刑事訴訟における証拠調ベ手続の充実と迅速化―巨大事件の適正な審理方式の研究―
刑事訴訟における証拠調ベ手続の充実と迅速化―巨大事件の適正な審理方式の研究―
批准号:
12720041
负责人:
田淵 浩二
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001
中文摘要
とりわけ大規模事件に関する刑事訴訟の充実・迅速化のための方策につき、次の研究成果を得た。まず、刑事訴訟の充実・迅速化策として、かつてより期待されてきた集中審理論につき、過去の議論や実務運用の見直しは、とりわけ大規模事件につき徹底した集中審理の実現には結び付かなかった。その理由としては、検察官面前調書や自白調書に大幅に証拠能力を認めている現行法規定の改革に着手できなかったことが大きい。集中審理を最も徹底したものとしてアメリカの刑事訴訟がある。アメリカの陪審手続をモデルにして、証拠調べ手続を抜本的に事前準備・集中審理型に返還するためには、被疑者の弁護人依頼権の強化、捜査手続における取調べ中心捜査からの脱却、事前証拠開示制度の創設など抜本的改革が条件となる。他方、参審制をとるドイツの場合、日本よりは集中審理に忠実であるものの、とりわけ大規模事件の場合は審理が比較的長期化することは避けられないことから、むしろ集中審理形式を緩める方向での改革が行われてきた。しかし、その場合も、公判における証拠調べは直接・口頭原則により忠実で、被告人の証拠調べ請求権の保障も厚く、公判における証拠調べは充実している。以上のような比較法的検討から、刑事訴訟の充実・迅速化のためには市民参加による集中審理方式の徹底を基本としつつ、大規模事件の特徴から生じる個別の問題に対応するためには、常に事前準備において審理計画を確定してしまうことは妥当でなく、公判の証拠調べを通じて審理計画を変更して行く余地を残す必要があるとの結論を得た。また、事前準備型の実現のためには、総じて公判前の段階の被疑者・被告人の権利の強化とあわせて、議論されていることが明らかになった。
英文摘要
とりわけ大規模事件に関する刑事訴訟の充実・迅速化のための方策につき、次の研究成果を得た。まず、刑事訴訟の充実・迅速化策として、かつてより期待されてきた集中審理論につき、過去の議論や実務運用の見直しは、とりわけ大規模事件につき徹底した集中審理の実現には結び付かなかった。その理由としては、検察官面前調書や自白調書に大幅に証拠能力を認めている現行法規定の改革に着手できなかったことが大きい。集中審理を最も徹底したものとしてアメリカの刑事訴訟がある。アメリカの陪審手続をモデルにして、証拠調べ手続を抜本的に事前準備・集中審理型に返還するためには、被疑者の弁護人依頼権の強化、捜査手続における取調べ中心捜査からの脱却、事前証拠開示制度の創設など抜本的改革が条件となる。他方、参審制をとるドイツの場合、日本よりは集中審理に忠実であるものの、とりわけ大規模事件の場合は審理が比較的長期化することは避けられないことから、むしろ集中審理形式を緩める方向での改革が行われてきた。しかし、その場合も、公判における証拠調べは直接・口頭原則により忠実で、被告人の証拠調べ請求権の保障も厚く、公判における証拠調べは充実している。以上のような比較法的検討から、刑事訴訟の充実・迅速化のためには市民参加による集中審理方式の徹底を基本としつつ、大規模事件の特徴から生じる個別の問題に対応するためには、常に事前準備において審理計画を確定してしまうことは妥当でなく、公判の証拠調べを通じて審理計画を変更して行く余地を残す必要があるとの結論を得た。また、事前準備型の実現のためには、総じて公判前の段階の被疑者・被告人の権利の強化とあわせて、議論されていることが明らかになった。
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田淵浩二: "司法改革論の現段階-司法制度改革審議会論議の批判的検討:刑事司法"法の科学. 31号. 153-160 (2001)
Koji Tabuchi:“司法改革理论的现阶段 - 司法制度改革委员会辩论的批判性审查:刑事司法”《法学》31,第 153-160 期(2001 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
田淵浩二: "証拠開示"法律時報増刊 シリーズ司法改革III. 174-176 (2001)
田渊浩二:《证据的披露》法律时报特别版系列司法改革 III 174-176 (2001)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
田淵浩二: "刑事裁判はどうなる"法の科学. 30号(予定). (2001)
Koji Tabuchi:“刑事审判会发生什么?”第 30 期(计划)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
田淵浩二: "司法改革と集中審理論"光藤景皎先生古稀祝賀論文集上巻. 403-426 (2001)
田渊浩二:《司法改革与集中审判论》光人庆男珍稀纪念论文卷1. 403-426 (2001)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
田淵浩二: "ドイツ刑事訴訟における大規模事件対策-一九七五年刑事訴訟改革を中心に-"静岡大学法政研究. 6巻3、4号. 95-119 (2002)
田渊浩二:“德国刑事诉讼中大规模案件的对策——以1975年刑事诉讼改革为中心——”静冈大学法政研究,第6卷,第3期,第4期。95-119(2002年)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
Study for reformation of the hearsay exceptions based on the best evidence principle
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批准号:23K01149
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.75万
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财政年份:2023
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负责人:田淵 浩二
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依托单位:
刑事手続における個人情報利用に関する研究
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批准号:08720045
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:田淵 浩二
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依托单位: