神埼市特産ワビシ外皮の抗菌活性の解明および実用化の可能性の探索
神埼市特産ワビシ外皮の抗菌活性の解明および実用化の可能性の探索
批准号:
22K13621
负责人:
斎木 まど香
金额:
$2.0万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
初年度である2022年度は、ワビシ外皮から抗菌物質を抽出するにあたり最も優れた手法を確立することを目的に行った。抽出は、有機溶媒抽出、熱水抽出(60℃、1時間)、加圧蒸気抽出(120℃、20分)の3つを行った。まず、有機溶媒抽出では、エタノール、アセトン、メタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO)について検討を行った結果、DMSOによる抽出が最も強い抗菌効果がみられた。また、原液と60%に希釈したものを比較したところ、DMSOにおいては同程度であった。また、抽出時間を2時間と24時間として比較したが、菌によって適当な時間が異なっていた。様々な条件を検討したが、有機溶媒抽出では、腸炎ビブリオを除くグラム陰性菌には抗菌効果がみられなかった。次に、熱水抽出と加圧蒸気抽出も行ったところ、熱水抽出液は一部抗菌効果がみられなかった細菌があったが、加圧蒸気抽出液はグラム陰性菌であっても抗菌効果がみられ、抗菌スペクトルが広いことがわかった。以上から、ワビシ外皮には抗菌物質が含まれており、その抽出は加圧蒸気抽出が最もよいことが明らかとなった。しかしながら、加圧蒸気抽出液にはにごりがあり、また、冷凍後解凍するとドロドロになって実用化しにくいこともわかったので、次年度は加圧蒸気抽出液を凍結乾燥し、その抗菌効果について検討する予定である。また、グラム陰性菌は抗菌効果がみられにくいにも関わらず、どの抽出法においてもグラム陰性菌である腸炎ビブリオに対して最も強い抗菌効果が得られた。これは、腸炎ビブリオのみに添加している食塩の影響と推測されるので、食塩の抗菌効果増強作用について次年度検討する予定である。
英文摘要
初年度である2022年度は、ワビシ外皮から抗菌物質を抽出するにあたり最も優れた手法を確立することを目的に行った。抽出は、有機溶媒抽出、熱水抽出(60℃、1時間)、加圧蒸気抽出(120℃、20分)の3つを行った。まず、有機溶媒抽出では、エタノール、アセトン、メタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO)について検討を行った結果、DMSOによる抽出が最も強い抗菌効果がみられた。また、原液と60%に希釈したものを比較したところ、DMSOにおいては同程度であった。また、抽出時間を2時間と24時間として比較したが、菌によって適当な時間が異なっていた。様々な条件を検討したが、有機溶媒抽出では、腸炎ビブリオを除くグラム陰性菌には抗菌効果がみられなかった。次に、熱水抽出と加圧蒸気抽出も行ったところ、熱水抽出液は一部抗菌効果がみられなかった細菌があったが、加圧蒸気抽出液はグラム陰性菌であっても抗菌効果がみられ、抗菌スペクトルが広いことがわかった。以上から、ワビシ外皮には抗菌物質が含まれており、その抽出は加圧蒸気抽出が最もよいことが明らかとなった。しかしながら、加圧蒸気抽出液にはにごりがあり、また、冷凍後解凍するとドロドロになって実用化しにくいこともわかったので、次年度は加圧蒸気抽出液を凍結乾燥し、その抗菌効果について検討する予定である。また、グラム陰性菌は抗菌効果がみられにくいにも関わらず、どの抽出法においてもグラム陰性菌である腸炎ビブリオに対して最も強い抗菌効果が得られた。これは、腸炎ビブリオのみに添加している食塩の影響と推測されるので、食塩の抗菌効果増強作用について次年度検討する予定である。
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