現代ベトナムにおける認知症高齢者をめぐる家族規範と生活実践に関する研究
現代ベトナムにおける認知症高齢者をめぐる家族規範と生活実践に関する研究
批准号:
21K17941
负责人:
野上 恵美
金额:
$1.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
2022年度は夏季に1週間、春季に10日間の日程でベトナムに渡航し、高齢者施設・精神科病院訪問訪問ならびに職員(医師・看護師・介助者)への聞き取り調査を実施した。夏季調査時では、ホーチミン市で高齢の親戚のケアに携わっている女性たちにケアの具体的な内容と「認知症」をどのように理解しているかについて聞き取りを行った。聞き取りを通して、ケアには直接的なケア(食事の介助など)の他に、間接的なケア(海外にいる高齢者の親戚に送金する、電話をかける)なども含まれることがわかった。また、認知症については、「認知症」という医療用語は知っているが、一方で老化現象のひとつとして捉えており医療的治療やケアは必要ではないと考えていることがわかった。春季調査時では、バリア・ブンタウ省にある高齢者施設を訪問し、施設職員に入居している高齢者の身体状態について聞き取り調査を行った。聞き取りでは、身体の不自由さが入居のきっかけになることがわかった。また、近年は、高齢者施設のイメージが変わりつつあることも聞き取りから伺い知ることができた。ホーチミン市では、寺院が運営している高齢者施設を3件訪問した。1件の高齢者施設で介助者に聞き取りを行うことができた。この施設では重度寝たきりで会話が困難な高齢者が入居していた。介助者は専門的な資格を有しているわけではなく、奉仕として高齢者の介助に携わっているとのことだった。介助者の主な役割はは食事と排泄介助であった。その他の2件の高齢者施設では施設見学にとどまった。春季と夏季と調査を通して、ベトナム社会における高齢者施設対するイメージが「収容の場」から「生活の場」へと変化しつつある兆しをみることができた。認知症の認識については、医療従事者だけなく一般の人びとにも医療的な用語が浸透しつつあるが、一般の人びとが認知症に対して医療的措置が必要であると考えていないことがわかった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ベトナムにおける高齢化とケアーERIAレポートレビューを中心にー
越南的老龄化与护理——重点关注 ERIA 报告审查
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
グローバル・コミュニケーション研究
影响因子:
--
作者:
[岩井美佐紀, 野上恵美, 土屋敦子]
通讯作者:
土屋敦子
日本におけるベトナム移民の現在
越南移民在日本的现状
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岩井美佐紀, 野上恵美, 土屋敦子, 野上恵美]
通讯作者:
野上恵美
海外基金