IL-4/IL-13は乾皮症・掻痒性皮膚疾患のかゆみ誘導のマスター分子か?
IL-4/IL-13は乾皮症・掻痒性皮膚疾患のかゆみ誘導のマスター分子か?
批准号:
22K16290
负责人:
一桝 菜央
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
アトピー性皮膚炎や結節性痒疹などに伴う掻痒には、掻破行動を誘導するかゆみ (itch) と軽微な刺激で掻破行動が誘発されるアロネーシス (alloknesis) に大別される。我々は2種のマウス乾皮症モデル(卵巣摘出マウス、人工的乾皮症もでる)を用いて、IL4/IL-13中和抗体がアロネーシスを抑制することを見出した。しかし、IL-4/IL-13は皮膚からは検出されず、また、これらのサイトカインの投与実験からも、ごく微量に存在するこれらのサイトカインがアロネーシスを誘導している可能性が高いと判断した。また、IL-4/IL-13は他のかゆみ誘導因子の作用を増強するため、IL-4/IL-13の機能を阻害することでアロネーシスを阻止できた可能性を推測している。さらに、同じメカニズムは掻破行動を誘導するかゆみの抑制にも関与している可能性がある。以上より、微量のIL4/IL-13はかゆみ刺激を全般的に活性化し、その機能阻害はかゆみを抑制すると仮定し、掻痒を誘発するモデルとしてIL31投与マウスを用い、IL-4/IL-13中和抗体が自発性掻痒を抑制するかを検討した。また、同モデルにおいて、アロネーシスの有無も観察した。乾皮症モデルマウスにおいても同様の実験を施行し、その効果を検証中である。掻痒性疾患において、そのメカニズムは不明な点も多く、IL-4/IL-13の機能阻止がIL-31の掻痒誘導にどのように影響するかは明らかにされていない。これは実臨床での課題を解決する課題であり、意義のあるテーマと考えている。
英文摘要
アトピー性皮膚炎や結節性痒疹などに伴う掻痒には、掻破行動を誘導するかゆみ (itch) と軽微な刺激で掻破行動が誘発されるアロネーシス (alloknesis) に大別される。我々は2種のマウス乾皮症モデル(卵巣摘出マウス、人工的乾皮症もでる)を用いて、IL4/IL-13中和抗体がアロネーシスを抑制することを見出した。しかし、IL-4/IL-13は皮膚からは検出されず、また、これらのサイトカインの投与実験からも、ごく微量に存在するこれらのサイトカインがアロネーシスを誘導している可能性が高いと判断した。また、IL-4/IL-13は他のかゆみ誘導因子の作用を増強するため、IL-4/IL-13の機能を阻害することでアロネーシスを阻止できた可能性を推測している。さらに、同じメカニズムは掻破行動を誘導するかゆみの抑制にも関与している可能性がある。以上より、微量のIL4/IL-13はかゆみ刺激を全般的に活性化し、その機能阻害はかゆみを抑制すると仮定し、掻痒を誘発するモデルとしてIL31投与マウスを用い、IL-4/IL-13中和抗体が自発性掻痒を抑制するかを検討した。また、同モデルにおいて、アロネーシスの有無も観察した。乾皮症モデルマウスにおいても同様の実験を施行し、その効果を検証中である。掻痒性疾患において、そのメカニズムは不明な点も多く、IL-4/IL-13の機能阻止がIL-31の掻痒誘導にどのように影響するかは明らかにされていない。これは実臨床での課題を解決する課題であり、意義のあるテーマと考えている。
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