特撮映像の演出における「フォトリアリズム」とは対照的な性質の解明
特撮映像の演出における「フォトリアリズム」とは対照的な性質の解明
批准号:
22K13004
负责人:
真鍋 公希
金额:
$1.08万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本研究は、日本の特撮映像において、「フォトリアリズム」とは異なる演出が追求されるようになった過程を記述し、この演出が、偶然性を映像に取り入れることによって特徴づけられると示すことにある。助成1年目は、研究計画に沿って、ファン雑誌や製作者の執筆した文献、および映像資料の収集と分析を進めた。加えて、近年のハリウッド映画史における特殊効果・視覚効果に関する諸研究を収集し、ストップ・モーション・アニメーションに関する議論の論点整理を行った。ストップ・モーション・アニメーションは、ハリウッド映画で「フォトリアリズム」が支配的な演出観になった際、それと対抗関係にあったと考えられる。そのため、日本の特撮と共通する点も多く、両者の比較は本研究にとって重要なものといえる。先行研究におけるストップ・モーション・アニメーションに関する記述では、「リアルすぎない主義」と呼ばれる独自の演出観が主張されていたとの指摘がある。この指摘は日本の特撮映像における演出観とも重なる部分がある。ただし、ストップ・モーション・アニメーションではアニメーターの技術という人間性に力点があるとされているのに対して、日本の特撮ではミニチュアの物質性、いいかえると非人間性に力点が置かれることが多い。以上のように、収集した資料と海外の研究を照らし合わせることで、日本特撮の独自性がいっそう明確となった。以上の内容は、所属大学の紀要に研究ノートとして投稿している。
英文摘要
本研究は、日本の特撮映像において、「フォトリアリズム」とは異なる演出が追求されるようになった過程を記述し、この演出が、偶然性を映像に取り入れることによって特徴づけられると示すことにある。助成1年目は、研究計画に沿って、ファン雑誌や製作者の執筆した文献、および映像資料の収集と分析を進めた。加えて、近年のハリウッド映画史における特殊効果・視覚効果に関する諸研究を収集し、ストップ・モーション・アニメーションに関する議論の論点整理を行った。ストップ・モーション・アニメーションは、ハリウッド映画で「フォトリアリズム」が支配的な演出観になった際、それと対抗関係にあったと考えられる。そのため、日本の特撮と共通する点も多く、両者の比較は本研究にとって重要なものといえる。先行研究におけるストップ・モーション・アニメーションに関する記述では、「リアルすぎない主義」と呼ばれる独自の演出観が主張されていたとの指摘がある。この指摘は日本の特撮映像における演出観とも重なる部分がある。ただし、ストップ・モーション・アニメーションではアニメーターの技術という人間性に力点があるとされているのに対して、日本の特撮ではミニチュアの物質性、いいかえると非人間性に力点が置かれることが多い。以上のように、収集した資料と海外の研究を照らし合わせることで、日本特撮の独自性がいっそう明確となった。以上の内容は、所属大学の紀要に研究ノートとして投稿している。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
特撮の「リアリティ」の比較社会学のために――Plastic Reality(Turnock, 2015)の論点整理
对于特效“现实”的比较社会学:《塑料现实》问题摘要(Turnock,2015)
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
研究紀要/ [関西国際大学]
影响因子:
--
作者:
[寺尾佳子, 真鍋公希]
通讯作者:
真鍋公希
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