運動時におけるヒトの脳活動と体内ホルモン変化との関係-ポジトロン断層法を用いて-
運動時におけるヒトの脳活動と体内ホルモン変化との関係-ポジトロン断層法を用いて-
批准号:
16650150
负责人:
藤本 敏彦
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006
中文摘要
セロトニンはヒトの気分に関わる脳内神経伝達物質である。動物を用いた先行研究では、運動によって大脳前頭皮質のセロトニン濃度が増加することが知られている。しかし、ヒトにおいては運動時のセロトニン活動はこれまで観察されていない。そこで本研究はポジトロン断層装置(PET)と[^<11>C]N-methylspiperone(NMSP)を用いて、ヒトの運動後のセロトニン神経活動を画像で観察した。NMSPはセロトニンの5-HT2受容体に特異的に結合する能力(以下、結合能)を持つ。ところが生体由来のセロトニンよりは結合能が弱い。したがって、脳内のセロトニン神経活動が亢進すると、NMSPの結合能を示すPET画像の信号は減弱する。被験者は健康な無酸素系運動種目の経験を持つ男子8名であった(年齢20.6±0.26歳、最大酸素摂取量46.8±2.16ml kg^<-1>min^<-1>,平均±標準誤差)。被験者には午前と午後に1回ずつPET検査を実施した。午前中には安静時のPET検査を行った。午後は運動後にNMSPを投与し、その後PET検査を実施した。運動は最大酸素摂取量の70%強度であり、運動時間は30分間であった。また、被験者の気分(主観的疲労感)や体の痛み、気分をVisual analog scale(VAS)を用いて簡便に測定した。その結果、NMSPの5-HT2受容体への結合能は、前帯状回皮質において、安静時に比べ運動時に有意に減弱した(P<0.05)。この結果は運動によって、前帯状回皮質のセロトニン神経活動が亢進したことを示している。また主観的疲労感と体の痛みを示すVASは安静時に比べ運動後に有意に上昇した(P<0.001,and P<0.05,respectively)。したがって、運動後に誘発される前帯状回皮質のセロトニン神経の亢進は主に疲労感に関係している可能性が考えられた。
英文摘要
セロトニンはヒトの気分に関わる脳内神経伝達物質である。動物を用いた先行研究では、運動によって大脳前頭皮質のセロトニン濃度が増加することが知られている。しかし、ヒトにおいては運動時のセロトニン活動はこれまで観察されていない。そこで本研究はポジトロン断層装置(PET)と[^<11>C]N-methylspiperone(NMSP)を用いて、ヒトの運動後のセロトニン神経活動を画像で観察した。NMSPはセロトニンの5-HT2受容体に特異的に結合する能力(以下、結合能)を持つ。ところが生体由来のセロトニンよりは結合能が弱い。したがって、脳内のセロトニン神経活動が亢進すると、NMSPの結合能を示すPET画像の信号は減弱する。被験者は健康な無酸素系運動種目の経験を持つ男子8名であった(年齢20.6±0.26歳、最大酸素摂取量46.8±2.16ml kg^<-1>min^<-1>,平均±標準誤差)。被験者には午前と午後に1回ずつPET検査を実施した。午前中には安静時のPET検査を行った。午後は運動後にNMSPを投与し、その後PET検査を実施した。運動は最大酸素摂取量の70%強度であり、運動時間は30分間であった。また、被験者の気分(主観的疲労感)や体の痛み、気分をVisual analog scale(VAS)を用いて簡便に測定した。その結果、NMSPの5-HT2受容体への結合能は、前帯状回皮質において、安静時に比べ運動時に有意に減弱した(P<0.05)。この結果は運動によって、前帯状回皮質のセロトニン神経活動が亢進したことを示している。また主観的疲労感と体の痛みを示すVASは安静時に比べ運動後に有意に上昇した(P<0.001,and P<0.05,respectively)。したがって、運動後に誘発される前帯状回皮質のセロトニン神経の亢進は主に疲労感に関係している可能性が考えられた。
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DOI:
10.1113/jphysiol.2005.091355
发表时间:
2005-10-01
期刊:
JOURNAL OF PHYSIOLOGY-LONDON
影响因子:
5.5
作者:
[Kemppainen, J, Aalto, S, Knuuti, J]
通讯作者:
Knuuti, J
DOI:
10.1055/s-2005-837458
发表时间:
2005-11
期刊:
International journal of sports medicine
影响因子:
2.5
作者:
[J. Hannukainen;K. Kalliokoski;P. Nuutila;T. Fujimoto;J. Kemppainen;T. Viljanen;M. Laaksonen;R. Parkkola;J. Knuuti;M. Kjaer]
通讯作者:
J. Hannukainen;K. Kalliokoski;P. Nuutila;T. Fujimoto;J. Kemppainen;T. Viljanen;M. Laaksonen;R. Parkkola;J. Knuuti;M. Kjaer
運動時におけるヒトの脳活動と血中エネルギー基質との関係
运动时人脑活动与血液能量底物的关系
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
健康科学 20
影响因子:
--
作者:
[M.Ichikawa, K.Tanaka, et al., Takashi Sakurai et al., 木下 昌也, 藤本敏彦]
通讯作者:
藤本敏彦
PETスポーツ核医学
PET运动核医学
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
PET通信 49
影响因子:
--
作者:
[Hannukainen J, Kalliokoski KK, Nuutila P, Fujimoto T. et al., 藤本敏彦, 藤本敏彦, 藤本敏彦]
通讯作者:
藤本敏彦
アスリートを対象とした脳・骨格筋活動に関する MRS/PET代謝イメージング研究
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批准号:22K11494
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2022
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
運動後の情動変化機構を脳機能画像で探る
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批准号:19650177
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2007
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
日常生活動作の全身骨格筋および脳活動の観察〜ポジトロン断層法を用いて〜
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批准号:14704059
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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资助金额:$18.64万
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财政年份:2002
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
身体運動とヒトの記憶および情動との関係を探る〜ポジトロン断層法を用いて〜
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批准号:14658003
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2002
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
ポジトロン断層法を用いた身体運動時脳活動の観察
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批准号:12878003
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$0.0万
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财政年份:2000
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
ポジトロン断層法を用いた身体運動時筋活動レベルの同定
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批准号:09780035
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.66万
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财政年份:1997
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
誘発筋電図を用いた筋伝導速度の測定-筋疲労を定量する-
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批准号:08780039
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1996
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负责人:藤本 敏彦
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依托单位:
海外基金