フランス・ルネサンス文学に於ける悪魔と魔女-その表象・役割・概念

法国文艺复兴时期文学中的魔鬼和女巫：他们的表现、角色和概念

• 批准号: 09710354
• 负责人: 平野 隆文
• 金额: $ 1.41万
• 依托单位: Aoyama Gakuin University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1997
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1997 至 1998
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-09710354/
• 关键词: ルネサンス; フランス史; 悪魔; 魔女; ジャン・ボダン; ヨーハン・ヴァイヤー; 魔女裁判; フランス文学; フランス; 文学; 魔女(狩り); デモノロジー(悪魔学); 表象; イマジネ-ル

1年目は,主に16世紀後半から17世紀初頭に多く刊行された。民衆的な小冊子である『カナール』 (瓦版)を採り上げ,そこに於ける悪魔の表象に関し分析を施した。瓦版の悪魔は,神の敵という側面を希薄にしており,専ら神の「エージェント」として,天の怒りを人間にもたらす存在へと変貌を遂げている。そのため, 「黒衣の男」として登場し,極めて残虐な「肉体的」刑罰を人間に加えている。ある意味で「人間的」な「暴力装置」として機能しており,魂を狙う伝統的な悪魔像は,ほぼ姿を消しているのである。また,医師ジャン・ヴァイヤーの「魔女論」にも分析を施し,この書が従来言われてきたように,魔女狩りの中止を訴えた「人道的」な書であるという固定観念を括弧に括り,その多様な側面を明らかにした。特に,数々のノンフィクションを差し挟んでいる点で,魔女論というジャンルでは,極めて異色な存在であることを明らかにできたと思われる。2年目は,ヴァイヤーの論敵として,常に激しい非難を浴びせた,16世紀後半のユマニスト,ジャン・ボダンの「魔女論」を主に採り上げた。ボダンのこの書は,帰納法的論理学を基に著された,厳密な意味での「論考」であり,魔女撲滅を狙った扇動的な文書であるという定説を覆すことができたと思われる。また,ボダンが,従来異端の範疇に括られていた魔女から,その宗教的な側面を徐々に剥ぎ落とし,刑事犯として裁こうとしている点も明らかにした。ボダンは,魔女の問題を.国家という観点から把握しており,国家を神の怒りから護るために,世俗の裁判権を重視したのである。尚,以上の研究成果は,約2年間に亙る雑誌『ふらんす』での連載(「悪魔のいるルネサンス」)及び1999年3月に東京大学に提出した博士学位論文という形に結実している。

In the first half of the 16th century, に was published. In the first half of the 17th century, に was mostly く and された. Public な booklet で あ る "カ ナ ー ル" (tile) を mining り げ, そ こ に in け る 悪 magic の representation に masato し analysis を shi し た. の tile version の 悪 は, god と い う を and thin side に し て お り, 専 ら の god "エ ー ジ ェ ン ト" と し て, day の nu り を human に も た ら す exist へ と - looks を hence げ て い る. そ の た め, "the man with the black dress の" と し し て performing on stage, extremely め て sadistic な "physical punishment を" human に plus え て い る. あ る mean で な "human" device "violence" と し て function し て お り, soul を previously う 伝 series of な 悪 golems は, ほ ぼ pose を し elimination て い る の で あ る. ま た, doctors ジ ャ ン · ヴ ァ イ ヤ ー の "witches" に も analysis を し, こ の book が 従 offers わ れ て き た よ う に, siren inaugural り の suspended を v. え た "humane" で な book あ る と い う fixed 観 read を bracket に enclosed り, そ の many others な side を Ming ら か に し た. に, several 々 の ノ ン フ ィ ク シ ョ ン を poor し carry ん で い で る point, theory of siren と い う ジ ャ ン ル で は, extremely め て non-blue な exist で あ る こ と を Ming ら か に で き た と think わ れ る. 2 years は, ヴ ァ イ ヤ ー の opponent in a debate と し て, often に excitation し い reproach を bath び せ た, after the 16th century and a half の ユ マ ニ ス ト, ジ ャ ン · ボ ダ ン の "witches" を Lord に mining り げ た. ボ ダ ン の こ は の book, 帰, method of logic を base に the さ れ た, 厳 dense な mean で の "theory on" で あ り, siren extinguish を previously っ た flap な document で あ る と い う DingShui を fu す こ と が で き た と think わ れ る. ま た, ボ ダ ン が 従 to heresy の category に enclosed ら れ て い た siren か ら, そ の religious な profile を xu 々 に peel ぎ fall と し, criminal と し て cutting こ う と し て い る point も Ming ら か に し た. ボ ダ ン は, siren を の problem. Countries と い う 観 point か ら grasp し て お り, national rage の を り か ら protect る た め に, secular の referee 権 を attaches great importance to the し た の で あ る. Still, は の research results above, about 2 years に animation る 雑 tzu "ふ ら ん す" で の serial (" 悪 magic の い る ル ネ サ ン ス ") and び に in March 1999 at the university of Tokyo に proposed し PhD thesis た と い う form に knot be し て い る.

项目成果

平野隆文: "悪魔のいるルネサンス《4》:悪魔と寝た娘の話" ふらんす(白水社). 10号(72巻10号). 24-27 (1997)

平野贵文：《与魔鬼的复兴4：与魔鬼同眠的少女的故事》法国（白水社）第10期（第72卷，第24-27期）。

平野隆文: "「カナ-ル」(瓦版)に於ける悪魔の表象(16世紀末〜17世紀初頭)-分類の試み:伝統的表象から断絶へ" フランス語フランス文学研究(日本フランス語フランス文学会). No71. 14-23 (1997)

平野隆文：“鸭子中的魔鬼表征（16世纪末-17世纪初）——分类的尝试：从传统表征到中止”法国和法国文学研究（日本法国和法国文学学会）第14期。 -23 (1997)

平野隆文: "悪魔のいるルネサンス《8》:魔女も飛ばずば焼かれまい!?" ふらんす(白水社). 73巻2号. 24-27 (1998)

平野贵文：“与魔鬼的复兴《8》：即使是魔女也不会飞翔或被烧伤！？”法国（白水社）第73卷第2.24-27（1998）。

平野隆文: "「悪魔のいるルネサンス」(1)〜(20)(連載)" 『ふらんす』白水社. 97.7〜99.3. 4

Takafumi Hirano：“‘魔鬼的复兴’(1)-(20)（连载）”法国，白水社 97.7-99.3.4。

平野隆文: "ジャン・ボダンとヨーハン・ヴァイヤー:悪魔学の医学的・法学的・司法的「テクスト戦略」を巡って" (博士学位申請論文:東京大学に提出 1999年3月), 280 (1999)

Takafumi Hirano：“Jean Bodin 和 Johann Weyer：关于恶魔学的医学、法律和司法“文本策略””（博士申请论文：提交给东京大学，1999 年 3 月），280（1999）