満洲語における接尾辞-kvの造語機能と意味
満洲語における接尾辞-kvの造語機能と意味
批准号:
22K13123
负责人:
高田 友紀
金额:
$0.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
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英文摘要
当該年度に行った主要な研究は、満洲語の名詞化接尾辞-kvのバリアント-kuについての意味的・音韻的研究である。まず意味面に関して、前年度に行った-kvの意味分類に関する研究を-kuと比較することによって、その分析結果が妥当であるか否かの確認が可能である。-kvによって付加される意味は、主として多い順に道具、物、人、場所に分類されるが、-kuについての結果も同様に、道具、物、人、場所に大別され、それぞれが占める割合もほぼ同様であるが、「事」を意味する語が多いという特徴が見られた。その数は「場所」に匹敵するほどであり、-kvにも「場所」9例に対し「事」6例が存在するため、これも当該接尾辞の主要な意味分類に加えるべきであると考える。また音韻面について、-kuの付される語幹に含まれる母音はほぼ女性母音(i、u)か中性母音(e)であり、男性母音(a,o,v)は少数しか含まれないことがわかる。先行研究では、満洲語の母音調和の制限はゆるやかで例外がきわめて多いとされるが、-kuに関していえば、その例外に一定の規則が見られた。本研究で観察された母音調和の例外(語幹に男性母音を含むもの)は179例中11例であるが、いずれも打穀用品や豚の餌箱など、元来の生活方式である遊牧との関係の薄い語であり、おそらく輸入された概念であると推測される。外来であることが母音調和の不規則性に影響を与えたと考えると、元々の満洲語というのはより厳しい母音調和の規則を有していた可能性が高い。以上の研究は、これまで「~するもの」の意(意味範囲はかなり広い)とされてきた-kv/kuについて、主要な意味分類を提示することで、文献解読時、辞書に収録されない初見語の意味推測、文書理解の助けとなるという意義を有すると同時に、未だ研究のあまり進んでいない満洲語の音韻における発展過程の解明の一助となるという点で非常に重要な研究である。
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会议论文
十二字頭からみる満洲語母音vの出現に関する一考察
从十二字开头看满语韵母v的出现
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Okada, Chika & Sugaya, Yusuke, 菅谷友亮・大喜祐太, Hannah Dahlberg-Dodd, Hannah Dahlberg-Dodd, Hannah Dahlberg-Dodd, 黄 海萍, HUANG,Haiping, 千々岩宏晃, 髙田友紀]
通讯作者:
髙田友紀