「文化的自由の為の会議」から考察する、冷戦期現代音楽における外音楽的レトリック
「文化的自由の為の会議」から考察する、冷戦期現代音楽における外音楽的レトリック
批准号:
20901007
负责人:
福中 冬子
金额:
$0.36万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
中文摘要
本研究は、「文化的自由の為の会議(The Congress for Cultural Freedom)」が冷戦期に行った活動の調査を通じ、第二次大戦後の欧米音楽における「モダニズム」という概念を構築したレトリックとその背後にある動機を、外音楽的な、より広い枠組みにおいて考察することを目的として行われた。当初は、2007年3月と8月に行った米国(シカゴおよびテキサス)とスイス(バーゼル)での結果を受け、シカゴ大学附属Joseph Regenstein図書館所蔵の「自由会議」関連の資料、およびテキサス大学オースティン校のHenry Ransom人文リサーチセンター所蔵のニコラス・ナボコフ・ペーパーのより綿密な資料調査・収集を行う予定であった。しかしながら前出の二機関に保管されている資料の膨大な規模を受け、パウル・ザッハー財団(スイス、バーゼル)所管の音楽関係者(作曲家、音楽活動家、演奏家など)の資料の調査を通じて、当時の音楽家がどのような外音楽的意識をもって「自由会議」によって開催された音楽祭と関係を持っていたかを巡る考察に焦点をしぼるほうが得策と考え、結果研究時間の大半を同財団内の資料の調査・収集に費やした。音楽祭で中心的な扱いを受けた作曲家(とりわけイーゴリ・ストラヴィンスキー)やその運営の中心的な役割を担った音楽家(とりわけニコラス・ナボコフ)の関係資料から見えてきたものは、第一に会議側と音楽家側の動機において相当な温度差が存在したということ、第二に、会議側が特に確固とした美学的青写真をもって「現代音楽」を擁護しようとしていたわけではない、という事実である。とりわけ、会議側による音楽祭のプログラミングを巡っては、特定の音楽様式を意識的に前景化させようとした会議側の意図の顕れというよりもむしろ、その時々に運営に関わってきた関係者の個人的な音楽観の表出であるという結論に達するに至った。今後の課題としては、一見ランダムにも見えるその音楽祭の運営が、「文化活動」を通じて反ソ・レトリックを繰広げた「会議」の根本的動機にどう関連づけられるべきなのか、上記二機関での調査の可能性も含め、考えることであろう。
英文摘要
本研究は、「文化的自由の為の会議(The Congress for Cultural Freedom)」が冷戦期に行った活動の調査を通じ、第二次大戦後の欧米音楽における「モダニズム」という概念を構築したレトリックとその背後にある動機を、外音楽的な、より広い枠組みにおいて考察することを目的として行われた。当初は、2007年3月と8月に行った米国(シカゴおよびテキサス)とスイス(バーゼル)での結果を受け、シカゴ大学附属Joseph Regenstein図書館所蔵の「自由会議」関連の資料、およびテキサス大学オースティン校のHenry Ransom人文リサーチセンター所蔵のニコラス・ナボコフ・ペーパーのより綿密な資料調査・収集を行う予定であった。しかしながら前出の二機関に保管されている資料の膨大な規模を受け、パウル・ザッハー財団(スイス、バーゼル)所管の音楽関係者(作曲家、音楽活動家、演奏家など)の資料の調査を通じて、当時の音楽家がどのような外音楽的意識をもって「自由会議」によって開催された音楽祭と関係を持っていたかを巡る考察に焦点をしぼるほうが得策と考え、結果研究時間の大半を同財団内の資料の調査・収集に費やした。音楽祭で中心的な扱いを受けた作曲家(とりわけイーゴリ・ストラヴィンスキー)やその運営の中心的な役割を担った音楽家(とりわけニコラス・ナボコフ)の関係資料から見えてきたものは、第一に会議側と音楽家側の動機において相当な温度差が存在したということ、第二に、会議側が特に確固とした美学的青写真をもって「現代音楽」を擁護しようとしていたわけではない、という事実である。とりわけ、会議側による音楽祭のプログラミングを巡っては、特定の音楽様式を意識的に前景化させようとした会議側の意図の顕れというよりもむしろ、その時々に運営に関わってきた関係者の個人的な音楽観の表出であるという結論に達するに至った。今後の課題としては、一見ランダムにも見えるその音楽祭の運営が、「文化活動」を通じて反ソ・レトリックを繰広げた「会議」の根本的動機にどう関連づけられるべきなのか、上記二機関での調査の可能性も含め、考えることであろう。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
オペラ学の地平
歌剧研究的视野
DOI:
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发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[丸本隆、福中冬子, ほか(共編)]
通讯作者:
ほか(共編)
1930年代ニューヨーク現代音楽シーンにおける親共産思想と「文化ナショナリズム」
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批准号:23K00136
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2023
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负责人:福中 冬子
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依托单位:
冷戦「文化プロパガンダ」再考:国務省教育文化局による文化プログラムの検証を通じて
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批准号:20K00147
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2020
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负责人:福中 冬子
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依托单位:
海外基金