犬の播種性血管内凝固症候群におけるトロンボモジュリンの動態ならびに治療薬への応用
犬の播種性血管内凝固症候群におけるトロンボモジュリンの動態ならびに治療薬への応用
批准号:
16658126
负责人:
亘 敏広
金额:
$1.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
平成17年度は、まず腫瘍罹患犬の凝固亢進状態を明らかにするため、トロンビン-アンチトロンビンIII複合体(TAT)を評価した。その結果、悪性腫瘍症例では健常群、良性腫瘍群に比較して極めて高値を示し、悪性腫瘍症例は常に凝固亢進状態であることが示唆された。次に悪性腫瘍を上皮系、間葉系、血管肉腫および造血器系に再分類しTAT濃度を再検討した。この結果血管肉腫の全例および造血器系腫瘍の全例でTATの高値を認め、これら腫瘍における凝固亢進状態が明らかになった。また上皮系腫瘍および間葉系腫瘍症例においてもTATの高値を示す例が多く存在していた。さらにDIC発症群と非発症群におけるTAT濃度の評価を行ったところDIC発症群では全例でTATの高値を認めたのに対し非発症群においても極めて高いTAT濃度を示した個体がいることから、これら症例は今後DICへと移行する可能性があるものと考えられた。このように悪性腫瘍罹患犬では凝固亢進状況にあることが示され、これが多数の凝固異常の原因となっていることが示唆された。次に昨年度クローニングした犬トロンボモジュリン(TM)の遺伝子配列をもとにプライマーを設定し凝固亢進状態にある腫瘍症例8例の末梢血白血球についてTMおよび組織因子(TF)の発現状況をRealTimePCR法にてmRNAの発現量を解析した。この結果、腫瘍症例におけるTM遺伝子の発現が低下していることが明らかとなった。いっぽうTF遺伝子に関しては対照群と比較して若干の低下を認めた。内部標準遺伝子であるGAPDHの発現が腫瘍症例でやや低下したことからTMとTFの比を求めたところ、TF/TMは腫瘍症例で対照群に比較して高値を示したことから腫瘍症例ではTMとTFの発現不均衡があり、このため凝固亢進状況にあることが示された。このため播種性血管内凝固症候群発症時の治療薬としてTMがなりうることが考えられた。
英文摘要
平成17年度は、まず腫瘍罹患犬の凝固亢進状態を明らかにするため、トロンビン-アンチトロンビンIII複合体(TAT)を評価した。その結果、悪性腫瘍症例では健常群、良性腫瘍群に比較して極めて高値を示し、悪性腫瘍症例は常に凝固亢進状態であることが示唆された。次に悪性腫瘍を上皮系、間葉系、血管肉腫および造血器系に再分類しTAT濃度を再検討した。この結果血管肉腫の全例および造血器系腫瘍の全例でTATの高値を認め、これら腫瘍における凝固亢進状態が明らかになった。また上皮系腫瘍および間葉系腫瘍症例においてもTATの高値を示す例が多く存在していた。さらにDIC発症群と非発症群におけるTAT濃度の評価を行ったところDIC発症群では全例でTATの高値を認めたのに対し非発症群においても極めて高いTAT濃度を示した個体がいることから、これら症例は今後DICへと移行する可能性があるものと考えられた。このように悪性腫瘍罹患犬では凝固亢進状況にあることが示され、これが多数の凝固異常の原因となっていることが示唆された。次に昨年度クローニングした犬トロンボモジュリン(TM)の遺伝子配列をもとにプライマーを設定し凝固亢進状態にある腫瘍症例8例の末梢血白血球についてTMおよび組織因子(TF)の発現状況をRealTimePCR法にてmRNAの発現量を解析した。この結果、腫瘍症例におけるTM遺伝子の発現が低下していることが明らかとなった。いっぽうTF遺伝子に関しては対照群と比較して若干の低下を認めた。内部標準遺伝子であるGAPDHの発現が腫瘍症例でやや低下したことからTMとTFの比を求めたところ、TF/TMは腫瘍症例で対照群に比較して高値を示したことから腫瘍症例ではTMとTFの発現不均衡があり、このため凝固亢進状況にあることが示された。このため播種性血管内凝固症候群発症時の治療薬としてTMがなりうることが考えられた。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1136/vr.156.26.839
发表时间:
2005-06-25
期刊:
VETERINARY RECORD
影响因子:
2.2
作者:
[Maruyama, H, Watari, T, Tokuriki, M]
通讯作者:
Tokuriki, M
DOI:
10.1292/jvms.66.573
发表时间:
2004-05-01
期刊:
JOURNAL OF VETERINARY MEDICAL SCIENCE
影响因子:
1.2
作者:
[Maruyama, H, Miura, T, Hasegawa, A]
通讯作者:
Hasegawa, A
Molecular Cloning of Canine Thrombomodulin cDNA and Expression in Normal Tissues.
犬血栓调节蛋白 cDNA 的分子克隆及其在正常组织中的表达。
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
J.Vet.Med.Sci. 66.11
影响因子:
--
作者:
[Haruhiko MARUYAMA, Rui KANO, Toshihiro WATARI et al.]
通讯作者:
Toshihiro WATARI et al.
犬の特発性血小板減少性紫斑病における自己抗体の解析
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批准号:07760294
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:亘 敏広
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依托单位:
犬の血小板膜糖蛋白GPIIb/IIIaに関する研究
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批准号:06760278
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:亘 敏広
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依托单位:
動物における血小板機能に関する研究
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批准号:05760240
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:亘 敏広
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依托单位:
犬における好中球の分化増殖および機能に関する研究
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批准号:03760216
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.45万
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财政年份:1991
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负责人:亘 敏広
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依托单位:
国内基金
海外基金
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热带地区警用犬种质资源的研究、创新利用与营养保健技术体系的建立
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批准号:
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:王学梅
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批准号:2026JJ30094
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项目类别:省市级项目
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批准号:2026JJ60308
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批准号:QN25C180015
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负责人:许宝红
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