低線量放射線の発癌閾値の検証
低線量放射線の発癌閾値の検証
批准号:
03808025
负责人:
大津山 彰
金额:
$0.7万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1991
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1991 至 1992
中文摘要
本研究は、放射線のマウス皮膚への局所反復照射を基本とし、各実験群における1回当たりの放射線量を変え、低線量に至る段階でどのように発がん率が変化するかを、マウスの生涯にわたり定量的に追跡する。このとき、放射線発がんにおいて低線量域で特に重要な問題になっている発がん閾値線量存在の有無を確認すること、さらに発がんにかかわる遺伝子群の変化を検索することを目的としている。本年度も、当初の実験計画にしたがって実験を行なった。マウスの背部皮膚直径2cmの円内を^<90>Sr-^<90>Y線源から得られるベータ線で、週3回がんが発生するまであるいはマウスの寿命がつきるまで反復照射した。1回当たりの照射線量は、50、150、300、800cGyとし、各照射線量につきそれぞれ1群300匹(50cGy群は50匹)とした。800cGy照射群では照射開始後245日、300cGy群では281日、150cGy群では488日に最初の発がんが見られた。その後、800cGy照射群では照射開始後444日、300cGy群では527日、150cGy群では701日に積算発がん率100%に達した。ところが50cGy群では照射開始後1284日に実験群中最後の1匹が死亡するまで、発がんは観察されなかった。ちなみにこの群の生存曲線と非照射対照照群のものには差がなく、この程度の線量ではたとえ週3回一生涯照射を続けられても、生存率に影響はないことがわかった。これらの結果は、ここで用いた反復照射という条件による放射線発がんには、従来放射線発がんには無いとされていた閾値が存在することを示している。またこれらの実験群から60個の腫瘍を得、そのうち29個についてRT-PCR、SSCP法を用いて発がん抑制遺伝子とされているp53遺伝子の変異を調べ、変異があると思われるものを選びDNAの配列を検索した。を行った。そのうち1例で点突然変異、3例でデリーション、1例でインサーションがみられており、放射線誘発腫瘍には今までに報告されていない特異的なタイプの変異が起こっていることがわかった。本年度でこの実験は終了となるが、目的としていた放射線発がんにおける閾値線量の有無の問題に関しては、反復照射による発がんで閾値が存在することを見いだした。また放射線誘発腫瘍の発がん関連遺伝子異常の検索に関しては、発がん抑制遺伝子であるp53遺伝子に放射線特異的な変異を見いだし当初の研究目的を達成できた。
英文摘要
本研究は、放射線のマウス皮膚への局所反復照射を基本とし、各実験群における1回当たりの放射線量を変え、低線量に至る段階でどのように発がん率が変化するかを、マウスの生涯にわたり定量的に追跡する。このとき、放射線発がんにおいて低線量域で特に重要な問題になっている発がん閾値線量存在の有無を確認すること、さらに発がんにかかわる遺伝子群の変化を検索することを目的としている。本年度も、当初の実験計画にしたがって実験を行なった。マウスの背部皮膚直径2cmの円内を^<90>Sr-^<90>Y線源から得られるベータ線で、週3回がんが発生するまであるいはマウスの寿命がつきるまで反復照射した。1回当たりの照射線量は、50、150、300、800cGyとし、各照射線量につきそれぞれ1群300匹(50cGy群は50匹)とした。800cGy照射群では照射開始後245日、300cGy群では281日、150cGy群では488日に最初の発がんが見られた。その後、800cGy照射群では照射開始後444日、300cGy群では527日、150cGy群では701日に積算発がん率100%に達した。ところが50cGy群では照射開始後1284日に実験群中最後の1匹が死亡するまで、発がんは観察されなかった。ちなみにこの群の生存曲線と非照射対照照群のものには差がなく、この程度の線量ではたとえ週3回一生涯照射を続けられても、生存率に影響はないことがわかった。これらの結果は、ここで用いた反復照射という条件による放射線発がんには、従来放射線発がんには無いとされていた閾値が存在することを示している。またこれらの実験群から60個の腫瘍を得、そのうち29個についてRT-PCR、SSCP法を用いて発がん抑制遺伝子とされているp53遺伝子の変異を調べ、変異があると思われるものを選びDNAの配列を検索した。を行った。そのうち1例で点突然変異、3例でデリーション、1例でインサーションがみられており、放射線誘発腫瘍には今までに報告されていない特異的なタイプの変異が起こっていることがわかった。本年度でこの実験は終了となるが、目的としていた放射線発がんにおける閾値線量の有無の問題に関しては、反復照射による発がんで閾値が存在することを見いだした。また放射線誘発腫瘍の発がん関連遺伝子異常の検索に関しては、発がん抑制遺伝子であるp53遺伝子に放射線特異的な変異を見いだし当初の研究目的を達成できた。
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Akira Ootsuyama Kazuhiko Tanaka Hiroshi Tanooka: "Clonal Origin of Skin and Bone Tumors Produced by Repeated Beta-irradiation in Mosaic cell Mice." Jpn.J.Cancer Res.83. 964-967 (1992)
Akira Ootsuyama Kazuhiko Tanaka Hiroshi Tanooka:“马赛克细胞小鼠重复 β 辐射产生的皮肤和骨肿瘤的克隆起源。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Akira Ootsuyama Hiroshi Tanooka: "Effect of an Inhibitor of Tumor Promotion,α-Difluoromethylornithine,on Tumor Induction by Repeated Beta Irradiation in Mice" Jpn.J.Cancer Res.84. 34-36 (1993)
Akira Ootsuyama Hiroshi Tanooka:“肿瘤促进抑制剂 α-二氟甲基鸟氨酸对小鼠重复 β 辐射诱导肿瘤的影响”Jpn.J.Cancer Res.84 (1993)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Akira Ootsuyama Hiroshi Tanooka: "Zero Tumor Incidence in Mice after Repeated Lifetime Exposures to 0.5 Gy of Beta Radiation" Radiation Res.134. (1993)
Akira Ootsuyama Hiroshi Tanooka:“终生反复暴露于 0.5 Gy β 辐射后,小鼠肿瘤发病率为零”Radiation Res.134。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Hiroshi Tanooka Akira Ootsuyama: "Threshold-like Dose Response of Mouse Skin Cancer Induction for repeated Beta Irradiation and its Relevance to Radiation-induced Human Skin Cancer" J.Cancer Res.Clin.Oncol.128. 231-241 (1993)
Hiroshi Tanooka Akira Ootsuyama:“重复 Beta 辐射诱发小鼠皮肤癌的阈值剂量反应及其与辐射诱发的人类皮肤癌的相关性”J.Cancer Res.Clin.Oncol.128。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Hiroshi Tanaooka,Akira Ootsuyama: "Radiation Carcinogenesis in Mouse Skin and Its Threshold-like Response" J.Radiat.Res.Supplement.
Hiroshi Tanaooka、Akira Ootsuyama:“小鼠皮肤的辐射致癌及其阈值样反应”J.Radiat.Res.Suplement。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 7 条
生体内の機能細胞における放射線誘発DNA損傷・突然変異の蓄積の有無に関する検証
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批准号:17651032
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2005
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负责人:大津山 彰
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依托单位:
放射線発がんにおける閾値線量の検証
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批准号:01780258
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1989
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负责人:大津山 彰
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依托单位:
海外基金