ドラッグデリバリーシステムを用いた細胞増殖因子による声帯萎縮の治療
ドラッグデリバリーシステムを用いた細胞増殖因子による声帯萎縮の治療
批准号:
19659436
负责人:
平野 滋
金额:
$2.11万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2008
中文摘要
肝細胞増殖因子(HGF)を用いた声帯瘢痕の粘膜再生実験を行った。HGFにゼラチンハイドロゲルを付加することで、声帯粘膜内で2週間かけて除放するドラッグデリバリーシステムを構築した。これを用いてイヌ瘢痕声帯のin vivoにおける再生効果を検討した。イヌ声帯の一側を切除することで瘢痕を形成した。1ヶ月後および6ヵ月後の急性・慢性瘢痕に対し、それぞれHGFハイドロゲルを局所注射した。その効果を急性瘢痕においては6ヵ月後に、慢性瘢痕に対しては3ヵ月後に検討した。検討項目は摘出喉頭を用いた吹鳴実験による声帯粘膜の振動状態の定量化、ならびに喉頭の組織学的解析とした。(1)急性瘢痕に対する効果:吹鳴実験による声帯振動においては、HGF治療を行わなかった瘢痕声帯に対し、声帯振動の振幅の増大、声門閉鎖不全の改善、発声閾値声門下圧の有意な低下を認め、機能的な再生効果が認められた。組織学的検討においては、HGF治療群において、コラーゲンの蓄積の解消、ヒアルロン酸の回復、エラスチンの回復など、声帯の粘膜振動に必要な細胞外マトリックスの再構築が確認された。(2)慢性瘢痕に対する効果:慢性瘢痕にHGFを投与した群では、声門閉鎖不全は有意な改善は認められなかったが、声帯振動振幅の改善と発声閾値声門下圧の有意な低下を認め、急性瘢痕ほどではないが、粘膜の再生効果がえられた。組織学的にも、コラーゲンの過剰蓄積は解消され、ヒアルロン酸の回復が観察された。これらの結果は、HGFが急性瘢痕のみならず、治療が最も困難な慢性瘢痕においても、ある程度の粘膜再生効果を有することを示した。HGFを除放化することで、その効果がより強力にできた可能性が考えられた。
英文摘要
肝細胞増殖因子(HGF)を用いた声帯瘢痕の粘膜再生実験を行った。HGFにゼラチンハイドロゲルを付加することで、声帯粘膜内で2週間かけて除放するドラッグデリバリーシステムを構築した。これを用いてイヌ瘢痕声帯のin vivoにおける再生効果を検討した。イヌ声帯の一側を切除することで瘢痕を形成した。1ヶ月後および6ヵ月後の急性・慢性瘢痕に対し、それぞれHGFハイドロゲルを局所注射した。その効果を急性瘢痕においては6ヵ月後に、慢性瘢痕に対しては3ヵ月後に検討した。検討項目は摘出喉頭を用いた吹鳴実験による声帯粘膜の振動状態の定量化、ならびに喉頭の組織学的解析とした。(1)急性瘢痕に対する効果:吹鳴実験による声帯振動においては、HGF治療を行わなかった瘢痕声帯に対し、声帯振動の振幅の増大、声門閉鎖不全の改善、発声閾値声門下圧の有意な低下を認め、機能的な再生効果が認められた。組織学的検討においては、HGF治療群において、コラーゲンの蓄積の解消、ヒアルロン酸の回復、エラスチンの回復など、声帯の粘膜振動に必要な細胞外マトリックスの再構築が確認された。(2)慢性瘢痕に対する効果:慢性瘢痕にHGFを投与した群では、声門閉鎖不全は有意な改善は認められなかったが、声帯振動振幅の改善と発声閾値声門下圧の有意な低下を認め、急性瘢痕ほどではないが、粘膜の再生効果がえられた。組織学的にも、コラーゲンの過剰蓄積は解消され、ヒアルロン酸の回復が観察された。これらの結果は、HGFが急性瘢痕のみならず、治療が最も困難な慢性瘢痕においても、ある程度の粘膜再生効果を有することを示した。HGFを除放化することで、その効果がより強力にできた可能性が考えられた。
期刊论文(22)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Drug delivery system of hepatocyte growth factor for the treatment of vocal fold scarring in a canine model.
肝细胞生长因子的药物递送系统用于治疗犬模型中的声带疤痕。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Ann Otol Rhinol Laryngol. 116
影响因子:
--
作者:
[Ohno, T.]
通讯作者:
T.
DOI:
10.1097/mlg.0b013e3181845720
发表时间:
2008-12-01
期刊:
LARYNGOSCOPE
影响因子:
2.6
作者:
[Hirano, Shigeru, Kishimoto, Yo, Ito, Juichi]
通讯作者:
Ito, Juichi
Hepatocyte growth factor drug delivery system for the treatment of vocal fold scarring in a canine model.
肝细胞生长因子药物递送系统用于治疗犬模型中的声带疤痕。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ohno T, Hirano S, et. al.]
通讯作者:
et. al.
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yamashita M, Hirano S, Kanemaru S., Hirano S.]
通讯作者:
Hirano S.
Temporal chanage of vibratoy and acoustic functions of vocal fold scar after coredectomy.
声带疤痕核心切除术后振动和声学功能的时间变化。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kishimoto Y, Hirano S, Suehiro A, Kanemaru S.]
通讯作者:
Kanemaru S.
共 22 条
重症声帯瘢痕に対するハイブリッド再生医療の確立のための基礎的研究
-
批准号:24K12704
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2024
-
负责人:平野 滋
-
依托单位:
発声障害者の末梢・中枢における病態に関する研究
-
批准号:11770988
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1999
-
负责人:平野 滋
-
依托单位:
海外基金