GM計数管を用いた金箔放射化法における放射能測定方法の確立
GM計数管を用いた金箔放射化法における放射能測定方法の確立
批准号:
20924009
负责人:
小宮山 千代
金额:
$0.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
关键词:
中文摘要
原子炉の出力を求める金箔放射化法において、よく用いられるGM計数管について、窓厚、有効径が、(1)1.5mg/cm^2 25mmφ、(2)1.8mg/cm^2 25mmφ、(3)2.9mg/cm^2、50mmφの3種類について比較検討した。金箔放射化法で測定する、Au-198のベータ線の最大エネルギー0.961MeVに比較的近い、0.764MeVのT1-204 10kBq標準線源(ベータ線表面放出率3.627×10^3s^<-1>)を用いて計数効率を求めた。線源と計数管の距離1cmで、(1)19.9%、(2)17.8%、(3)48.2%、距離2cmで、(1)11.6%、(2)11.0%、(3)38.7%、距離3cmで(1)7.29%、(2)7.07%、(3)27.9%、距離4cmで(1)4.97%、(2)4.95%、(3)19.9%であった。この(1)と(2)の結果より、ベータ線のエネルギーが比較的高いため、窓厚が少々厚くなっても、その影響を余り受けていないことが解った。(1)、(2)に対し(3)は、有効窓面積が4倍であるが、計数効率は距離1cmで2.6倍、2cmで3.4倍、3cmで3.9倍、4cmで4.0倍となった。線源の大きさが25mmφであったため、(3)については、検出器の有感体積との関係で、距離が短くなるほど計数値に影響している。金箔放射化法で6mmφの金箔を使用する場合は、距離4cmで測定するとよいと考えられる。1個の放射線をカウントした後、次の放射線が入射してカウントできるようになるまでの時間を不感時間という。二線源法により求めた不感時間は、(3)は距離1cmで777μs、距離2cmで577μs、距離3cmで572μs、距離4cmで349μsであった。(1)と(2)も同程度の値で、距離が近いほど影響が大きい。以上より、金箔放射化法においては、計数効率から(3)を距離4cmで使うとよいことが解った。しかし、(3)は、計数管そのものは3種の中で一番安価であるが、そのプルーブとスタンドが(1)と(2)用に比べて高く、余り一般的に使用されていない。(3)が使用できない場合、(1)と(2)では余り差がないので、より安価な(2)を距離4cmで使うとよいことが解った。
英文摘要
原子炉の出力を求める金箔放射化法において、よく用いられるGM計数管について、窓厚、有効径が、(1)1.5mg/cm^2 25mmφ、(2)1.8mg/cm^2 25mmφ、(3)2.9mg/cm^2、50mmφの3種類について比較検討した。金箔放射化法で測定する、Au-198のベータ線の最大エネルギー0.961MeVに比較的近い、0.764MeVのT1-204 10kBq標準線源(ベータ線表面放出率3.627×10^3s^<-1>)を用いて計数効率を求めた。線源と計数管の距離1cmで、(1)19.9%、(2)17.8%、(3)48.2%、距離2cmで、(1)11.6%、(2)11.0%、(3)38.7%、距離3cmで(1)7.29%、(2)7.07%、(3)27.9%、距離4cmで(1)4.97%、(2)4.95%、(3)19.9%であった。この(1)と(2)の結果より、ベータ線のエネルギーが比較的高いため、窓厚が少々厚くなっても、その影響を余り受けていないことが解った。(1)、(2)に対し(3)は、有効窓面積が4倍であるが、計数効率は距離1cmで2.6倍、2cmで3.4倍、3cmで3.9倍、4cmで4.0倍となった。線源の大きさが25mmφであったため、(3)については、検出器の有感体積との関係で、距離が短くなるほど計数値に影響している。金箔放射化法で6mmφの金箔を使用する場合は、距離4cmで測定するとよいと考えられる。1個の放射線をカウントした後、次の放射線が入射してカウントできるようになるまでの時間を不感時間という。二線源法により求めた不感時間は、(3)は距離1cmで777μs、距離2cmで577μs、距離3cmで572μs、距離4cmで349μsであった。(1)と(2)も同程度の値で、距離が近いほど影響が大きい。以上より、金箔放射化法においては、計数効率から(3)を距離4cmで使うとよいことが解った。しかし、(3)は、計数管そのものは3種の中で一番安価であるが、そのプルーブとスタンドが(1)と(2)用に比べて高く、余り一般的に使用されていない。(3)が使用できない場合、(1)と(2)では余り差がないので、より安価な(2)を距離4cmで使うとよいことが解った。
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