スピノザ哲学の源泉としてのオランダ・デカルト主義――観念の実在をめぐって
スピノザ哲学の源泉としてのオランダ・デカルト主義――観念の実在をめぐって
批准号:
22KJ1847
负责人:
榮福 真穂
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
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英文摘要
本研究の課題は、スピノザの観念説の特異性を、その思想的源泉と考えられるデカルトおよびオランダ・デカルト主義思想との比較を通して詳らかにすることである。この問題意識のもと、2022年度は(1)デカルトの観念説における実在性(realitas)概念の解明、(2)スピノザ初期思想におけるオランダ・デカルト主義の影響の検討、の2つの軸で研究を遂行した。(1)まずは、本研究全体の出発点として押さえるべきデカルトの観念説について、二種類の「実在性」に着目して整理を行なった。この成果は論文「『省察』の観念説における質料形相論」として発表された(同論文で日仏哲学会若手研究者奨励賞受賞)。次に、この主題についての近年の重要文献であるFrancesco Marrone, Realitas obiectiva: Elaborazione e genesi di un concetto, 2018を読み、書評を執筆した。本書はデカルトの対象的レアリタス概念を直接的に取り扱うものではないが、スコトゥス主義の系譜における当該概念の生成・発展という文脈についての理解を深めることができた。(2)いまだ蓄積の少ないオランダ・デカルト主義研究に取り組むため、2022年度はその背景の把握とスピノザとの思想的接点の把握に努めた。まず、厳密にはデカルト主義者ではなく新スコラの系譜に属するへーレボールトの著作を読み解き、デカルト主義と改革派神学の折衷的な神論のあり方を把握した。次に、同様の問題意識からスピノザの初期著作を分析し、初期著作に見られる伝統的神学と共通の論点が、のちの『エチカ』の体系構想に繋がりうる着想を含んでいることを指摘した。以上の研究をまとめ、「スピノザ平行論の起源をめぐる考察:『短論文』における神学的議論を手がかりに」と題する研究発表を日仏哲学会春季大会にて行なった。
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DOI:
10.51086/sfjp.27.0_168
发表时间:
2022
期刊:
Revue de Philosophie Francaise
影响因子:
--
作者:
[K. Yamashita, T. Hattori, Y. Kuwahara, and A. Saito, 榮福真穂]
通讯作者:
榮福真穂
へーレボールトの創造論
希勒伯德的创造论
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[香川佳之, 大洞光司, 林高史, 榮福真穂, 谷口 夏奈,山下 和真,服部 卓磨,桑原 裕司,齋藤 彰, 榮福真穂]
通讯作者:
榮福真穂
<論文>デカルトにおける観念の二義性の意義 ――観念の形相的実在性を中心に――
<论文>笛卡尔思想模糊性的意义——聚焦思想的形式现实——
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
哲学の門:大学院生研究論集
影响因子:
--
作者:
[香川佳之, 大洞光司, 林高史, 榮福真穂]
通讯作者:
榮福真穂
<Book Review>Francesco Marrone, Realitas obiectiva: Elaborazione e genesi di un concetto, 2018, Edizioni di Pagina
<书评>Francesco Marrone,Realitas obiectiva: Elaborazione e Genesi di un concetto,2018,Edizioni di Pagina
DOI:
10.14989/279657
发表时间:
2023
期刊:
Scientia : Journal of Modern Western Philosophy
影响因子:
--
作者:
[香川佳之, 大洞光司, 林高史, 榮福真穂]
通讯作者:
榮福真穂
スピノザ平行論の起源をめぐる考察:『短論文』における神学的議論を手がかりに
斯宾诺莎排比的起源思考——基于《短文》中的神学讨论
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[香川佳之, 大洞光司, 林高史, 榮福真穂]
通讯作者:
榮福真穂
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