減量に難渋する肥満症患者の減量阻害要因の検索
減量に難渋する肥満症患者の減量阻害要因の検索
批准号:
26931040
负责人:
本郷 涼子
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
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英文摘要
臨床において、エネルギー摂取量が減少したにもかかわらず肥満の改善に至らない肥満症患者をしばしば経験する。本研究では減量に難渋している肥満症患者の減量阻害要因を検索することを目的として、栄養素や食品摂取の傾向や、食物繊維をはじめとする難消化性成分を腸内細菌が資化することにより産生されるエネルギーの産生能力について検討した。対象は当院外来の肥満症患者(BMI≧25)のある患者(肥満群)10名および正常体重のボランティア(正常体重群)15名とした。まず、肥満症患者と正常体重者との食事摂取傾向の違いの検討するためにBDHQ(簡易型自記式食事歴法質問票)を用いた食事調査を実施し、摂取エネルギー量、栄養素量、食品群別摂取量および摂取食品の傾向を比較した。次に間接熱量測定装置を用いて安静時エネルギー消費量を測定した。次に、消費カロリー解析ロガーを使用して3日間の活動エネルギー支出を測定し1日当たりの平均を算出した。さらに、空腹時の呼気中水素ガス濃度の測定により腸内細菌が難消化性糖質を資化する能力を評価した。安静時エネルギー消費量は正常体重群1354±265kcal/dayに対して肥満群1758±603kcal/dayと高い傾向があった。活動エネルギー消費量は正常体重群と肥満群に差はなかった。腸内細菌による発酵・エネルギー産生の基質となる食物繊維の摂取量は、正常体重群で12.3±5.8gであったのに対して肥満群では10.2±2.4gと少ない傾向があった。一方、腸内細菌による発酵の程度を示す呼気水素ガス濃度は正常体重群9.4±5.4ppmに対して肥満群10.3±5.5ppmと高い傾向があった。以上のことから、肥満患者における腸内細菌による難消化性糖質の資化能力は正常体重者に比較して高い可能性が示された。本研究により肥満患者の体重減少の阻害要因と腸内細菌の関係が明らかになれば、効果的な栄養指導法の開発と新たな肥満治療戦略が展開できるものと期待する。
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