北海道穂別地域の上部白亜系函淵層の層序と産出するアンモナイト
北海道穂別地域の上部白亜系函淵層の層序と産出するアンモナイト
批准号:
22916006
负责人:
西村 智弘
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 --
中文摘要
主要な化石産地が距離的に離れており,その間の詳細な調査が行われていない為,対比柱状図上での具体的な層序関係が明らかにされていない2つの化石帯;Nostoceras hetonaiense帯とその上位に位置するPachydiscus gracilis帯(双方とも上部白亜系マストリヒチアン階下部)から産出する化石群(特にアンモナイト類)とそれらの層序的関係を明らかにすることを目的とし,標本調査と北海道穂別地域の富内とキウス間およびキウスの地質調査(約3×8 kmの範囲)を行った.この地域から産出するアンモナイト類の調査のために,多数の標本が所蔵されている穂別博物館と九州大学理学部で標本調査を行い,各標本の分類学的な再検討と,産地の確認を行った.標本調査の結果,Nostoceras hetonaiense帯から産するSolenoceras sp.に該当する種が少なくとも日本では記載されていないことが明らかになり,これが未記載種に該当する可能性が高いことも明らかになった.地質調査の結果,研究対象とした地域には,大規模な断層が多数あり,白亜系と古第三系が複雑に入り組んでいる地点もあるものの,大部分においては,地層の走行・傾斜が安定しており,地質図と対比柱状図を作成することは可能であることを確認し,それらを作成した.これによると研究地域の函淵層は断層を挟み東西二列に分布している.断層を挟んだ東西において,岩相の大きな側方変化は見られないため,地層の対比が可能である.また,産出する示準化石から,時代と岩相の斜行は認めらなかった.これらの結果,研究対象とした両化石帯の間には,約200 mの層厚の地層があるなど,層序関係と化石産出地点との関係を具体的に明らかにできた.
英文摘要
主要な化石産地が距離的に離れており,その間の詳細な調査が行われていない為,対比柱状図上での具体的な層序関係が明らかにされていない2つの化石帯;Nostoceras hetonaiense帯とその上位に位置するPachydiscus gracilis帯(双方とも上部白亜系マストリヒチアン階下部)から産出する化石群(特にアンモナイト類)とそれらの層序的関係を明らかにすることを目的とし,標本調査と北海道穂別地域の富内とキウス間およびキウスの地質調査(約3×8 kmの範囲)を行った.この地域から産出するアンモナイト類の調査のために,多数の標本が所蔵されている穂別博物館と九州大学理学部で標本調査を行い,各標本の分類学的な再検討と,産地の確認を行った.標本調査の結果,Nostoceras hetonaiense帯から産するSolenoceras sp.に該当する種が少なくとも日本では記載されていないことが明らかになり,これが未記載種に該当する可能性が高いことも明らかになった.地質調査の結果,研究対象とした地域には,大規模な断層が多数あり,白亜系と古第三系が複雑に入り組んでいる地点もあるものの,大部分においては,地層の走行・傾斜が安定しており,地質図と対比柱状図を作成することは可能であることを確認し,それらを作成した.これによると研究地域の函淵層は断層を挟み東西二列に分布している.断層を挟んだ東西において,岩相の大きな側方変化は見られないため,地層の対比が可能である.また,産出する示準化石から,時代と岩相の斜行は認めらなかった.これらの結果,研究対象とした両化石帯の間には,約200 mの層厚の地層があるなど,層序関係と化石産出地点との関係を具体的に明らかにできた.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文