ファーマコゲノミクスに基づく腎がん治療薬パゾパニブの個別化投与設計
ファーマコゲノミクスに基づく腎がん治療薬パゾパニブの個別化投与設計
批准号:
17H00493
负责人:
野田 哲史
金额:
$0.35万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017 至 --
中文摘要
パゾパニブは、進行性腎がんの1次治療として承認された分子標的抗がん薬である。しかし、用量制限毒性となる肝障害・高血圧等の重篤な有害事象のため、減量/中止を余儀なくされる場合が多い。これまで、パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の症例で臨床効果が高かったと報告されている(Br J Cancer. 2014)が、毒性域についての検討はされていない。今回、パゾパニブを投与した腎がん患者において、血中濃度測定および遺伝子多型解析は順調に集積されていており(28名、採血218ポイント)、現在、血中濃度の個体間変動要因を探索するために、ファーマコゲノミクス解析を進めている。今回、パゾパニブ濃度と奏効率・副作用との関連性を解析した結果を報告する。滋賀医大病院でパゾパニブが投与され、本研究参加の同意を得た腎がん患者17名を対象とした。パゾパニブ濃度はトラフ値を採血し、高速液体クロマトグラフィーで測定した。投与開始3ヵ月の中央値の濃度と効果の関連性を、副作用発現時の濃度と副作用の重篤度の関連性を解析した。パゾパニブ濃度の中央値は49.2μg/mL(10.6-93.3μg/mL)であった。パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の患者(12名)では、CR(1名)、PR(8名)、SD(3名)であり、20.5μg/mL以下の患者(3名)ではSD(1名)、PD(2名)であった。グレード3以上の副作用が発現した患者のパゾパニブ濃度(3名)は、グレード2以下の患者(14名)よりも有意に高値であった(73.1μg/mL vs 43.0μg/mL, P<0.05)。本結果より、パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の患者で高い奏効率が認められ、パゾパニブの副作用は濃度依存的であることが示された。したがって、パゾパニブの効果を担保した上で重篤な副作用を回避するため、血中濃度のモニタリングは有用である可能性が示唆された。
英文摘要
パゾパニブは、進行性腎がんの1次治療として承認された分子標的抗がん薬である。しかし、用量制限毒性となる肝障害・高血圧等の重篤な有害事象のため、減量/中止を余儀なくされる場合が多い。これまで、パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の症例で臨床効果が高かったと報告されている(Br J Cancer. 2014)が、毒性域についての検討はされていない。今回、パゾパニブを投与した腎がん患者において、血中濃度測定および遺伝子多型解析は順調に集積されていており(28名、採血218ポイント)、現在、血中濃度の個体間変動要因を探索するために、ファーマコゲノミクス解析を進めている。今回、パゾパニブ濃度と奏効率・副作用との関連性を解析した結果を報告する。滋賀医大病院でパゾパニブが投与され、本研究参加の同意を得た腎がん患者17名を対象とした。パゾパニブ濃度はトラフ値を採血し、高速液体クロマトグラフィーで測定した。投与開始3ヵ月の中央値の濃度と効果の関連性を、副作用発現時の濃度と副作用の重篤度の関連性を解析した。パゾパニブ濃度の中央値は49.2μg/mL(10.6-93.3μg/mL)であった。パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の患者(12名)では、CR(1名)、PR(8名)、SD(3名)であり、20.5μg/mL以下の患者(3名)ではSD(1名)、PD(2名)であった。グレード3以上の副作用が発現した患者のパゾパニブ濃度(3名)は、グレード2以下の患者(14名)よりも有意に高値であった(73.1μg/mL vs 43.0μg/mL, P<0.05)。本結果より、パゾパニブ濃度が20.5μg/mL以上の患者で高い奏効率が認められ、パゾパニブの副作用は濃度依存的であることが示された。したがって、パゾパニブの効果を担保した上で重篤な副作用を回避するため、血中濃度のモニタリングは有用である可能性が示唆された。
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経口分子標的抗がん薬におけるTDMを活用したチーム医療
使用TDM进行口服分子靶向抗癌药物的团队医疗
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[野田哲史, 寺田智祐]
通讯作者:
寺田智祐
ハイリスク患者のがん薬物療法ハンドブック~多様化・複雑化する患者への治療戦略を身につける~
高危患者癌症药物治疗手册 - 学习针对日益多样化和复杂的患者的治疗策略 -
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[寺田智祐, 野田哲史, 野田哲史]
通讯作者:
野田哲史
経口分子標的抗がん薬の臨床薬理学的研究
口服分子靶向抗癌药物的临床药理研究
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[野田哲史, 寺田智祐]
通讯作者:
寺田智祐
高齢者における薬物動態の特徴~がん薬物療法で注意すべきポイント~
老年人药代动力学特点 ~ 癌症药物治疗注意事项 ~
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[寺田智祐, 野田哲史]
通讯作者:
野田哲史
肝臓がん患者におけるソラフェニブの体内動態と毒性・臨床アウトカムとの関連性
索拉非尼药代动力学与肝癌患者毒性/临床结果的关系
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[寺田 智祐, 野田 哲史, 平 大樹, 森田 真也]
通讯作者:
森田 真也
共 8 条
がん患者における直接作用型経口抗凝固薬の投与量個別化を目指した臨床薬理学的研究
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批准号:23K14410
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:野田 哲史
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依托单位:
海外基金