根域低酸素に対するキュウリの代謝的適応の生化学的機構の解明に関する研究
根域低酸素に対するキュウリの代謝的適応の生化学的機構の解明に関する研究
批准号:
11760021
负责人:
名田 和義
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
申請者は,キュウリの根域低酸素耐性は,アルコール・乳酸発酵が抑制され,リンゴ酸が蓄積し,細胞質アシドーシスが回避されるという根の代謝的適応によることを明らかにした(郭,1998).一方,生体アミンであるポリアミンが,根域低酸素ストレス下における細胞液pHを上昇させるという指摘がある.本研究では,根域低酸素における代謝的適応に対するポリアミンの関与の可能性と作用機作について検討した.キュウリ根では,低酸素処理後のポリアミン合成が著しく活性化されるのに対して,トマト根では活性化されなかった.また,低酸素による生育抑制程度は,キュウリではポリアミン合成阻害剤前処理によって高まり,トマトではプトレシン前処理によって低下した.これらのことは,低酸素によるポリアミン合成の活性化が根域低酸素耐性機構と何らかの関連があることを示唆する.低酸素ストレス下でのキュウリ根の細胞液pHはポリアミン合成を阻害しても低下せず,ポリアミンによる細胞液pH調整能は確認できなかったが,このことについては細胞質レベルでの確認が必要であると思われる.トマト根のPEPカルボキシラーゼ活性には処理間差が認められず,プトレシン前処理によってリンゴ酸代謝は活性化されなかった.一方,トマト根のピルビン酸キナーぜ,ADHおよびLDH活性は,低酸素処理によって著しく増加したが,プトレシンを前処理するとこれらの酵素活性の増大程度が小さくなった.一般に,根でのADHおよびLDHの活性化とそれによる細胞質へのエタノールおよび乳酸の蓄積が,根域低酸素による根の生長抑制の主な要因であるとされている.したがって,根域低酸素下でのプトレシン前処理による生育促進とADHおよびLDH活性低下との間に何らかの因果関係があると考えられる.
英文摘要
申請者は,キュウリの根域低酸素耐性は,アルコール・乳酸発酵が抑制され,リンゴ酸が蓄積し,細胞質アシドーシスが回避されるという根の代謝的適応によることを明らかにした(郭,1998).一方,生体アミンであるポリアミンが,根域低酸素ストレス下における細胞液pHを上昇させるという指摘がある.本研究では,根域低酸素における代謝的適応に対するポリアミンの関与の可能性と作用機作について検討した.キュウリ根では,低酸素処理後のポリアミン合成が著しく活性化されるのに対して,トマト根では活性化されなかった.また,低酸素による生育抑制程度は,キュウリではポリアミン合成阻害剤前処理によって高まり,トマトではプトレシン前処理によって低下した.これらのことは,低酸素によるポリアミン合成の活性化が根域低酸素耐性機構と何らかの関連があることを示唆する.低酸素ストレス下でのキュウリ根の細胞液pHはポリアミン合成を阻害しても低下せず,ポリアミンによる細胞液pH調整能は確認できなかったが,このことについては細胞質レベルでの確認が必要であると思われる.トマト根のPEPカルボキシラーゼ活性には処理間差が認められず,プトレシン前処理によってリンゴ酸代謝は活性化されなかった.一方,トマト根のピルビン酸キナーぜ,ADHおよびLDH活性は,低酸素処理によって著しく増加したが,プトレシンを前処理するとこれらの酵素活性の増大程度が小さくなった.一般に,根でのADHおよびLDHの活性化とそれによる細胞質へのエタノールおよび乳酸の蓄積が,根域低酸素による根の生長抑制の主な要因であるとされている.したがって,根域低酸素下でのプトレシン前処理による生育促進とADHおよびLDH活性低下との間に何らかの因果関係があると考えられる.
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橘 昌司: "トマトとキュウリの根のエタノール,乳酸およびリンゴ酸代謝と細胞液pHに及ぼす根域低酸素の影響"園芸学会雑誌. 67(別2). 304 (1998)
Masashi Tachibana:“根区缺氧对番茄和黄瓜根部乙醇、乳酸和苹果酸代谢以及细胞液 pH 值的影响”,日本园艺学会杂志 67(第 2 部分)(1998 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
名田和義: "キュウリとトマトの根域低酸素耐性におけるポリアミンの関与"園芸学会雑誌. 70(別1)(印刷中). (2001)
Kazuyoshi Nada:“多胺参与黄瓜和番茄的根区缺氧耐受性”,日本园艺学会杂志 70(第 1 部分)(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
郭世栄: "低酸素条件下の根のエタノール,乳酸およびリンゴ酸代謝と細胞液pHにおけるトマトとキュウリ間の差異"園芸学会雑誌. 68. 152-159 (1999)
郭世荣:“低氧条件下番茄和黄瓜根部乙醇、乳酸和苹果酸代谢以及细胞液pH的差异”园艺学会杂志68。152-159(1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
郭世栄: "キュウリ幼植物の根域低酸素耐性における硝酸還元酵素の役割"園芸学会雑誌. 67. 613-618 (1998)
郭世荣:“硝酸还原酶在黄瓜幼苗根区耐缺氧中的作用”园艺学会学报67。613-618(1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
J.SONG: "Ameliorative effect of polyamines on the high temperature inhibition of in vitro polen gremination in tomato (Lycopersicon esculentum Mill)"Scientia Horticulturae. 80. 203-212 (1999)
J.SONG:“多胺对番茄(Lycopersicon esculentum Mill)体外花粉发芽的高温抑制的改善作用”Scientia Horticulturae。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
有機農業における有機質資材投入量適正化の指標となる野菜のアミノ酸吸収特性の解析
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批准号:24K08893
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:名田 和義
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依托单位:
高気温ストレス条件下における野菜類の光合成維持機構に関する研究
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批准号:14760016
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2002
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负责人:名田 和義
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依托单位:
海外基金