糖転移酵素ノックアウトマウスを用いたバベシア原虫による赤血球感染機構の解明
糖転移酵素ノックアウトマウスを用いたバベシア原虫による赤血球感染機構の解明
批准号:
18658112
负责人:
五十嵐 郁男
金额:
$2.24万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
本研究の目的は、赤血球膜上の感染受容体候補分子の構造・合成に関わる各種機能蛋白質ノックアウト(KO)マウスを活用して、バベシア原虫による赤血球感染分子機構を明らかにすることにあった。得られた成果を以下にまとめる。1)シアル酸転移酵素(ST3Gall)KOマウス及びグライコフォリン(GPA)KOマウスを準備し、マウスバベシア原虫(Babesia rodhaini)を感染させ、致死率や原虫の増殖率の変化等をコントロールマウスと比較して観察した。その結果、ST3GallKOマウスの感染病態はコントロールマウスのそれらと有意な差は見られなかったのに対して、GPAKOマウスはマウスバベシア原虫に対して完全な耐性を示すことが明らかとなった。2)上記2種類のKOマウスの赤血球膜上のシアル化糖鎖構造を検証した結果、GPAKOマウスの赤血球膜はGPAに加えてα2,3結合型シアル酸分子が著しく脱落していたのに対して、ST3GallKOマウスの赤血球膜上のシアル化糖鎖構造はコントロールのそれとほぼ同じであった。3)試験管内培養を用いた成果により、シアル酸を除去した赤血球にはウシ(Babesia bovis)及びウマバベシア原虫(Babesia caballi)は侵入できないことが示された。4)感染抵抗性を示すGPAKOマウスを用いてマウスバベシア原虫の感染実験を継続した結果、GPAKO赤血球で増殖できるマウスバベシア原虫が出現した。これらの成果から、「GPA上に付加されているα2,3結合型シアル酸分子が、バベシア原虫が赤血球に侵入する際の宿主側感染受容体分子である」ことが示された。しかし、「α2,3結合型シアル酸分子に依存しない別の赤血球侵入経路も存在する」ことが示され、バベシア症に対する予防法及び治療法を開発していく上で有用な知見が得られた。
英文摘要
本研究の目的は、赤血球膜上の感染受容体候補分子の構造・合成に関わる各種機能蛋白質ノックアウト(KO)マウスを活用して、バベシア原虫による赤血球感染分子機構を明らかにすることにあった。得られた成果を以下にまとめる。1)シアル酸転移酵素(ST3Gall)KOマウス及びグライコフォリン(GPA)KOマウスを準備し、マウスバベシア原虫(Babesia rodhaini)を感染させ、致死率や原虫の増殖率の変化等をコントロールマウスと比較して観察した。その結果、ST3GallKOマウスの感染病態はコントロールマウスのそれらと有意な差は見られなかったのに対して、GPAKOマウスはマウスバベシア原虫に対して完全な耐性を示すことが明らかとなった。2)上記2種類のKOマウスの赤血球膜上のシアル化糖鎖構造を検証した結果、GPAKOマウスの赤血球膜はGPAに加えてα2,3結合型シアル酸分子が著しく脱落していたのに対して、ST3GallKOマウスの赤血球膜上のシアル化糖鎖構造はコントロールのそれとほぼ同じであった。3)試験管内培養を用いた成果により、シアル酸を除去した赤血球にはウシ(Babesia bovis)及びウマバベシア原虫(Babesia caballi)は侵入できないことが示された。4)感染抵抗性を示すGPAKOマウスを用いてマウスバベシア原虫の感染実験を継続した結果、GPAKO赤血球で増殖できるマウスバベシア原虫が出現した。これらの成果から、「GPA上に付加されているα2,3結合型シアル酸分子が、バベシア原虫が赤血球に侵入する際の宿主側感染受容体分子である」ことが示された。しかし、「α2,3結合型シアル酸分子に依存しない別の赤血球侵入経路も存在する」ことが示され、バベシア症に対する予防法及び治療法を開発していく上で有用な知見が得られた。
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Cyclin-dependent kinase inhibitors block erythrocyte invasion and intraerythrocytic develo
细胞周期蛋白依赖性激酶抑制剂阻断红细胞侵袭和红细胞内发育
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Parasitology 134
影响因子:
--
作者:
[Nakamura, K., Yokoyama, N., and Ig]
通讯作者:
and Ig
Erythrocyte invasion by Babesia parasites : current advance in elucidation of molecular interactions between the protozoan ligands and host receptors in the invasion stage (Review).
巴贝虫寄生虫对红细胞的侵袭:阐明侵袭阶段原生动物配体与宿主受体之间分子相互作用的最新进展(综述)。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Vet.Parasitol. 138
影响因子:
--
作者:
[Yokoyama, N., Okamura, M., Igarashi, I.]
通讯作者:
I.
Glycophorin A-knockout mice, which lost sialoglycoproteins from the red blood cell membr
血型糖蛋白 A 敲除小鼠,红细胞膜上失去唾液酸糖蛋白
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Vet. Parasitol. 148
影响因子:
--
作者:
[Takabatake, N., Okamura, M., Yoko]
通讯作者:
Yoko
DOI:
10.1017/s0031182006009917
发表时间:
2006-06-01
期刊:
PARASITOLOGY
影响因子:
2.4
作者:
[Bork, S., Das, S., Igarashi, I.]
通讯作者:
Igarashi, I.
Glycophorin Aノックアウトマウス内で増殖する Babesia rodhaini の分離
血型糖蛋白 A 敲除小鼠中生长的罗氏巴贝虫的分离
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[高畠規之, 井関博, 池原譲, 関水和久, 横山直明, 五十嵐郁男]
通讯作者:
五十嵐郁男
共 20 条
バベシア原虫の完全長cDNAライブラリーを活用した新規診断・予防用抗原の探索
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批准号:22248035
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$7.74万
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财政年份:2010
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负责人:五十嵐 郁男
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依托单位:
免疫電顕法によるマラリア感染マウス肝臓中のT細胞の動態
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批准号:60770296
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1985
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负责人:五十嵐 郁男
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依托单位:
海外基金