に
通过景观思考纪念性:秘鲁北海岸土墩建筑案例研究
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[荘司一歩, ビクトル・バスケス, テレサ・ロサーレス, 山本亮,藤田晴啓,河原和好,市川健太,南雲彩花, 荘司一歩]
通讯作者:
荘司一歩
二枚貝の成長線解析や地球化学分析を用いた古環境研究
使用双壳类生长线分析和地球化学分析进行古环境研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
月間海洋
影响因子:
--
作者:
[荘司一歩, 三木志緒乃, 窪田薫, 白井厚太朗]
通讯作者:
白井厚太朗
ゴミ捨て場のモニュメンタリティ:環境変動と資源利用からモニュメントのはじまりを問い直す
垃圾场的纪念性:从环境变化和资源利用的角度重新思考纪念碑的起源
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kazuho Shoji, Kotaro Shirai, Naoko Murakami-Sugihara, 荘司一歩]
通讯作者:
荘司一歩
考古学からみたエル・ニーニョ現象と資源量の変動サイクル
考古学视角下的厄尔尼诺现象与资源波动周期
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[荘司一歩, ビクトル・バスケス, テレサ・ロサーレス]
通讯作者:
テレサ・ロサーレス
ペルー沿岸部における古環境変動と食選択の変化
秘鲁沿海古环境变化和食物选择的变化
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kazuho Shoji, Kotaro Shirai, Naoko Murakami-Sugihara, 荘司一歩, 荘司一歩]
通讯作者:
荘司一歩
共 7 条
生態資源利用とモニュメンタリティの生成からみた先史アンデス神殿出現期の研究
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批准号:24K16191
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:荘司 一歩
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依托单位:
ペルー北海岸の先史時代における生業と世界観の形成
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批准号:16J06775
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2016
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负责人:荘司 一歩
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依托单位:
海外基金