樹木や竹の階層構造を利用した革新的セルロース材料の創製とその構造・物性評価
樹木や竹の階層構造を利用した革新的セルロース材料の創製とその構造・物性評価
批准号:
22KJ1229
负责人:
暮井 達己
金额:
$1.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
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英文摘要
木質バイオマスの階層構造、つまり組織・細胞、細胞壁、微細構造に至るまでの一連の構造はナノオーダーのセルロース繊維を緻密に組み上げ、その周囲をヘミセルロースやリグニンといったマトリックス成分で固めて形成されている。したがって、階層構造の骨格はそこに内在するセルロース繊維の集積体と見なせる。セルロースを単離する際、従来の方法ではこの骨格を保持するのは困難であり、また人工的に再構築することも簡単には実現できない。そこで本研究では、木質バイオマスから階層構造を保持しながら選択的にマトリックス成分を除去した新規セルロース材料の開発を試みた。その上で、木質バイオマスの構造を活かすことで得られる本材料の優位性を物性試験と絡めて調査した。上記の計画を遂行するため、スギ(Cryptomeria japonica)材から高度に制御されたセルロース集積体を取り出し、熱プレスによるシート材料化を実施した。そして、本材料を構成するセルロース繊維の長さ(その指標として重合度を採用)や配向性といったミクロの構造が材全体の引張特性に及ぼす影響を評価した。その結果、セルロース繊維を配向させることは引張弾性率(材料の変形しにくさ)や引張強さの劇的な向上につながり、また化学処理によるセルロース繊維の断片化を抑制することは引張強さの発現に必要不可欠であると示された。セルロース繊維の長さや配向の力学特性への関与はこれまで漠然と想定されてきたが、それを明確なデータで裏付けた点は意義深い。さらに、そうした構造特性を活かせる材料の設計に成功したことも本研究の独自性を示す上で重要である。以上の研究成果に関して、国内学会での発表および国際雑誌における報告を行い、積極的な情報発信に努めた。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
針葉樹材におけるセルロース繊維の集積構造を利用したシート材料の構造・物性評価
利用软木材料中纤维素纤维的堆积结构评价片材的结构和物理性能
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[暮井達己, 日置優人, 小瀬亮太, 半智史, 船田良, 堀川祥生]
通讯作者:
堀川祥生
Effects of orientation and degree of polymerization on tensile properties in the cellulose sheets using hierarchical structure of wood
取向和聚合度对使用木材分层结构的纤维素片材拉伸性能的影响
DOI:
10.1007/s10570-021-04160-7
发表时间:
2021
期刊:
Cellulose
影响因子:
5.7
作者:
[Kurei T., Hioki Y., Kose R., Nakaba S., Funada R., Horikawa Y]
通讯作者:
Horikawa Y
酸加水分解による木材の解剖学的および材料力学的変化の追跡
跟踪木材由于酸水解而发生的解剖学和材料机械变化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[暮井達己, 酒井俊輔, 堀川祥生]
通讯作者:
堀川祥生
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