脳の老化過程の二元論的解析に関する基礎的検討
脳の老化過程の二元論的解析に関する基礎的検討
批准号:
03455009
负责人:
野口 淳夫
金额:
$2.69万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
财政年份:
1991
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1991 至 1993
中文摘要
ヒトの老化機構を解明するため、サル類を用いたモデル作出の基礎的検討を行うことが本研究の目的であった。方法としては、MRIを用いた画像解析を主に用い、肉眼的解剖所見、組織学的所見を加えた。その結果、本年度を含むこれまでの研究で、マカク属サルの脳の正常老化の様相が明確になった。サル類の脳の老化像はヒトと現象的にはかなり異なる。すなわち、加齢サルにおいては脳の萎縮や脳室の拡大が極めて微弱である、また血管性の異常も殆ど見られない。対象としたカニクイザルなどのマカク属サルは系統発生学的にヒトに近縁であり、同じ霊長類であり、30年度の寿命を持つ長寿動物であることを考慮に入れると、脳の老化像におけるヒトとサルの違いはヒトの脳の老化に重大な問題を提起している。第一に、血管性の異常がヒトにのみ見られ、サル類には観察されないことであるが、血管の老化が寿命に比例せず、絶対年齢を反映する可能性、何らかの理由でサル類の血管は老化しにくい可能性、あるいはヒトもサルも脳の血管は一般に考えられているほどには老朽化しないが、身体部の血管の老朽化がヒトではサルに比し、早く進行し二次的に脳の血管異常として現れる可能性の三つが考えられた。第二の問題は脳の萎縮がサルで殆ど観察されない理由である。脳の萎縮、脳室の拡大が血管系の老化による栄養補給不全、あるいは老廃物の代謝、分解処理不全によるのであれば、二次的現象として第一の問題に包含される。一方、神経細胞の寿命に起因するとすれば、血管の老化と同様サルとヒトの神経細胞またそれを支持する細胞の生物学的違いがなければならないことになる。本研究は、結果的に比較生物学手法によって、ヒトの脳の老化の特殊性を明確にした。またその結果個体の寿命と脳における血管および神経細胞の寿命の乖離または、一致という課題を提起し、ヒトの脳の老化防止への新たな可能性を示唆したと考えられる。
英文摘要
ヒトの老化機構を解明するため、サル類を用いたモデル作出の基礎的検討を行うことが本研究の目的であった。方法としては、MRIを用いた画像解析を主に用い、肉眼的解剖所見、組織学的所見を加えた。その結果、本年度を含むこれまでの研究で、マカク属サルの脳の正常老化の様相が明確になった。サル類の脳の老化像はヒトと現象的にはかなり異なる。すなわち、加齢サルにおいては脳の萎縮や脳室の拡大が極めて微弱である、また血管性の異常も殆ど見られない。対象としたカニクイザルなどのマカク属サルは系統発生学的にヒトに近縁であり、同じ霊長類であり、30年度の寿命を持つ長寿動物であることを考慮に入れると、脳の老化像におけるヒトとサルの違いはヒトの脳の老化に重大な問題を提起している。第一に、血管性の異常がヒトにのみ見られ、サル類には観察されないことであるが、血管の老化が寿命に比例せず、絶対年齢を反映する可能性、何らかの理由でサル類の血管は老化しにくい可能性、あるいはヒトもサルも脳の血管は一般に考えられているほどには老朽化しないが、身体部の血管の老朽化がヒトではサルに比し、早く進行し二次的に脳の血管異常として現れる可能性の三つが考えられた。第二の問題は脳の萎縮がサルで殆ど観察されない理由である。脳の萎縮、脳室の拡大が血管系の老化による栄養補給不全、あるいは老廃物の代謝、分解処理不全によるのであれば、二次的現象として第一の問題に包含される。一方、神経細胞の寿命に起因するとすれば、血管の老化と同様サルとヒトの神経細胞またそれを支持する細胞の生物学的違いがなければならないことになる。本研究は、結果的に比較生物学手法によって、ヒトの脳の老化の特殊性を明確にした。またその結果個体の寿命と脳における血管および神経細胞の寿命の乖離または、一致という課題を提起し、ヒトの脳の老化防止への新たな可能性を示唆したと考えられる。
期刊论文(18)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
K.Hashiba A.Noguchi: "Sequence analysis of DPBI-like genes in cynomolgus monkeys" Immunogenetics. 38. 462-462 (1993)
K.Hashiba A.Noguchi:“食蟹猴中 DPBI 样基因的序列分析”免疫遗传学。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
M.Murayama 他: "Peripheral CD4^+CD^<8+> cells and Slo enfecfior in Afrecan Green Monkey" XIV^<th> Congress of the Int.Primatol.Soc. 356-356 (1992)
M. Murayama 等人:“非洲绿猴中的外周 CD4^+CD^<8+> 细胞和 Slo enfecfior”,第 XIV^<th> 次 Int.Primatol.Soc 大会 (1992)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
K.Itashika,K.Teruo,A.Noguchi: "Major histocompatibility comples of cynomolgus monkey(Macaca fascicularis)" PRIMATOLOGY TODAY.Elesevior Amsterdam. 647-650 (1991)
K.Itashika、K.Teruo、A.Noguchi:“食蟹猴(Macaca fascicularis)的主要组织相容性复合体”今日灵长类学。Elesevior 阿姆斯特丹。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
吉澤 卓 他: "重水素磁気共鳴を用いた脳血流量測定法の開発に関する基礎的検討" 日本磁気共鳴会学. 10.4. 240-246 (1990)
Takashi Yoshizawa 等:“利用氘磁共振进行脑血流测量方法的开发的基础研究”日本磁共振协会 10.4 240-246 (1990)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
A.Noguchi: "A few remarks on aged monkey brain by MRI" PRIMATOLOGY TODAY. 461-464 (1991)
A.Noguchi:“MRI 对老年猴子大脑的一些评论”《今日灵长类学》。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 13 条
エイズ感染・発症に伴うU6抗原の動態と意義の解明ーSIV_<Mac>に感染・発症したサルを用いたエイズの新しい指標の解析
-
批准号:03219102
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.79万
-
财政年份:1991
-
负责人:野口 淳夫
-
依托单位:
SIV_<Mac>によるマカク属サルの感染・発症機構の研究ー特に免疫学的動態解析を中心にー
-
批准号:02235102
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.05万
-
财政年份:1990
-
负责人:野口 淳夫
-
依托单位:
マカク属サル類を用いた霊長類の免疫細胞系の動態モデルの確立
-
批准号:01653502
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.11万
-
财政年份:1989
-
负责人:野口 淳夫
-
依托单位:
液体ヘリウムを用いた超急速細胞凍結装置の開発
-
批准号:62890003
-
项目类别:Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
-
资助金额:$2.82万
-
财政年份:1987
-
负责人:野口 淳夫
-
依托单位:
補体C3レセプターとHLA-B抗原系のヒトリンパ球膜上における関係について
-
批准号:X00095----367422
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
-
资助金额:$0.28万
-
财政年份:1978
-
负责人:野口 淳夫
-
依托单位: