特発性顔面神経麻痺(Bell麻痺)の発症に関する臨床ウイルス学的研究
特発性顔面神経麻痺(Bell麻痺)の発症に関する臨床ウイルス学的研究
批准号:
08771926
负责人:
栗丸 美由紀
金额:
$0.51万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1996
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1996 至 --
中文摘要
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英文摘要
従来より特発性顔面神経麻痺、いわゆるBell麻痺の発症原因として単純ヘルペスウイルス(HSV)や水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の感染あるいは再活性化が、血清学的検討や分離の結果から言われていたが、今まで発症原因の特定には至っていなかった。しかし、最近PCR法を用いてBell麻痺患者の顔面神経内液やその支配筋である後耳介筋からHSV1型のDNAを高率に同定し、Bell麻痺発症の病因としてHSV1型の関与を明確にする報告がなされた。このことは早期診断すなわち、ウイルスの特定が可能となれば抗ウイルス剤の早期投与が可能となり、その治療法が確立されることを示唆している。そこでそのスクリーニングの方法として、Bell麻痺患者の唾液からPCR法によるヘルペスウイルスの検出を試みた。対象は当科及び当院耳鼻咽喉科を受診し、Bell麻痺と診断された患者10例である。方法は、初診日から1週間の期間で受診可能な日と2週間後に唾液を採取し、HSVの分離とPCR法によるHSV、VZVの検出を行なった。その結果、10例中1例(10%)にPCR法と分離でHSVが検出された。その症例では8日間連続して検体が採取されたが、分離は1日で、PCR法では分離前4日間と分離後1日にHSVが検出された。VZVはいずれの症例でも検出されなかった。これは、今回の方法はスクリーニングとしての有用性は低く、検体採取の方法に改善すべき点があるものと考える。
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