「信頼の多層モデル」に基づく道徳の規範性の解明
「信頼の多層モデル」に基づく道徳の規範性の解明
批准号:
22K12963
负责人:
永守 伸年
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
わたしたちはどうして道徳的であるべきなのか。この倫理学の根本問題に対して「信頼」 の観点から応答するのが本研究の目的である。近年、信頼研究の学際的な発展に伴って、人 と人の信頼関係から道徳性を捉え直そうとする倫理学の構想が注目を集めている。しかし、 従来の研究の多くは道徳性を信頼関係が成立する前提とみなすことで、既存の道徳理論を信 頼研究に「応用」するにとどまってきた。対して、本研究は信頼関係をむしろ道徳性が成立 する前提とみなすことで、信頼研究を道徳理論の「基礎」に据える。具体的には新たに「信 頼の多層モデル」を提示することで、以下のように「信頼ベースの道徳理論」を構築する。(i) 信頼と呼ばれる現象を感情、認知、制度のレベルにまたがる多層的な態度として捉える。(ii) (i)によって、「どうして道徳的であるべきなのか」という倫理学の根本問題に答える。以上の二つの目的を達成するため、1年目には、「信頼の多層モデル」の基底層としての感情的信頼を研究した。感情的信頼は証拠不十分な楽観的態度として分析され、倫理学ではアネット・バイアーの著作”Moral Prejudices”(1994)によって研究の端緒が開かれた。本研究はバイアーの著作を手がかりとして、感情的信頼の思想的源流を18世紀の哲学者、デヴィッド・ヒュームの感情の理論に見定めた。さらに、カレン・ジョーンズ、リチャード・ホールトンといった現代の哲学者の議論を参照しつつ、感情的信頼の特性を(1)志向性、(2)応答性、(3)規範性という三つの要素から明らかにした。
英文摘要
わたしたちはどうして道徳的であるべきなのか。この倫理学の根本問題に対して「信頼」 の観点から応答するのが本研究の目的である。近年、信頼研究の学際的な発展に伴って、人 と人の信頼関係から道徳性を捉え直そうとする倫理学の構想が注目を集めている。しかし、 従来の研究の多くは道徳性を信頼関係が成立する前提とみなすことで、既存の道徳理論を信 頼研究に「応用」するにとどまってきた。対して、本研究は信頼関係をむしろ道徳性が成立 する前提とみなすことで、信頼研究を道徳理論の「基礎」に据える。具体的には新たに「信 頼の多層モデル」を提示することで、以下のように「信頼ベースの道徳理論」を構築する。(i) 信頼と呼ばれる現象を感情、認知、制度のレベルにまたがる多層的な態度として捉える。(ii) (i)によって、「どうして道徳的であるべきなのか」という倫理学の根本問題に答える。以上の二つの目的を達成するため、1年目には、「信頼の多層モデル」の基底層としての感情的信頼を研究した。感情的信頼は証拠不十分な楽観的態度として分析され、倫理学ではアネット・バイアーの著作”Moral Prejudices”(1994)によって研究の端緒が開かれた。本研究はバイアーの著作を手がかりとして、感情的信頼の思想的源流を18世紀の哲学者、デヴィッド・ヒュームの感情の理論に見定めた。さらに、カレン・ジョーンズ、リチャード・ホールトンといった現代の哲学者の議論を参照しつつ、感情的信頼の特性を(1)志向性、(2)応答性、(3)規範性という三つの要素から明らかにした。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
他者と共に自律すること
与他人保持自主
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
立命館文学
影响因子:
--
作者:
[Yasushi Hirai, Barry Dainton, Ryusuke Okajima, et al., 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 永守伸年]
通讯作者:
永守伸年
『判断力批判』に定位したカント実践哲学の再構成
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批准号:14J04815
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.83万
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财政年份:2014
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负责人:永守 伸年
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依托单位:
カントの超越論的哲学の成立と、その発展の解明―想像力を中心に
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批准号:09J05040
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:2009
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负责人:永守 伸年
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依托单位:
海外基金