黒麹菌グルコアミラーゼのO型糖鎖結合ドメイン改変による酵素機能及び分泌能への影響
黒麹菌グルコアミラーゼのO型糖鎖結合ドメイン改変による酵素機能及び分泌能への影響
批准号:
11760071
负责人:
後藤 正利
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
黒麹菌Aspergillus aw am ori var.kaw achiが分泌するグルコアミラーゼ(GAI)のGp-I領域結合O-型糖鎖は主に1〜3残基のマンノースからなり、酵素活性や酵素の安定化に関与する。本研究はタンパク質分泌能の優れた麹菌を宿主として、O-型糖鎖を改変したGAIの発現と糖鎖改変GAIの機能解析を目的とする。本年度は、GAIの糖鎖機能を明らかにするため、(1)Ser/Thr残基に最初のマンノースを付加するprotein mannosyltransferaseをコードする黒麹菌のpmt遺伝子クローニングと(2)Gp-I領域変異の黒麹菌GAIの分泌への影響について検討を行った。(I)昨年度の研究成果としてクローン化したA.nidulansのpmtA遺伝子をDNAプローブとして黒麹菌A.aw am ori var.kaw achiのゲノムライブラリーからpmtA遺伝子をクローニングした。cDNAはRT-PCR法により増幅し、取得した。黒麹菌pmtA遺伝子は4つのイントロンを含む2.5kbからなり、741アミノ酸をコードしていた。また、A.nidulansと最も高い相同性(80.4%)を示したが、酵母や動物細胞由来のPMTとの相同性は19.3〜48.5%であった。疎水性プロット解析によりPmtAは膜貫通タンパク質であることが示唆された。本成果によりpmt遺伝子破壊株構築によるGAI糖鎖の改変が期待できる。(II)O-型糖鎖結合Gp-I領域を完全に内部欠失した変異型GAI(GAΔGpI)を黒麹菌に導入し、野生型GAI遺伝子と部位特異的に組換えた形質転換体MG301を取得した。野生型及び変異型GAを発現させ、Gp-Iの役割について検討した。マルトースでGAの誘導後、親株ではGAIが多量に分泌したが、MG301ではGAΔGpIは分泌されなかった。また細胞内では、GAは親株では誘導後、1-5時間で認められたが、MG301株においては検出されなかった。また親株に比べMG301株において小胞体シャペロンであるbipA遺伝子の転写量とBipAタンパク質量が増加したことから、GAΔGpIが小胞体において正確に折り畳まれておらず、分解されたものと推察した。以上の結果から、Gp-Iドメインは末端ドメインの正確な折り畳みへと導くことでGAIの分泌に関与することを明らかにした。
英文摘要
黒麹菌Aspergillus aw am ori var.kaw achiが分泌するグルコアミラーゼ(GAI)のGp-I領域結合O-型糖鎖は主に1〜3残基のマンノースからなり、酵素活性や酵素の安定化に関与する。本研究はタンパク質分泌能の優れた麹菌を宿主として、O-型糖鎖を改変したGAIの発現と糖鎖改変GAIの機能解析を目的とする。本年度は、GAIの糖鎖機能を明らかにするため、(1)Ser/Thr残基に最初のマンノースを付加するprotein mannosyltransferaseをコードする黒麹菌のpmt遺伝子クローニングと(2)Gp-I領域変異の黒麹菌GAIの分泌への影響について検討を行った。(I)昨年度の研究成果としてクローン化したA.nidulansのpmtA遺伝子をDNAプローブとして黒麹菌A.aw am ori var.kaw achiのゲノムライブラリーからpmtA遺伝子をクローニングした。cDNAはRT-PCR法により増幅し、取得した。黒麹菌pmtA遺伝子は4つのイントロンを含む2.5kbからなり、741アミノ酸をコードしていた。また、A.nidulansと最も高い相同性(80.4%)を示したが、酵母や動物細胞由来のPMTとの相同性は19.3〜48.5%であった。疎水性プロット解析によりPmtAは膜貫通タンパク質であることが示唆された。本成果によりpmt遺伝子破壊株構築によるGAI糖鎖の改変が期待できる。(II)O-型糖鎖結合Gp-I領域を完全に内部欠失した変異型GAI(GAΔGpI)を黒麹菌に導入し、野生型GAI遺伝子と部位特異的に組換えた形質転換体MG301を取得した。野生型及び変異型GAを発現させ、Gp-Iの役割について検討した。マルトースでGAの誘導後、親株ではGAIが多量に分泌したが、MG301ではGAΔGpIは分泌されなかった。また細胞内では、GAは親株では誘導後、1-5時間で認められたが、MG301株においては検出されなかった。また親株に比べMG301株において小胞体シャペロンであるbipA遺伝子の転写量とBipAタンパク質量が増加したことから、GAΔGpIが小胞体において正確に折り畳まれておらず、分解されたものと推察した。以上の結果から、Gp-Iドメインは末端ドメインの正確な折り畳みへと導くことでGAIの分泌に関与することを明らかにした。
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M.Goto: "Functional analysis of O-linked oligosaccharide in threonine/serine-rich region of Aspergillus glucoamylase by expression in yeast"European Jounal of Biochemistry. 260・3. 596-602 (1999)
M.Goto:“通过在酵母中表达对曲霉葡糖淀粉酶富含苏氨酸/丝氨酸区域的O-连接寡糖进行功能分析”欧洲生物化学杂志260・3(1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
後藤正利: "黒麹菌グルコアミラーゼの生澱粉吸着ドメイン及びO-型糖鎖結合ドメインの機能解析."生物機能の新展開-人類の生存をかけて. 2(印刷中). (2001)
Masatoshi Goto:“曲霉属葡糖淀粉酶的原始淀粉吸附结构域和 O-聚糖结合结构域的功能分析。”生物功能的新进展 - 危及人类生存 2(出版中)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
後藤正利: "黒麹菌グルコアミラーゼによる生澱粉の分解"バイオサイエンスとインダストリー. 59・3(印刷中). (2001)
Masatoshi Goto:“米曲霉葡糖淀粉酶对生淀粉的降解”,《生物科学与工业》59, 3(出版中)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
後藤正利: "黒麹菌グルコアミラーゼのO-型糖鎖結合ドメインの機能解析"RADIOISOTOPES. 48・12. 771-772 (1999)
后藤正敏:“米曲霉葡糖淀粉酶的 O-聚糖结合域的功能分析”RADIOISOTOPES 771-772 (1999)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
細菌との共培養特異的な麹菌の二次代謝物質生産能発現の分子機構
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批准号:23K04993
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:後藤 正利
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依托单位:
麹菌糖タンパク質の糖鎖合成機構
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批准号:15780059
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.73万
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财政年份:2003
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负责人:後藤 正利
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依托单位:
海外基金