早期肝細胞癌における脂肪化の形態学的特徴とその発生機序の検討
早期肝細胞癌における脂肪化の形態学的特徴とその発生機序の検討
批准号:
11770106
负责人:
朽網 留美子
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1999
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1999 至 2000
中文摘要
すでに種々の画像診断により、肝細胞癌が早期の段階で門脈血優位の状態から門脈血流が減少・消失し、動脈血優位への血行動態の変化を来すことを示唆されている。この腫瘍結節内の早期の血行動態の変化と脂肪化の発生に着目し、本研究では対象例の3cm以下の肝細胞癌260例中、104例においてCD34とaSMAの二重免疫染色を施行し、腫瘍内の門脈域数と動脈性腫瘍血管数をcountした。腫瘍径と血管数の検討では、門脈域数は腫瘍径1.0-1.5cmでは0.155±0.098/mm2で、腫瘍径1.6-2.0cmでは0.058±0.105/mm2と有意に減少し、逆に動脈性腫瘍血管は腫瘍径1.0-1.5cmでは0.164±0.204/mm2で、腫瘍径1.6-2.0cmでは0.585±0.526/mm2と有意に増加しており、腫瘍径1.5cmを境に腫瘍内の血管数が大きく変化している。腫瘍径1.5cm前後で門脈血支配から動脈支配への移行すると考えられ、同時期では門脈血流も減少し細動脈の発達も不十分で、腫瘍結節内が一時的な乏血状態となる可能性が示唆され、脂肪化が最も高頻度にみられた腫瘍径とも合致した。さらに脂肪化を伴う症例と伴わない症例の比較検討では、腫瘍径1.5cm以下の癌結節において、門脈域数は脂肪化例と非脂肪化例で差はないが(p=0.4107)、動脈性腫瘍血管数は脂肪化例で有意に少なかった(P<0.05)。1.6-3.0cmの癌結節においては、門脈域数は脂肪化例で有意に多く(P<0.0001)、動脈性腫瘍血管数は有意差はないものの脂肪化例において少ない傾向を認めた(P=0.1167)。以上、昨年度からの結果も含め、早期肝細胞癌における脂肪化が腫瘍径、癌組織の分化度、腫瘍結節に限局する乏血、特に動脈性腫瘍血管の未発達と深く関係していることが示唆された。
英文摘要
すでに種々の画像診断により、肝細胞癌が早期の段階で門脈血優位の状態から門脈血流が減少・消失し、動脈血優位への血行動態の変化を来すことを示唆されている。この腫瘍結節内の早期の血行動態の変化と脂肪化の発生に着目し、本研究では対象例の3cm以下の肝細胞癌260例中、104例においてCD34とaSMAの二重免疫染色を施行し、腫瘍内の門脈域数と動脈性腫瘍血管数をcountした。腫瘍径と血管数の検討では、門脈域数は腫瘍径1.0-1.5cmでは0.155±0.098/mm2で、腫瘍径1.6-2.0cmでは0.058±0.105/mm2と有意に減少し、逆に動脈性腫瘍血管は腫瘍径1.0-1.5cmでは0.164±0.204/mm2で、腫瘍径1.6-2.0cmでは0.585±0.526/mm2と有意に増加しており、腫瘍径1.5cmを境に腫瘍内の血管数が大きく変化している。腫瘍径1.5cm前後で門脈血支配から動脈支配への移行すると考えられ、同時期では門脈血流も減少し細動脈の発達も不十分で、腫瘍結節内が一時的な乏血状態となる可能性が示唆され、脂肪化が最も高頻度にみられた腫瘍径とも合致した。さらに脂肪化を伴う症例と伴わない症例の比較検討では、腫瘍径1.5cm以下の癌結節において、門脈域数は脂肪化例と非脂肪化例で差はないが(p=0.4107)、動脈性腫瘍血管数は脂肪化例で有意に少なかった(P<0.05)。1.6-3.0cmの癌結節においては、門脈域数は脂肪化例で有意に多く(P<0.0001)、動脈性腫瘍血管数は有意差はないものの脂肪化例において少ない傾向を認めた(P=0.1167)。以上、昨年度からの結果も含め、早期肝細胞癌における脂肪化が腫瘍径、癌組織の分化度、腫瘍結節に限局する乏血、特に動脈性腫瘍血管の未発達と深く関係していることが示唆された。
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专著(0)
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会议论文
Rumiko Kutami: "Pathomorphologic study on the mechanism of fatty change in small hepatocellular carcinoma of humans"Journal of Hepatology. 33. 282-289 (2000)
Rumiko Kutami:“人类小肝细胞癌脂肪变化机制的病理形态学研究”肝脏病学杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
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