ステロイド薬投与量と安静時エネルギー消費量との相関性についての研究
ステロイド薬投与量と安静時エネルギー消費量との相関性についての研究
批准号:
20928029
负责人:
中島 梓
金额:
$0.37万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
1. 研究目的:ステロイド薬使用中の患者の必要エネルギー消費量を算出する場合は、基礎代謝量(BEE)にストレス係数(ステロイド内服患者では1.6~1.7)と活動係数の値を乗じて算出するのが一般的である。しかし、患者の病態によって変動することが予測されると共に、ステロイドの投与量も様々である。したがって、ステロイド薬内服中の患者について投与量と安静時エネルギー消費量(REE)の関連を検討し、これまでの画一的な計算方法で予測が可能かについて研究を行った。2. 方法:健常者9名及びステロイド薬内服中の患者2名(症例1;皮膚筋炎、症例2:リウマチ性疾患)を対象に間接熱量計を用いてREEを測定し、得られたREEを体重と性別によるばらつきを補正するためにarris-Benedict式より求めたBEEで除した。測定は食事の影響を少なくするために昼食の2~3時間後に行った。また、測定前は激しい運動を避け、測定前リハビリなどの運動も避け安静に保つように指導した。3. 結果:健常者のREE/BEEの平均(SD)は1.06(0.15)であった。一方、ステロイド薬内服の症例1では、ステロイド薬を内服する前の非内服時、プレドニゾロン錠40mg、35mg、30mgを内服している各点におけるREE/BEEはそれぞれ1.58、1.43、1.16、1.47であった。また、体温はそれぞれ37.1℃、35.9℃、36.1℃、36.7℃であった。症例2では非内服時のREEは測定不可能であったが、プレドニゾロン錠40mg、35mg、30mgの各点におけるREE/BEEはそれぞれ1.23、1.02、1.03、体温は36.6℃、36.1℃、36.4℃であった。4. 考察:症例1においてステロイド薬内服前のREE/BEEが1.58と健常者の約1.5倍であった。その原因として、体温が37.1℃と高めであったことに加え、疾患による炎症が考えられた。しかし、プレドニゾロン錠40mgと35mgではREE/BEEは低下傾向であったが30mgで再び上昇しており、体温はやはり高めであった。CRPは測定期間中常に陰性で感染などの影響はなかったと思われる。また、症例2において40mgではREE/BEEが1.23とやや高めではあったが健常者の平均値と比較して約1.16倍と予想していた程のREEの増加は見られなかった。今回の研究によりREEとステロイド薬の影響、また投与量との明確な関連性は認められなかった。したがって、発熱などの生理状態の変動が大きく影響する可能性が示唆されたことから、ステロイド投与というだけで画一的なストレス係数には問題があることが示唆された。しかし、例数が少ないことから、疾患による影響や個人差等、更なるデータの蓄積が今後必要と思われた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金