現代アメリカの連邦制の変容:連邦と州の政治の連結
現代アメリカの連邦制の変容:連邦と州の政治の連結
批准号:
22K13338
负责人:
梅川 葉菜
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2027-03-31
中文摘要
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英文摘要
連邦政府と州政府の間の関係性の研究は、連邦制研究という分野によって進められてきた。連邦制研究は大きく分けて二元的連邦制と協調的連邦制という連邦制概念を提示している。二元的連邦制は、憲法上の連邦政府と州政府の間の権限の明確な区分という観点から連邦政府と州政府の関係を記述する。協調的連邦制は、連邦政府と州政府が協力して連邦政府の政策を形成し執行するという観点から連邦と州の関係を記述する。これら二つの見方が今日でも主流であり、様々な派生形は生じているものの、1970年代以降に見られる州政府の振る舞いについては理解できない。なぜなら、現代米国政治においては憲法上の権限の区分の有無を問わず連邦政府と州政府が双方の領域に関与するようになったため、二元的連邦制の説明力が弱くなっているからである。協調的連邦制についても、現代米国政治においては連邦政府と州政府が必ずしも協力するとは限らず、むしろ反目しあって政策の形成や執行が阻止されることが多々見られるようになり説明力を減じている。したがって本研究の目的は、州政府の新しい振る舞いについて分析することで、現代の、現実の連邦と州の関係を明らかにし、その結果として、新しい連邦制概念を提示することである。2022年度はまず、当初の予定通りデータベースの作成をしていたところ、連邦と州に加え、州以下の地方政府も加えた「三層構造」の理解こそが1970年代以降に見られる州政府の振る舞いを考える上で不可欠であること、ひいては「三層構造」こそが現代アメリカの連邦制理解にとって欠かせないことを示唆する事例が見つかった。そこで、地方政府と州政府の間の自治権の奪い合いの事例を分析したところ、保守派と企業の連合体としてのアメリカ立法交流評議会(American Legislative Exchange Council)という政治団体の重要性を見出した。
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